医師9年目の僕が今更ながら始めた医療英会話の勉強法
どうも、こんにちは。
整形外科医のよせやんです。
よせやん
昨日は1日手術の日でした。
自分のオペは1件だけでしたが、膝関節鏡の手術がありました。
上司の先生に指導して頂きながらでしたが、とても満足いく手術ができました。
改めて今の自分はいい環境で働かせてもらっているなと思います。
少しずつ自分の症例も増やしながら今の仕事を続けて行けたらと思います。
さて、今日は医学的な話題ではないですが、医師9年目の僕が現在やっている英会話の勉強法について紹介しようと思います。
というのも、先日英会話で大きな大きな挫折を味わったからです・・・。
Contents
英会話での挫折
もともと、英会話が得意だなんて一度も思ったことはありません。
それでも、海外学会での発表を含め、何とか無理矢理頑張っていました。笑
しかし、昨年、海外学会の発表で質疑応答で完全に撃沈した事件がありました。
基礎医学の内容であるからということもあるのかもしれませんが、相手がナチュラルスピードでは何を言っているのか全然理解できないし、何回か繰り返し簡単な表現で言ってもらって質問の核はやっとわかった気がしたのに英語での返答が全く出てこず黙り込んでしまいました。
まさに生き地獄ってやつですね。笑
まあそれで死ぬわけでも何でもないんですが、それでもやはり自分で自分が恥ずかしくなりました。
それで今更ながら英会話ちゃんと勉強し直そうと本気で思ったわけです。
よせやん
医師9年目にもなって今更感は半端ないですが、今やらなかったらもう一生英会話ができるようになる気がしないので本当に頑張ろうと決めました。
というわけで、それから色々調べて、現在の忙しさも加味して自分にできることを探しました。
その中から、僕が実際にやっている英会話の2つの勉強法について紹介していきます。
セラピストイングリッシュ
まず、1つ目はセラピストイングリッシュです。
セラピストイングリッシュはアメリカの4年制大学でBOC-ATというアスレティックトレーナーの資格を取得し、その後、大学院に通いながらアスレティックトレーナーとして2年間仕事をされてから帰国された宮口さん(@miyaichiatc)がされている医療専門のオンライン英会話スクールです。
ちなみに、宮口さんは第3期募集で入ってくださったSpolinkメンバーでもあります。
僕が上述のごとく海外学会の質疑応答で撃沈して英会話の勉強法を模索している時に、多くの方に教えていただいてその存在を知りました。
- 週2回45分×3カ月間
- Zoomを用いたマンツーマン指導
- 医療英会話(診察)に特化
- 前半1/3はフレーズ説明と練習、後半2/3は実践練習
日常英会話とは違い、特に診察の医療英会話に特化して英会話を学ぶことができます。
最終的には海外学会の質疑応答で何不自由なく外国人とディスカッションができることが目標ですが、2021年10月からIOC Diploma in Sports Medicineの受講が始まり、2年後に海外でピッチサイドでの実技試験が行われることがわかっていたので、僕にとってはまさに勉強したい内容の1つでした。
ということで、スポーツドクターとして非常にタメになるだろうし、英会話を勉強するためにきっかけになればと思い、セラピストイングリッシュを実際に受講してみることにしました。
- 挨拶など
- 問診(受傷起点、症状、既往歴など)
- 視診・触診
- 誘導指示・体位変換
- 各部位の可動域測定
- 患者さんへの説明
勉強できる具体的な内容はこのような感じです。
今までに外国人の患者さんを診察したことはありましたが、ジェスチャーなどを駆使して拙い英会話で何とかやっていました。笑
セラピストイングリッシュを通して、診察の際に使える典型的な表現を学ぶことができ、毎回のシチュエーションプラクティスを通してアウトプットの練習ができるので30回のレッスンが終わる頃には頭で考えなくても言葉が出るようになりました。
よせやん
セラピストイングリッシュの感想
セラピストイングリッシュを3カ月間やり切って思ったのは、実際に使える表現を覚えてそれを頭で考えずに体から自然に出るまでアウトプットすることが英会話の勉強において大事だということです。
フレーズを覚えたての頃は、そのフレーズはわざわざ確認しながら言っていましたが、毎回のレッスンで繰り返し使っているうちに次第に頭で考えなくても体から自然に出るようになっていました。
今まであまり感じたことがありませんでしたが、これが本当にそのフレーズが自分のものになったということなんでしょうね。
