「strandとは?!」縫合の話に出てくるよくわからない単語

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どうも、こんにちは。

今日はアキレス腱断裂に対するアキレス腱縫合術を2例、小児の橈骨頚部骨折の経皮的ピンニング術を1例執刀しました。
同じ手術が短期間に集中してあると、すごくスキルアップします。
手術中に気がついた細かいことを忘れずに次の手術に活かせますからね。
今日はアキレス腱縫合術に関してすごく勉強になりました。

記憶が新しいうちに、アキレス腱断裂に対する縫合術に関してまとめたいのですが、縫合に関する話になるとどうしてもstrandに関して理解している必要があります。
というわけで、今日は縫合のときに必須となる「strand」について説明します。

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はじめに

縫合の話になると「strand」って言葉を聞くことが多いのではないでしょうか。
2-strandとか4-strandとかそういう風に使いますね。

僕も研修医のときに、上の先生に「この縫合方法は4-strandだからね。」とか言われたことがありましたが、もちろん意味がわかりませんでした。
しかも、インターネットで検索してもあまりちゃんと書いてあるサイトがなかなかないんですよね。
こんなことがわからないのは僕だけなのでしょうか?!
いやいや絶対によく分かってない人はいるんじゃないかと思います。

というわけで、同じような疑問を持っている人のために、今日はさらっと「strand」に関する説明をします。

strandとは

いきなり答えですが、

strandとは、断裂部を通過する糸の数のことを意味します。

わかってしまうと、本当にこれだけのことなんです。
では、例を見てみましょう。
昨日お話ししたアキレス腱断裂に対する縫合方法のLim&Tsai法を覚えていますか?!
完成形は下図のような形でした。

Lim&Tsai法 strand
図1:アキレス腱断裂に対する縫合法のLim&Tsai法

ではこれのstrandはどうなるのでしょうか?
考えてみましょう。
断裂部に何回糸が通っているか確認してみると、下図のように3回通っていますね。
では、3-strandでしょうか?

Lim&Tsai法

いえいえ、この縫合方法はループ針を使っているため、1回断裂部を通るときに2本の糸が通っているわけですね。
したがって、断裂部を通る糸の数は

3(回 )x 2(本)=6(本)

となるわけです。
つまり、Lim&Tsai法は6-strandということになります。

おわりに

今日は縫合のときに出てくる「strand」が何かについて説明しました。

意味がわかってしまうと、こんなに単純なことなのです。
自分の知っている縫合方法が何strandか一度考えてみて下さい。
もうわかるようになっているハズです。

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