「スポーツ外来とは」アスリート・スポーツ愛好家ための専門外来

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どうも、こんにちは。

昨日は午前中外来バイトをして、午後からはちょっとのんびりと過ごし、夜は関連病院で寝当直でした。
今日は午前も午後も都道府県内のスポーツクリニックでスポーツ外来をしています。
たまに人手が足りないときにお声をかけて頂くのですが、スポーツ外来は本当にやっていて面白いです。

今日はスポーツ医学の勉強ではなく、「スポーツ外来」について書いてみます。

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はじめに

スポーツをされているアスリートのみなさんは、怪我をしたときどういう病院にかかっていますか?
多くの方は普通の整形外科の外来にかかるのではないでしょうか。

僕も小学生のときからずっとサッカーをやっていますが、特に小中学生時代は非常に怪我が多く、その度に悩まされていました。
そんなときにかかるのはいつも近くの整形外科でしたね。
もちろん、捻挫とか骨折という診断はして頂いていましたが、一般的な整形外科では基本的に診断して治療するというので終わってしまいます。
というか、それが普通なんです。
僕自身、股関節痛や足関節捻挫は何回繰り返したのかわかりません。
怪我を治して、そのまま復帰するわけですから当然再発のリスクは高いですよね。

では、スポーツ外来というものの存在を知っていますか?
今日はアスリートやスポーツを愛する人のために存在する「スポーツ外来」についてちょっとだけ書いてみます。

一般整形外科

冒頭でも少し触れましたが、最初に一般の整形外科について書きます。

現在、日本の高齢化が進んでいるのはみなさんご存知でしょう。
総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率といいますね。
世界保健機構(WHO)や国連によると、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」と定義されています。

日本は、2014年時点で高齢化率が26%と超高齢社会となっています。
そのため、一般の整形外科外来をしていると、患者さんとしてやって来るのは腰痛や関節痛を主訴とした高齢者の方が非常に多くを占めます。
外傷として来院されるのも、転倒された高齢者の割合が多いです。
高齢になり骨粗鬆症となると、軽微な外傷で骨折してしまうからですね。

ちなみに日本の高齢化率は世界一であり、今後もますます高齢化は進行していくと予想されています。
2060年には高齢化率は39.9%に達し、2.5人に1人が65歳以上となります。
( 内閣府ホームページ 高齢化の推移と将来推測計より)
このような社会情勢上、整形外科の需要は今後ますます増えていくことでしょう。

スポーツ外来って?

では、本題のスポーツ外来の話にいこうと思います。

スポーツ外来とは、スポーツによる傷害(障害・外傷)を対象とし た整形外科の専門外来のことです。
患部の診断・治療はもちろんですが、再発予防にも重きを置いています。

関連記事:「スポーツ傷害」スポーツ外傷・障害の違い、わかってますか?

スポーツ外来にやってくるのはスポーツをしている若年者がほとんどであり、この点で一般の整形外科とは大きく性格が異なります。
疾患もスポーツ中に受傷する外傷(脱臼、捻挫、骨折、靭帯損傷など)とスポーツ中の繰り返し動作で生じる障害(野球肩・肘、テニス肘、ゴルフ肘、ジャンパー膝、ランナー膝など)が対象となり、一般整形外科に訪れる高齢者層の疾患とは異なります。

また、スポーツをやってきた方であれば分かるかと思いますが、選手は「できるだけ早く競技に復帰したい」と思っている場合がほとんどです。
ですので、スポーツ外来では、ただ患部の診断・治療を行うだけではなく、その選手の置かれている状況に合わせて、保存的治療と手術的治療の中から、最適な治療方法を選択して、できるだけ早い怪我からの競技復帰を図ります。
同じ疾患だとしても、シーズン中であるのか、オフシーズンであるのかでも治療方針は変わってくる可能性があるし、それ以外にも考慮すべきことはあります。

参考記事:「半月板損傷の治療」②アスリート編(縫合術VS切除術)

しかし、競技復帰したからといって再発していたのでは意味がありません。
ですので、スポーツ外来では、再発予防のトレーニングやアライメント改善などを行っていくことも大切です。
さらには、競技復帰に合わせてのリハビリテーションも行っていきます。
指導者によっては、その選手の選手生命よりチームの勝利を優先してしまう場合も少なからずあるので、スポーツ復帰や練習内容などに関しては、選手だけでなく指導者やチームスタッフにも指導していく必要があります。

アライメント改善やリハビリテーションに関しては、アスレチックトレーナー・理学療法士・作業療法士の先生方の力が必要になってきますが、スポーツ外来がある病院は、こういった環境も整っているところが多いかと思います。

参考記事:「肉離れ診療のポイント」肉離れをクセにしないために!!

おわりに

というわけで、スポーツ外来は、一般整外来とはやってくる患者層も疾患も異なるし、スポーツ復帰までの流れや再発予防に関する知識も重要になってきます。

ですので、アスリートやスポーツ愛好家の方は、怪我をした際にはスポーツ外来を受診して頂くとよりいいのではないかと思います。
整形外科の先生はみな、各疾患に関する知識はお持ちだと思いますが、スポーツ整形を専攻されている先生でないと、選手の状況に合わせた対応をしたり、スポーツ復帰までの進め方 や再発予防にまで手を回してくれることは少ないかもしれません。

ただ、自分が診療する側になると、勉強することは倍増してしまいます。
僕も一般整形外科に関することはもちろんですが、スポーツ医学に関しても今後ももっともっと勉強していきたいと思います。
また、選手自身やチームスタッフも医療者に任せっきりにするのではなく、受傷した疾患やリハビリテーションなどに関して勉強していくべきだと思います。

というわけで、そういう方も勉強できるように今後もスポーツ医学に関する情報を発信していきます。

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