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マッチドクターとは|どんな仕事をしているの??

 
マッチドクター 仕事内容
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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

よせやん

このGWで前の病院で残してきた仕事を全て終わらせ、新しい病院のシステムも少しずつ理解してきた今日この頃です。

さて、今日はJFL(日本フットボールリーグ)のマッチドクターの仕事をしに来ています。

JFLのチームドクターとマッチドクターの仕事はこの3月から始めていて、マッチドクターの仕事はすでに4試合目になります。

 

みなさんはマッチドクターとは、どういった仕事をしているのかご存知でしょうか。

よせやん

今日はマッチドクターとはどんな仕事をしているのかについて紹介しようと思います。

Contents

 マッチドクターとは

それでは、さっそくマッチドクターについて紹介していきます。

マッチドクターとは、スポーツの試合に際して、その試合会場における医学的な問題が発生した場合に対応する医師のことをいいます。スポーツドクターの仕事のうちの1つですね。

 

悲しくもスポーツの試合中の突然死が起こってしまった事例などが契機となり、現在では、各スポーツ協会によりあるレベル以上のスポーツの試合には必ずマッチドクターがいなければいけないことになっています。

 

マッチドクターというわけですから、当然、医師免許を持った者がその仕事に従事するわけですが、過去にはなでしこリーグのAS埼玉がマッチドクターとして医師免許のない整体師を起用する規約違反を犯して問題になったこともあります。

外部リンク:なでしこ埼玉が違反マッチドクターに整体師

 

マッチドクターの仕事

では、マッチドクターは具体的にどんな仕事をするのでしょうか。

マッチドクターの仕事は主に下の2つになるでしょう。

マッチドクターの仕事
  1. 試合中の選手の怪我への対応
  2. 試合会場の来場している観客への医学的対応 

 

1つは試合中の選手の怪我への対応ですね。

これはその試合のカテゴリーによってどれだけ実働するかはかなり変わってきます。

 

どういうことなのか?

サッカーの場合を例に挙げて説明していきましょう。

 

JFLの試合のマッチドクター

サッカー関係者じゃないと知らないでしょうが、チームにドクターが帯同しなければならないのはJ3以上のカテゴリーからです。

つまり、J3以上のカテゴリーではホーム、アウェイ共に必ずチームにドクターが帯同しているわけです。

 

ですので、選手が怪我をした場合、まずファーストコントクトはチームドクターが行います。

したがって、意外にカテゴリーが上がると、マッチドクターとして選手に対応する機会は少なくなるのが実情です。

 

しかし、JFL以下のカテゴリーの場合には、チームにドクターが帯同する必要がありません。

ですので、選手が怪我をしてピッチ外に退場した場合はマッチドクターがこれに対応することになります。

もちろん、JFLのチームなどにはドクターはいなくてもトレーナーの方がいることが多いので、その場合はトレーナーが対応できない場合やトレーナーが医師の診察が必要が判断した場合に対応することになります。

 

そして、マッチドクターのもう1つの仕事が試合会場に来場している観客に何か起こった場合の医学的対応です。

 

カテゴリーが上がると、マッチドクターとしての仕事はこちらがメインになってくるのかもしれません。

4月にJFA(日本サッカー協会)の仕事でJ2とJ1の試合に行きましたが、当然のことながら観客数はかなり多かったです。

J1の試合では1万人を超える観客が来場していました。

 

これだけ人が集まると、試合会場で体の調子が悪くなる人が出てきても何ら不思議ではありませんよね。

当然、夏の試合では熱中症になってしまう観客がいるかもしれません。

そういった場合に医務室で対応するのもマッチドクターの仕事なのです。

 

つまりは、

選手・観客を含めて、その試合会場で起こった医学的問題全てに対して対応するのがマッチドクターの仕事

のです。

外部リンク:名古屋ウィメンズマラソンで3人が心肺停止

外部リンク:浦和、試合観戦の医師らが心肺停止の観客を救命

 

おわりに

以上、今回はマッチドクターとはどんな仕事をしているのか紹介しました。

 

スポーツドクターとしては、各競技のスポーツの試合にマッチドクターとして行くことも多いと思います。

自分がマッチドクターとしていった試合では、選手・観客ともに何事もなく試合が終わるのが1番なのです。

 

ちなみにマッチドクターとしての仕事をしていると、試合をものすごく近いところ、もしくはいい席から観ることができます。

これはスポーツ好きからするとたまらないメリットの1つです。

 

僕は空手やバスケのマッチドクターとして仕事をすることもありますが、やはりサッカー・フットサルの試合のマッチドクターをしているのが1番楽しいですね。

そして、そうやって試合を見ていると自分もサッカー・フットサルをやりたくなるのです。笑

 

何はともあれ、好きなことを仕事としてできているのは本当に幸せなことですね。

よせやん

 

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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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Comment

  1. かのんてぃ より:

    こんにちは!!現在高校2年生で、将来プロ野球(ファイターズかジャイアンツ)のチームドクターを目指しているものです。
    マッチドクターという言葉は初めて知りました!!確かに、何事もなく試合を終えられた方がいいですよね。
    今回改めて、自分が好きなことに関われる仕事(チームドクター)に本当になりたいと思いました!!

    よせやんさんは、現役の方なのにブログを定期的に更新してくださっていつも楽しみに読ませてもらっています!!
    これからも、どんどん更新してください!!
    楽しみにしてます。
    そして、お体を大切にしてください(o^―^o)

    • よせやん より:

      かのんてぃさん

      こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      これからスポーツドクターを目指している若い方の話を聞くとエネルギーをもらえますね!
      是非ともかのんてぃさんが好きなことが仕事としてできるように頑張っていってください。
      僕の世代でブログを定期的に書いていくのは実際なかなか大変なのですが、
      かのんてぃさんみたいに楽しみにしてくれている人がいらっしゃるなら可能な限り書いていきます。
      これからもよろしくお願いします。

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