肉離れをクセにしないための再発予防 |再発の原因から考えてみよう!

Sponsored Link

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

昨日は夜フットサルをしていました。遊びでやっていたフットサルなのになぜかすごい疲れてしまって、疲労がたまった週初めです。

昨日のレスター戦見ましたか?僕は仕事しながら?全部見てたのですが、とにかく審判がひどい試合でした。前半の早い時間にヴァーディーの今季22点目の得点で先制しましたが、後半早々にヴァーディーがまさかのシュミレーションを取られて退場。退場はないだろって感じのプレイでした…。

そのままレスターはなんとか守り抜く流れでしたが、ウェストハムのコーナーキックでモーガンが相手選手との競り合いでまさかのPKを取られます。そのPKを決められて流れが変わり、その流れのままさらに追加点を許します。その後、レスターのコーナーキックかフリーキックか忘れましたが、レスターの選手が競り合いで首をつかまれて倒されますが、これはまさかのノーファール。そのまま試合終了かと思いましたが、試合終了間際にシュラップがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得します。

ただ、これは正直PKを取るほどのプレイではありませんでした。調整で無理矢理とったかのようなPKでした。このPKをウジョアが決め、結局は2−2で試合は終了しました。本当にめちゃくちゃな判定で、審判に振り回された試合だったと言えるでしょう。あのままレスターが負けてたら審判刺されてもおかしくないくらいの内容でした。レスターはあと4試合ですが、時節ヴァーディーが出場できないのが痛いですね。

さて、前振りが長くなってしまいましたが、今日は肉離れシリーズです。

今回の内容を理解するためにも、奥脇の分類とスポーツ復帰のところは非常に重要になってくるので、しっかり覚えていない方は先に復習しておいて下さい。

奥脇の分類|肉離れのスポーツ復帰時期を予測するMRIに基づく重症度分類

2016.04.14

肉離れのスポーツ復帰|復帰時期の目安と復帰を遅らせるマイナス因子

2016.04.15

肉離れのスポーツ復帰までの流れ|再発を予防しできるだけ早い復帰を目指す!

2016.04.16

今回は、「今回は肉離れがクセになりやすい原因とそれに対する対策、それを踏まえた上での肉離れの再発予防」についてやっていきます。

肉離れがクセになりやすい原因

スポーツ選手にとって、怪我は常に頭においておかなければいけないものですが、怪我は本当に辛いものであり、スポーツ復帰してすぐに再発してしまったときの絶望感は想像に難くないでしょう。

肉離れは再受傷・再損傷(再発)することが多く、「クセになりやすい」と言われています。

まず、この原因を考えてみましょう。

肉離れが「クセになりやすい」と言われる原因としては、大きく分けて以下の2つのケースが考えられます。

肉離れが再発が多い原因

  • 不完全な治癒による再発例
  • 損傷既往部周辺の再損傷例

では、これらのケースについて詳しく考察していきましょう。

不完全な治癒による再発例

これは、不完全に治癒したまま同じ部位を再受傷するケースです。

この原因としては、早すぎるスポーツ復帰が考えられるでしょう。

Ⅰ型であれば(筋腱移行部の損傷がなければ)痛みがなくなれば早期復帰が可能なので、あまり早すぎるスポーツ復帰の原因にはなっていないと思います。

おそらく、早すぎるスポーツ復帰をしてしまう原因としては、以下のことが考えられます。

早すぎるスポーツ復帰の原因

  • Ⅱ型であるのに選手が勝手に軽症であると判断し、医療機関を受診しない場合
  • 医療機関を受診したものの、Ⅱ型をⅠ型と誤診してしまった場合
  • Ⅱ型と診断したもののMRIフォローがなされておらず、筋腱移行部(特に腱膜)の修復が不十分なまま復帰してしまう場合

つまりは、

受傷後の重症度、リハビリ中の損傷部の回復程度が把握できていないことが原因となるわけです。

MRIで腱膜の修復状況を確認しないで復帰の過程を進めた場合(Ⅱ型をⅠ型と誤診した場合も同様ですが)、半数近くが再発する

と言われています。

腱膜の修復が不十分なまま復帰し、さらに復帰初期から強い負荷をかけてしまえば、同部位を再受傷するのは当たり前かもしれませんね。

損傷既往部周辺の再損傷例

こちらは、同じ部位ではなく,一度受傷した部位の近くを再損傷するケースです。

この理由としては、以下のことが考えられます。

損傷既往部周辺の再損傷の原因

  • 肉離れを誘発する原因動作があること
  • その原因動作が同じ筋に働くこと
  • その筋の筋力が不十分であること

つまりは、

損傷しやすい状況の改善が得られていないことが原因となっているわけです。 

肉離れをクセにしないための再発予防

今までの肉離れがクセになりやすい理由を踏まえた上で、肉離れをクセにしないための再発予防ついて最後に述べたいと思います。

ズバリ、再発予防のポイントは以下の3つです。

再発予防のポイント

  • 初期に適切な診断を行う。
  • 損傷部の回復程度を適切に把握する。
  • 原因を明らかにし、それに対策する。

まずは、

受傷後の重症度を正確に把握するため、初期に適切な診断を行うことが大切です。

ここで、

Ⅰ型であるのかⅡ型であるのか、およびその重症度をきちんと判別することが、再発のない復帰を目指すために最も重要です。

また、

Ⅱ型であれば損傷部(特に腱膜の)の回復程度を把握するために、定期的にMRIフォローを行うことが大切です。

これは、診療の流れのところでも強調してきました。

そして、

肉離れを起こした原因動作を明らかにし、それに対する対策として、動的アライメントを改善させたり、大腿の肉離れであれば大腿四頭筋とハムストリングの筋力比を改善させることなどを行います。

さらには、筋力がきちんと回復したことを確認してから復帰させることも大切でしょう。前回の記事で実臨床では80-90%程度まで回復させることを説明しましたね。

おわりに

以上、今回は肉離れがクセになりやすい原因とそれに対する対策、それを踏まえた上での肉離れの再発予防についてお話ししました。

肉離れは再発すると、結局スポーツ復帰は遅くなってしまいます。

しかしながら、漫然と長い時間プレイを禁止させるべきではなく、腱膜の修復過程に合わせてリハビリテーションを進めていき、再発させないように対策した上で、できるだけ早くスポーツ復帰させることが大切です。

今までの話を活かして頂き、肉離れの再発を繰り返して泣く選手が1人でも減ることを願います。

テニスレッグ(腓腹筋)などのハムストリング以外の肉離れの治療・復帰

2016.04.19
Sponsored Link

 おすすめの関連記事はこちら!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。