「第9回足の外科学会教育研修会」体験記
どうも、こんにちは。
口内炎もできてい疲れは溜まっているが充実している今日この頃。
明日も手術が多いですが頑張っていきます。
さて、今日は先日参加した「日本足の外科学会教育研修会」の体験記です。
Contents
足の外科研修会とは
日本足の外科学会教育研修会は、より広範な足部診療に対する関心に応えるため、足の外科領域の基礎的診察法から代表的疾患の治療まで集中的に学べる研修会です。
年1回開催されており、毎年8月第1週目の土曜に開催されています。
足の外科は近年、急速に発展してきた分野であり、足の外科の疾患に関する知識や診察方法などはまだ十分に周知されていない部分もあります。
足の外科は非常に難しく、多くの知識を必要としますが、なかなか勉強する機会はないと思います。
僕は上司に足の外科を専門にしている先生が数名いらっしゃるので、足の外科の疾患の診療や手術に立ち会う機会が多いですが、足の外科に関してはあまり知らない、足関節鏡なんて見たことがないという先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
どんな環境の中であれ、足の外科について勉強したいと考えている先生のために毎年開催されているのが、この足の外科研修会です。
僕も今回、第9回日本足の外科学会教育研修会に参加してきました。
第9回日本足の外科教育研修会
第9回日本足の外科学会教育研修会は、福岡県の九州大学で8月6日(土)に開催されました。
金曜日は通常通り仕事をこなしていたため、なんとか博多行きの最終新幹線に飛び乗って博多へ向かいました。
研修会は朝9時から始まるため、当日出発では間に合わないのです。
博多へ着いたのはちょうど日付が変わる頃でした。
1週間前にJOSKASで博多に来ていたので、1週間ぶりの博多です。
僕はいつも1人で勉強会に行くときはホテルは予約せずに満喫に泊まります。
発表のある学会と違って当然のことながら出張費は出ませんからね。
個人的には満喫で何1つ不満はありません。
寝るためのブランケットは借りれるし、好きな漫画は読み放題、ドリンクまで飲み放題で安い値段で滞在できますからね。
満喫はフリーwifiも飛んでいるので、ブログの記事を更新して、気になる漫画を3冊ほど読んで翌日に備えて早く寝ました。
翌日7時に起きて100円のモーニングを食べ、いい席を確保するため早めに会場に向かいました。
会場に着いて登録を済ませると、研修会のテキストと足の外科用語集を渡されました。
今回の研修会の費用に足の外科用語集の費用も含まれているということでしょう。
1年前か2年前に足の外科学会に入ったときに、わざわざ足の外科用語集を購入して持っているんですけどね…。
足の外科用語集は用語はもちろんのこと、足の外科の解剖に関してもかなり綺麗にまとまっていて非常に素晴らしいテキストなのでが2冊は要りません。
きっと僕と同じ思いを抱いた先生は多いことでしょう。
8時50分になり研修会がスタートしました。
今回の研修会のプログラムは、以下の通りです。
足の診察に関する基本的な講義から始まり、足のバイオメカニクス、足の手術の進入経路と講義が進んでいきます。
興味があるからか、非常に面白く勉強になります。
足のバイオメカニクスについて講義してくださった栃木先生は、足の外科機能解剖セミナーのときに、懇親会で進路について相談させてもらったのを思い出しました。
熊井先生の足の超音波検査の講義は、JOSKASのランチョンとほとんど同じ内容でしたが、最後の方が新しいスライドが取り入れられてました。
休憩を10分はさんで講義は続きます。
日常診療で非常に出くわすことの多い足関節果部骨折は、自分でもある程度勉強していたので勉強になることは少ないかなと思っていたら、めちゃくちゃ勉強になることばかりでした。
勉強することは無限大だなと思わされてしまいました。
そして、野口先生の変形性足関節症の講義です。
野口先生はサッカードクターセミナーで知り合った先生で、こんな場所で講義をされるような先生だとは思っていませんでした。
まだお若いのにすごいですね。
変形性足関節症の手術は足関節固定が基本かと思っていたので、考え方を改めさせられました。
ランチョンセミナーでこれからの医療・足の外科についての話を聞き、予想通りめっちゃ勉強になった足の靭帯損傷の講義が終わりました。
この後、外反母趾の保存的治療、小児足部疾患と講義が続きますが、14時半から会場外で足の外科のエコーのハンズオンセミナーが開催されていたため、講義に出るかハンズオンセミナーに出るか非常に迷いました。
が、若輩者はしっかりとまず講義で幅広く勉強しようと思って、結局講義を聞くことにしました。
が、外反母趾の装具療法(装具の話)、小児足部疾患の講義はまさに自分との戦いでした。
興味が少ないのか、時間帯が悪いのか、非常に眠たい状態であまり吸収することのないまま講義が終わってしまいました…。
これならハンズオンセミナーで出た方がよかったかなと。
次の足の腫瘍の講義もあんまり興味ない分野だし、同じような感じになるかと思ったら、ところがどっこい!
福士先生の話し方が上手いのか、非常に面白くためになる講義でした。
腫瘍はぶっちゃけあまり興味ありませんが、そんな腫瘍について勉強になることがたくさんありました。
聞いてよかったです。
そして、最後の足の小児スポーツ、足関節鏡は予想通り勉強になりました。
特に、吉村先生の足関節鏡の講義は、これからの自分にとって1番タメになった講義かもしれません。
研修会が終わったのは17時半頃でした。
そのまま福岡駅に向かい、長岡ラーメンを食べて帰路に着きました。
おわりに
以上、今回は日本足の外科学会教育研修会の体験記を書いてみました。
結論から言うと、やっぱり行ってよかったです。
勉強しているつもりのテーマでも最新の知見の知らないことがいっぱいありました。
勉強になって自分なりにまとめておきたいことについては、これから1つずつ記事にして残していく予定です。
研修会自体に対する感想は、せっかく行くならハンズオンセミナーにも参加したいので、できたら同じ日じゃなくて土曜日に講義、日曜日にハンズオンセミナーって感じにしてくれたらいいのになぁと思いました。
来年は愛知県で開催予定とのことです。
おそらく名古屋での開催でしょう。
足の外科に興味のある先生は、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。
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