陸上競技とスポーツ傷害

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どうも、こんにちは。

最近、やらなきゃいけないことをついつい後回しにしてしまう傾向があります。
そして、そのまま忘れていることも出てきてしまいました。
来年度5月から病院を移ることもあり、今の大学病院での仕事に対するモチベーションはあからさまに低下しています。

しかし、やりたいこと、やらなきゃいけないことは腐るほどあります。
時間を無駄にしたくないので、また毎日のノルマをちゃんと書き始めるようにしようかなと思います。
今日からさっそく始めます。

さて、今日はスポーツ種目別のスポーツ傷害についてまとめていきます。
今回は、「陸上競技」についてやっていきましょう。

関連記事:スポーツ傷害」スポーツ外傷・障害の違い、わかってますか?
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競技特性

スポーツ種目ごとのスポーツ傷害を考えるにあたって、そのスポーツ種目の競技特性を理解することが大切です。

陸上競技は、陸上で行われるすべての競技の基本動作を競う競技であると考えることができます。
陸上競技にない動作は「蹴る」と「打つ」くらいです。

スポーツのトレーニングは基本的な動作を反復練習するのが常ですが、なかでもその単独要素を専門的に行う陸上競技では、同一動作の反復が他の競技に比べて著しく多くなります。

以下、陸上競技のなかで代表的な種目として、以下の3つに大別して、それぞれの特性について述べていきます。

短距離・跳躍
長距離
投てき

短距離・跳躍

短距離・跳躍(ハードルを含む)は瞬発的な身体移動を行う種目です。
できる限り速いピッチと大きなストライドが求められたり(短距離)、より大きい蹴り出しの力で大きく重心移動させたり(走幅跳び、三段跳び、走高飛び、棒高跳び)、走りに障害を越えることが加わる(ハードル)という各々の特徴があります。

これらの種目では大きな推進力を生むために下肢の筋活動が要求され、下肢の大きな筋である大腿四頭筋・ハムストリング・腓腹筋などの急性の筋損傷(肉離れ)や、これらに連続する腱(膝蓋腱・アキレス腱・足底腱膜など)、高い衝撃が反復して加わる骨(脛骨の跳躍型疲労骨折・舟状骨・中足骨)の慢性損傷が起こりやすいとされています。

関連記事:肉離れ①(メカニズム・特徴)

長距離

長距離や競歩では、長時間のランニングあるいは歩行動作が要求され、高い有酸素能力と筋持久性が求められます。
したがって、その間の着地と蹴り出し動作の回数はおびただしいものとなります。
そのため、大部分の損傷は慢性経過で発生します。

着地時の衝撃の伝わる骨(脛骨・中足骨など)では疲労骨折が、着地や蹴り出しの際に弾性エネルギーを蓄積・放出する腱(アキレス腱・膝蓋腱)では腱症・腱周囲炎などが、また筋自体にも多量の細胞損傷やそれに伴う浮腫による内圧上昇(コンパートメント症候群)を生じます。

長距離系の種目では、体重や体脂肪率が少ないほうが競技上有利と考え、体重や体脂肪率を低く抑えようとする選手や指導者が多いとされています。
そのため、骨密度が低くなり、女子選手では無月経を呈する者が多く、疲労骨折など慢性損傷の危険を高めることにもなっています。

女性アスリートに多いスポーツ傷害|靭帯損傷、疲労骨折

2015.11.26

投てき種目

投てき種目は、選手の体型も前2種目とは異なり、大きなパワーを発揮できる筋量が多く、体重が重い選手が多いです。
また、走りという重心移動とはまったく異なり、砲丸・円盤・槍・ハンマーを投げるという上肢を使った動作であり、より遠くに投げるために下肢・体幹の筋力を用います。
そのため、他の種目ではほとんど発生しない肩や肘など上肢の慢性損傷が多く、体幹や下肢の急性の筋損傷も比較的多いといわれています。

障害マップ

以上のように、3つの異なる動作を主運動とする種目系統に大別されるため、障害マップも3つに分けて紹介します。

短距離・跳躍

足関節・アキレス腱 30%
足部 25%
• 膝 15%
• 腰 15%
• 下腿 5%

長距離

下腿 30%
足部 25%
• 足関節・アキレス腱 20%
• 腰部・殿部 10%
• 大腿 10%
• 膝 10%

投てき

膝 30%
腰部 25%
• 肩 15%
• 殿部・大腿 10%
• 肘 10%
• 足関節・アキレス腱 10%

種目系統によって、起こりやすいスポーツ傷害が違ってくることがわかりますね。

参考図書

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