サッカー日本代表チームドクターを目指す整形外科医のブログ

目指せスポーツドクター

カテゴリー

検索

スポーツ医療者の検索はこちら。医療者の方は登録もお願いします。

整形外科手術後における後療法のおすすめ教科書【厳選4選】

 
整形外科 後療法 リハビリテーション 教科書
Sponsored Link
Sponsored Link
この記事を書いている人 - WRITER -
サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
詳しいプロフィールはこちら

 

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

よせやん

今日は整形外科手術後における後療法のおすすめ教科書を紹介しようと思います。

運動器疾患を診る方の参考になれば幸いです。

Contents

後療法とは

僕たち整形外科医は骨折や脱臼、靭帯断裂などの外傷、変形性関節症などの変性疾患に対して手術を行いますが、手術後にギプスなどの外固定をどれくらいの期間行うか、可動域訓練や荷重訓練などのリハビリテーションはいつから行うかなどの治療プログラムは非常に大切です。

後療法とは、この手術後の治療プログラムのことをいいます。

 

現在、整形外科では低侵襲性手術の進歩によって術後の疼痛が軽減し、また内固定法の進歩によって強固な内固定となる手術技術が開発され、術後はより早期からの積極的なプログラムの導入が可能になり、術後のリハビリテーションによる早期離床、早期退院、早期社会復帰を目指せるようになってきています。

術後の治療プログラムを決めるのは日本では整形外科医(欧米では整形外科医は手術のみを行い、手術後の治療プログラムはリハビリテーション医が行います)ですが、若手整形外科医の場合、例えば骨折に対して骨接合術を行ったものの、後療法をどうしたらいいのかわからないということが多々あるかと思います。

 

しかし、後療法について勉強できる教科書を探そうと思っても、意外に見つからなくて困ります。

そこで、この記事では整形外科手術後の後療法のおすすめ教科書を紹介しようと思います。

 

また、この術後プログラムは、整形外科医だけでなく、病院でリハビリテーションを行う理学療法士、作業療法士、接骨院やチームでリハビリテーションを行うアスレチックトレーナー、柔道整復師などの医療チームと患者さんで共有し、密接な連携を保って、整然とした流れの中で行われることが重要です。

これらの業種の方も参考にして頂けたら幸いです。

 

後療法の総論おすすめ教科書

最初に紹介するのがこの教科書です。

代表的な整形外科疾患の「術後理学療法の進め方」と「理学療法プログラム(リハ進行一覧表)」が1つにまとまった教科書です。

この教科書は整形外科疾患のなかでも臨床現場で接する頻度の高い疾患(脊椎・肩関節・肘関節・手関節と手指と前腕・股関節と大腿・膝関節と下腿・足関節と足部)を中心にまとめられています。

 

全ての疾患について知ることはできませんが、後療法の総論的な教科書として持っておくと非常に有用かと思います。

よせやん

以下に紹介する教科書は後療法だけに特化した教科書ではありませんが、後療法についてもまとめられており、後療法を学ぶために有用と思うものを紹介しています。

骨折の後療法

続いて、骨折の後療法の教科書を紹介します。

骨折治療のスタンダードといえばもちろんAO法ですよね。

この教科書では、代表的な骨折に対する内固定術についてまとめられており、その術後の後療法についても学ぶことができます

自分もAO seminarに参加して、AO法が推奨する後療法は今まで自分がやってきたよりも外固定期間が短くROM訓練を行うのが非常に早いことに驚かされました。

 

ロッキングプレートなどによる強固な内固定が行われるようになり、骨折の後療法は大きく変化しているので、整形外科医はこの本で後療法について勉強しておくとよいでしょう。

よせやん

もう1冊、骨折の後療法を勉強するための教科書を紹介しておきます。

この教科書は僕ができると思う先輩に勧めてもらった教科書ですが、各骨折に対しての考え方、保存療法、手術療法、後療法について勉強することができます

典型的な骨折については先ほど紹介した教科書で勉強していますが、そちらに載っていない骨折も多くありますので、そういった骨折に対してはこちらの教科書を使っています。

 

この2冊があれば、整形外科の基本である骨折のほとんどを網羅できるでしょう。

よせやん

手の外科の後療法

続いて、手の外科の後療法の教科書です。

手の外科は骨折以外にも腱断裂や神経障害などで手術する機会が多いかと思いますが、マニアックすぎて専門書がないと正直カバーできる気がしません。

 

僕は1冊は手の外科の教科書を持っておくべきだと思います。

よせやん

この教科書は2016年に発売された比較的新しい教科書ですが、手の外科の疾患に対する手術アプローチについてだけでなく、後療法についても疾患ごとにしっかりとまとまっていて非常におすすめです。

もちろん整形外科医だけでなく、作業療法士の先生にもおすすめです。

 

おわりに

以上、今回は整形外科手術後の後療法のおすすめ教科書を紹介しました。

 

勉強しようと思って教科書を探してみても意外に見つからなくて困る後療法の教科書。

この記事を参考にして頂ければ幸いです。

 

 

本気でスポーツ医学と運動器診療を学びたい人のために!

  • どこにいても(都会でも地方でも)
  • 誰でも(医師・理学療法士・鍼灸師・柔道整復師・トレーナー・学生などスポーツに関わる全ての人)
  • いつでも(24時間)

利用可能なスポーツセミナー動画配信サービス!!

1週間1円トライアル実施中!!

この記事を書いている人 - WRITER -
サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
詳しいプロフィールはこちら
関連記事(一部Sponsored Link含む)

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Copyright© 目指せスポーツドクター , 2017 All Rights Reserved.