足内側の痛みの原因となり得る外脛骨とは|外脛骨の分類も紹介

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どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

金曜日も終わって週末に入りましたね。今週末は整形外科待機はありますが、週末にサッカー・フットサルの試合もないし、スポーツドクターとしての仕事もないめずらしい週末です。

ですので、久しぶりに日曜日は大学サッカー部のOBで作っている社会人サッカーチームの試合に参戦してこようと思います。動ける人ばかりではないですが、大学時代の仲間や先輩たちとサッカーするのも面白いですよね。

さて、本日は久しぶりに足の外科の疾患についてまとめようと思います。

今回のテーマは有痛性外脛骨障害です。

外脛骨は副骨の1つでしたね。副骨については以前詳しくまとめました。あまり覚えていないって方は下の記事を読んでみてくださいね。

足の代表的な副骨障害|副骨・副骨端核・副骨障害についても解説!

2016.02.06

先日、僕の弟が近くの整形外科を受診してレントゲンも撮ったのに、全然説明してくれなくて結局原因がわからなかったから1回診て欲しいと今の病院を受診してきました。で、その原因が有痛性外脛骨障害だったのでまとめようと思ったわけです。

というわけで、この記事ではまず外脛骨とは何なのか、そして、外脛骨の分類についてまとめていこうと思います。

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外脛骨

外脛骨とは1605年にBauhinによって最初に報告された舟状骨の内側後下方に存在する副骨(図1)であり、os tibiale externum、accessory navicular、accessory tarsal scaphoidなどとも呼ばれています。

(Bauhin et al. J Bone Joint Surgery Am. 1915)

健常者の15%前後に認められ、無症状であるものが大部分ではありますが、急激な運動負荷や外傷を契機として有痛性になります。外脛骨のうち何らかの症状を呈するものは10〜30%程度とされています。

X線学的には、8〜10歳頃からはっきりと認められるようになりますが、その大きさや形状は様々です。


図1:外脛骨とは

実際のレントゲン写真も紹介しましょう(図2)。


図2:外脛骨のレントゲン写真

ちなみにこれは僕の弟のレントゲン写真です。

外脛骨の分類

次に、外脛骨の分類を紹介しておきます。

Veitchは外脛骨の大きさと形状および舟状骨との癒合の形態により3つの型に分類しています。

Veitchの分類

  • typeⅠ:外脛骨は小さく、舟状骨から分離して後脛骨筋の中に含まれている。
  • typeⅡ:舟状骨粗面部と線維性もしくは繊維軟骨性に結合しており、後脛骨筋付着部の一部となっっている。
  • typeⅢ:舟状骨と骨性癒合し、外脛骨は突起状を呈している。なお、typeⅡのものでも思春期以降に舟状骨と癒合してtypeⅢになるものがある。

 

typeⅠは外脛骨の大きさが2〜3mmほどの小さなもので、後脛骨筋腱内に埋没しています。typeⅠの外脛骨に関しては、種子骨(sesamoid)と表現する文献も多くあります。外脛骨のうち30%ほどの頻度です。

typeⅡは二次骨化中心として発生した骨とされ、前母趾(prehallux)とも表現されます。頻度は50〜60%です。

typeⅢは舟状骨粗面が突出して非常に目立つもので、typeⅡの外脛骨が骨癒合したものも含みます。

おわりに

以上、今回は外脛骨とは何なのか、そして、外脛骨の分類についてまとめました。

次回、外脛骨が有痛性となる原因、画像診断、治療についてまとめていこうと思います。

乞うご期待。

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