2017/09/10

【保存板】膝内側側副靭帯損傷のすべて|症状からリハビリまですべて解説!

 
膝内側側副靱帯(MCL)損傷のまとめ

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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること!仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい!日々の勉強のため、また、同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思いブログを書いています。➡︎詳しいプロフィールはこちら

よせやん

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スポーツドクターを目指す若手整形外科医です。

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

先週末は、体調が悪い中、雨の中でサッカー県リーグ最終節があったため無理して強行出場し、なんとか優勝しました。そのせいで未だに体調が思わしくないですが自業自得です。また、先週末には自分にとって非常にうれしいニュースもありました。そちらに関してはまたいつかお話しするときがくるでしょう。

さて、今日は膝内側側副靭帯損傷のまとめ記事です。

膝内側側副靭帯(Medial Colateral Ligament:MCL)損傷は、ラグビーやサッカーなどのコンタクトスポーツで多く見られ、サッカーでは特にボールに絡んだ受傷が多いとされています。

この記事では膝MCLの解剖からMCL損傷の病態・症状・診断、手術や術後のリハビリ、スポーツ復帰に至るまでMCL損傷のすべてを完全に解説しています。

参考にして頂けたら幸いです。

MCL損傷の概要

MCLは、内側半月の表層に接して関節包を補強する幅の広い薄い靱帯で、大腿骨内側顆と脛骨の内側顆を結んでいます(後ほど詳細については改めてお話しします)。

内側側副靭帯 解剖

図:船戸和弥のホームページ(相互リンク)より引用

つまり簡単に言うと、MCLは膝関節の内側にある大腿骨と脛骨を結んでいる靭帯です。

ですので、MCL損傷は、大腿骨側で損傷する場合と脛骨側で損傷する2つに大別されます。

MCL損傷はそのほとんどが大腿骨側の損傷(大腿骨付着部からの剥離損傷)であり、脛骨側の損傷(脛骨付着部からの引き抜き損傷)の頻度は多くありません。

しかし、大腿骨側の損傷は保存加療で治癒することが多いのに対し、脛骨側の損傷はその解剖学的特徴からそのほとんどが手術加療の適応となります。

ですので、

MCL損傷については大腿骨側の損傷、脛骨側の損傷のどちらもきちんと知っておくべきです。
しかしながら、ネットの情報では大腿骨側の損傷についてしか記載されていないことがほとんどです。このような状況では、手術加療が必要な脛骨側の損傷が見逃される可能性も危惧されます。

この記事では、MCL損傷として頻度の高い大腿骨側の損傷、稀だが手術適応となることが多いため知っておくべき脛骨側の損傷に分けて解説していますので、順番に勉強していきましょう。

MCL損傷(大腿骨側)

では、まずMCL損傷として出会うことの多い大腿骨側の損傷についてまとめていきます。

MCLの解剖とMCL損傷の症状・診断

まずは、MCLの解剖と機能について下の記事でしっかりと確認しましょう。

また、予防やリハビリを考えるうえで、MCL損傷の受傷メカニズムについても知っておいた方がよいでしょう。MCL損傷のメカニズムの項では、サッカーとMCL損傷についても触れています。

そして、大腿骨側でMCLを損傷した際の症状診察画像診断について知っておきましょう。特に症状と診察を理解しておくと、スポーツ活動時に選手が受傷した際に、ある程度の診断や重症度の判別がつけることができます。

以上、述べた項目はMCL損傷を勉強するうえでの基本的となるところです。まずはここをしっかりと抑えておきましょう。

全治までの期間・治療・リハビリを解説

MCL損傷を勉強するうえでの基本的となるところをしっかりと理解してもらえたでしょうか。

では続いて、大腿骨側でのMCL損傷の治療リハビリテーション予防再発予防について勉強していきましょう。

大腿骨側でのMCL損傷の治療を考えるにあたっては、重症度を理解しておく必要があります。どうやって重症度を判断すればよいのか、またそれに応じてどう治療を行って行ったらよいのか確認しましょう。この重症度によってスポーツ復帰までの期間もおおよその目安をたてることができます。

