運動器診療とエコー|診察と伝達麻酔で使えるようになろう!

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どうも、こんにちは。

また、しばらく更新が滞っていました。
臨スポと足の外科の抄録と論文を作るのに時間を取られてたんですみません。
昨日は夕方からは時間があったのですが、最近恒例の時間ができたら遊ぶの法則にのっとってしまいました。

今日は24時間輪番当直なので空き時間に事務仕事の残りをやりつつ記事の書き溜めをしておきます。
がんばるぞー!!
ということで、今日は運動器診療におけるエコー技術に関してです。
エコーは患者さんに対する侵襲が少なく、体内の情報を知ることのできる非常に有用な検査です。
エコーを学ぶためのおすすめ教科書勉強法に関しても紹介します。

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エコーとは

そもそも、エコーって何でしょうか。
みなさんご存知の通り、エコーとは超音波検査のことを意味します。
病院では超音波検査のことを簡易的に「エコー」と呼ぶことが多いです。

超音波検査とは、その名の通り超音波を対象物に当ててその反響を映像化する画像検査法のことです。
対象物に探触子を当てて超音波を発生させ、反射した超音波を受信して画像データとして処理します。
超音波を発生させると、極短い時間のうちにその音は対象物の中を進んでいき、固いものに当たると反射します。
その反射音波を測定し、反射音が返ってくるまでの時間から距離を計算、内部の様子を可視化するわけですね。

超音波の反響を利用しているため、反響という意味の英単語のechoから「エコー」と簡易的に呼ばれるようになったわけですね。

運動器診療とエコー

運動器の診療に携わっているみなさん、エコー使ってますか?!
周りにみんなに聞いていると、全然エコーを使えない人も多いようです。

しかし、実際の運動器診療においてエコーを使う場面は非常に多いです。
ですので、エコーを使えるのと使えないのでは天と地ほどの差が出てくると言っても過言ではないでしょう。
運動器診療におけるエコーは、近年ものすごい勢いで進歩しており、これにより運動器疾患に対する医療が変わってきています。
エコーは患者さんに対する侵襲が少なく、体内の情報を知ることのできる非常に有用な検査であり、外来での診察でもエコーを使う場面は多いです。

いろいろな運動器疾患に対してエコーは使われていますが、僕も足関節捻挫、アキレス腱断裂、筋挫傷や肉離れなどの筋損傷、肩の腱板断裂、手根管症候群、腫瘍などに対しては積極的にエコーを使っています。
また、診察のとき以外でも、手術の際にエコーガイド下伝達麻酔で腋窩神経ブロック、斜角筋ブロック、大腿ブロック、膝窩ブロックなどはよく使いますよね。
全身麻酔で手術する際でも、術後に大腿ブロックや膝窩ブロックを使用してあげると術後鎮痛に大きく貢献してくれます。
その他にも、救急外来においても伝達麻酔は非常に使う場面が多くあります。
手指の創傷処置の際のリストブロックは使うことが多いですが、脱臼や骨折の整復のときにも伝達麻酔を使用してあげると患者さんの苦痛はかなり軽減できます。

今日はこんなにも有用なエコーの技術をぜひとも運動器診療に携わるみなさんに身につけてもらいたいということで、おすすめ教科書勉強方法などを紹介します。
エコーは整形外科、麻酔科、救急などはもちろんのこと、ペインクリニック、リハビリテーション科に携わる人はみなマスターしておくべき手技です。
ちなみに、接骨院や整体の先生は身体診察だけで診察をしているんでしょうか?
接骨院や整体では、レントゲンやCT検査などができないので得られる情報はかなり少ないと思うので正確な診断をつけるのはかなり難しいと思いますが、エコーとかは使うことができるのでしょうか?
エコーが使えたら診察の幅はすごい広がるでしょうね。

おすすめ教科書

まず、運動器診療の中でも診察のときのテクニックを学ぶ教科書を紹介します。

まずはこの教科書です。
僕は最初はエコーの勉強会に行って、エコーの使い方を勉強しましたが、やはり本があると勉強しやすいと思います。
この教科書は上肢は肩関節、肘関節、手関節、手指について、下肢は股関節・大腿、膝関節、下腿・足関節についてエコーでの診察を勉強することができます。
整形外科の学会などに行っても、目にすることが多い教科書ですね。
カラーで非常に見やすい教科書です。

続いて、伝達麻酔の方法を学ぶための教科書を紹介します。

まずは、上の教科書と同シリーズのこの教科書です。
上の教科書と同じくカラーで非常に見やすい・読みやすい教科書です。
正中神経、尺骨神経、橈骨神経、筋皮神経、内側前腕皮神経、腕神経叢、斜角筋、鎖骨上、大腿神経、外側大腿皮神経、伏在神経、閉鎖神経、坐骨神経に対するエコーガイド下伝達麻酔について勉強できます。
また、その他にもエコーの基礎知識や伝達麻酔の基礎知識、局所麻酔薬についてもまとめられていて非常に有用です。
僕も何の学会だったかは忘れましたが、学会の書店販売で立ち読みしていてすごいわかりやすくタメになりそうだったので購入しました。

エコーガイド下伝達麻酔の教科書は他にもいい本が何冊かあるので紹介しておきます。
研修医のときはこれらの教科書を上の先生に見せてもらって勉強していました。

どちらもエコーガイド下伝達麻酔を勉強できるおすすめの教科書です。
こんなことを言うと選べにくくなってしまうかもしれませんが、どちらの教科書もイラストがきれいでわかりやすくまとまってて非常にいい教科書です。
手にとることができるのであれば、見比べてみて自分に合いそうなものを選んで頂いたらいいと思います。

エコーの練習方法

では、エコーが上手くなるためにはどうしたらよいのでしょうか。

エコーが上手くなる近道は、とにかくエコーを使うことです。

最初にも述べたように、エコーは患者さんへの侵襲や負担がほぼないと言ってもよい検査です。
ですので、救急外来・運動器診療の際に積極的にどんどんエコーを使ってみればいいんです。
きちんとできるようになってからやるとか言っていたら、いつまでたってもできるようになんかなりません。
僕も研修医のときから、救急外来や整形の外来でよくわからなくてもとにかくエコーを使ってみていました。
今も現在進行形でエコーが使えるときは極力使うようにしています。
侵襲もないし、検査をしてもらって嫌がる患者さんはほとんどいません。
また、仲間同士や自分自身にやってみるのもエコーでの見え方を学ぶいい練習にはなると思うのでぜひやってみてください。

また、近くにエコーのやり方を教えてくれる人がいたらいいですが、近くにそういう人がいなくてやり方を教わりたい人のためにエコーのセミナーも開催されています。
代表的なセミナーを紹介しておきます。

外部リンク:日本整形外科超音波学会 エコーセミナー

おわりに

以上、今日はエコーに関してお話ししました。
エコーは患者さんへの侵襲も少なく、非常に有用な検査です。
ぜひとも運動器診療に携わるみなさんは、エコーの技術を身につけて、診察や外来診療、伝達麻酔で活用していきましょう。

エコーを学ぶための教科書や勉強会についても紹介したので、気になるものがあればチェックしてみてくださいね。

では、今日はこの辺で終わります。

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