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新型コロナウイルス感染症による自粛後のトレーニング再開に際して知っておいて欲しいこと

 
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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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どうも、こんにちは。
整形外科医のよせやんです。

よせやん

5月14日に東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、京都府、兵庫県、北海道以外の39都道府県で新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されました。

こう見ると、都会は人が多い分、こういう時に本当に大変ですね。

都会の家賃は半端なく高いのに、仕事が少なくなってしまったら本当にやっていけなくなる人も少なくなさそうです。

 

さて、8都道府県以外で緊急事態宣言が解除されたことに伴い、トレーニングを再開する選手やチームも増えてくると思います。

1ヶ月以上自粛期間がありましたから、トレーニング再開後には怪我が増えることが予想されます。

また、再び新型コロナウイルスが再燃しないようにトレーニング再開後も引き続き感染対策にも留意していくべきでしょう。

 

というわけで、コロナ自粛後のトレーニング再開における注意点についてお話しようと思います。

今日は時間もないので、自粛明け(長期間のオフ明け)にスポーツ傷害は増えるのか?ということについてお話ししようと思います。

 

トレーニング再開における注意点までしっかりと書こうと思いましたが、そうするとハードルが上がる(時間がかかる)ので、先日記事にしたようにハードルを下げて短い記事を書こうと思います。

よせやん

Contents

ブンデスリーガ再開後、ケガ人続出

まず、自粛期間すなわち長期間のオフ明けにスポーツ傷害は増えるのでしょうか。

 

まず最新の話題を紹介しましょう。

新型コロナウイルスによって中断したサッカー界において、ドイツのブンデスリーガは現地時間5月16日にヨーロッパ主要リーグの中でいち早く再開しました。

外部リンク:ブンデス再開初日に負傷者続出 6試合で8人と海外紙指摘…急ピッチでの準備が災いか

 

しかし、この日開催された6試合でなんと8人が負傷の憂き目にあいました。

もちろん偶然の可能性もありますが、再開決定から急ピッチでの公式戦再開による影響の可能性が指摘されています。

ちなみに、その日最も早く負傷した選手が怪我したのは試合前のアップでした・・・。

 

何となく予想できる結果ではありますが、一般アスリートよりレベルの高いプロの選手でも怪我が多発したということは一つの重要な事実のように思います。

よせやん

長期間オフのコンディショニングの重要性

次は、長期間のオフ明けのコンディショニングについては先日読んだ文献を紹介しましょう。

 

Sportsという雑誌に掲載されたアメリカの女子大学サッカー選手119名におけるオフシーズン(プレシーズン開始前6週間)のトレーニング習慣や体格などとシーズン中のスポーツ傷害の関係を見た論文です。

 

めちゃ簡単に関わりのあるところだけ言ってしまうと、

  • 負傷したアスリートは、オフシーズンのトレーニング時間が有意に少なかった
  • BMIが21.5kg/㎡を超えるアスリートは、傷害のリスクが高かった

 

これをまとめると、

  • シーズン再開前にしっかりとトレーニングをしておかないと、シーズン開始後にスポーツ傷害を起こす可能性が高い
  • 特にBMIが高いアスリートは要注意である

ということになるでしょう。

 

予想通りかもしれませんが、長いオフ期間明けにいきなり強度の高いトレーニングをするとスポーツ傷害が起こる可能性が高くなりそうです。

よせやん

この論文の結論からは、シーズン開始前にしっかりとトレーニングを行なっておくべきと言えるかと思います。

 

しかし、今回の新型コロナウイルスによる自粛はチームトレーニングもできなかったので、個人でトレーニングをせざるを得なかったでしょう。

ですので、本当に意思の強いアスリートでないと個人でトレーニングを続けるのが難しく、なかなか出来ていなかったという方も少なくないのではないでしょうか。

僕も耳が痛いです・・・。

 

トレーニング再開における注意点

というわけで、コロナ自粛後のトレーニング再開における留意点について明日の記事でお話ししようと思います。

 

スポーツ傷害における留意点ももちろんそうですし、まだ日本において新型コロナウイルスは完全に収まったわけではありません。

個人スポーツでももちろんですが、特に団体スポーツは密の状況ができやすいため、しっかりと感染対策をすることが肝要です。

 

せっかく長い自粛期間が明けて大好きなスポーツを再開できるのに、もしスポーツ現場が感染拡大のクラスターとなってしまうと、また自粛を要しなければならない状況に逆戻りし兼ねません。

というわけで、スポーツに関わる皆さんには感染対策もしっかりと行うこと、そして、怪我なくスポーツ活動を再開することを意識してもらえたらと思います。

 

詳しくは明日の記事でお話ししますのでお楽しみに。

よせやん

 

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