もしも、MCL損傷を受傷してしまった場合は、リハビリテーション再発予防について知っておくことが大切です。どの時期からどういうことをトレーニングすればよいのか、再発させないためにはどのようなトレーニングをすればよいのか、早期復帰を目指す・同じケガを繰り返さないために、これはぜひ知っておいて頂きたいところです。

MCL損傷(脛骨側)

MCLの脛骨付着部からの引き抜き損傷は、稀ではありますが手術が必要になるケースが多いため、見逃さないように必ず知っておかなければいけません。これは、僕が以前受傷して手術を受けたケガでもあります。

ここからはMCL損傷の中でも、この脛骨付着部からの引き抜き損傷に焦点を当てて解説していきます。

MCLの脛骨付着部からの引き抜き損傷の特徴・診察

脛骨付着部からの引き抜き損傷は、一般的な大腿骨側の損傷とは異なる特徴があります。まずはこの特徴を理解してもらうためには、やはり解剖が大切になってきます。下の記事で、もう一度解剖からしっかりと解説していますので確認してみてください。

この脛骨付着部からの引き抜き損傷の特徴を理解したうえで、脛骨付着部からの引き抜き損傷が疑われる選手・患者さんをどうやって診察したらいいのか、大腿骨側の損傷のときとどういった違いがあるのかということを理解しておきましょう。

また、診察して脛骨付着部からの引き抜き損傷が疑われる際には、必ず病院を受診させるようにしましょう。

MCLの脛骨付着部からの引き抜き損傷の画像診断・手術・リハビリ

最後に、MCL脛骨付着部引き抜き損傷の画像診断および治療についてまとめていきます。

何度も繰り返してきましたが、MCL脛骨付着部引き抜き損傷は重症のことが多く、その形態的特徴から早期修復術(手術)の適応とされているのでしたね。下の記事では、どうやって手術を行うのか僕が実際に手術を受けたときの写真を用いて詳しく解説しています。

また、MCL脛骨付着部引き抜き損傷の画像所見も紹介していますので、目に焼き付けておきましょう。

そして、手術を行った場合、当然のことながら大腿骨側の受傷で保存的治療を行う場合とは異なった術後のリハビリテーションが必要になります。術後のリハビリテーションや手術を受けた場合のスポーツ復帰までの期間を確認しておきましょう。

手術を行った場合は、術後の合併症として、関節拘縮の可能性があります。関節拘縮を生じた場合、関節授動術が必要になることがあります。膝関節拘縮の病態や治療については下の記事でまとめています。

参考図書

最後に、膝関節外科を勉強するうえでの参考図書を紹介しておきます。

まず、膝関節外科についてまとめられたこの教科書です。
一般整形外科医に必須の主な膝関節の外傷・障害に対する治療方針・基本的手技に加え、コツと落とし穴をわかりやすく記載されています。応用編では、研究会や学会で繰り返し取り上げられる話題や新しい手術手技の最前線が紹介されています。

続いて、膝関節の靭帯手術に関しての教科書です。
靭帯手術だけ?と思われるかもしれませんが、膝関節のスポーツ傷害はその大部分が靭帯損傷です。これ1冊あれば膝の靭帯手術に関しては網羅できるでしょう。もちろん、MCLの手術に関しても勉強できます。

まとめ

以上、MCL損傷について、MCLの解剖からMCL損傷の症状・治療・リハビリまですべてを解説しました。

頻度の高い大腿骨側の損傷、稀だが手術適応であるため知っておくべき脛骨側の損傷についてそれぞれ理解して頂けたでしょうか。

冒頭でも述べたように、MCL損傷はスポーツをしている方は比較的出会う可能性の高い疾患です。自分が受傷したときのため、また、受傷しないような予防方法を知るため、そして、周りの人が受傷したときに診てあげられるように、この記事を参考にしてMCL損傷に着いて勉強して頂けたら幸いです。

 

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