最初の頃は英会話を身に付けるためには、レッスン最初のフレーズを覚えるところは無しでひたすら英会話の実践練習をした方がいいのではと思ったこともありました。笑
でも今は、実際にアメリカのスポーツ現場で使われている表現を覚えて自分のフレーズにする方が圧倒的に効率的だし、実践的で使える英語を身につけられることがよくわかりました。
このように、実際にスポーツ現場や医療現場で使われる表現や単語を教えてもらえるのはセラピストイングリッシュの大きな強みだと思います。
よせやん
僕も医療英語はある程度勉強してきましたが、医療者が使う表現と一般の方が理解できる単語の線引きなどは全然知りませんでした。
例えば、膝蓋骨はpatellaでは通じにくくknee capを使う方が一般的であるとか、鎮痛薬のことをpainkillerとはほとんど言わずibuprofenなど具体的な単語を使う方が多いとかそうゆうことも色々と教えてもらいました。
急に仕事が入ったり、子どもや奥さんの体調不良で大変申し訳ないことにレッスン予定を急遽変更していただくこともありましたが、宮口さんは嫌な顔一つせずにレッスンの振替を行ってくださいました。
また、レッスンをしていただくだけでなく、英会話の勉強法について相談に乗っていただいたり、おすすめの発音矯正アプリやおすすめのオンライン英会話なども教えていただきました。
こんな感じでセラピストイングリッシュはドクターでもセラピストでも外国人の診察をする可能性のある医療者の方にはとてもおすすめできるオンライン英会話スクールです。
しかし、セラピストイングリッシュはいつでも生徒を募集しているわけではなく、3月毎に5人限定で募集をかけられています。
ただし、好評がゆえに最近では募集をかけたらすぐに枠が埋まってしまうようです。
はい。無事に今回も3時間ほどで定員に達しました🥺🎌
この投稿見逃してた!!
っていう人は今からでも連絡してください。
キャンセル待ちリスト特別枠に入れますんで😉
(実はキャンセル待ちの人は次回にゆうせ、、、ゴニョゴニョ) https://t.co/ABaN2nOhE5— 宮口一誠@英語×米国アスレティックトレーナー×鍼灸×動画編集 (@miyaichiatc) January 22, 2022
医療英会話が使えるようになりたい医療者の方には本当におすすめなので興味のある方は宮口さんのアカウント(@miyaichiatc)をフォローしてみてください。
よせやん
ELSA Speak
現在やっているもう一つの勉強はELSA Speakという英語発音矯正アプリです。
このアプリも実はセラピストイングリッシュの宮口さんに教えて頂きました。
人工知能(AI)を駆使した英語発音矯正アプリで、自分の発音が正しいのかどうか判定し、発音できない音をピックアップして練習することができます。
自分一人でシャドーイングなどで練習するのはもちろん、例え英会話をやっていても自分がどの音が発音できないのか知ることはなかなか難しいと思います。
ちなみに、ネイティブの方がELSA Speakを使って何点が出るのか試してみるYouTubeがありましたが、ほぼすべて100点でしたのでそれくらい精度が高いのでしょう。
ちなみに自分は中級レベルの71点でした。
「l」の音など明らかに発音できない音がたくさんあります。笑
1日の勉強時間は自分で設定することができ、1日10分、15分、20分から選択することができます。
僕は最初20分に設定していましたが、20分の目標を達成できない日があったので、今は確実に達成できるように10分に設定してやっています。
英会話も毎日続けることが大切だと信じてやっているので、このまま続けてどうなるか見ていこうと思います。
よせやん
ELSA Speakは無料でもある程度使うことがきますが、自分にあった学習計画を作成してもらえる有料プランもあります。
ただ、有料と言っても月500円くらいなので、英会話の勉強代と思ったらかなり安いかと思います。
おわりに
以上、今回は医師9年目の僕が現在やっている英会話の勉強法を紹介しました。
英会話がちょっと勉強したくらいでできるようにならないことは今までの長い人生でよくわかっています。
ただ、今は正しい方法で毎日きちんと勉強を続ければ、2年後くらいにはある程度話せるようにならないかなと希望的展望を持っています。笑
目標は2年後のIOC Diplomaの実技試験で海外に行った際に英会話で心が折れないこと、そして、海外学会の英語での質疑応答で何となくやり過ごせるようになっていることです。もう少ししたら他のオンライン英会話にもトライしてみようかなと思っていますが、まずはこの2つをしっかりと使い倒したいと思います。
大学でアカデミックキャリアの道を進んでいる間は必然的に英語はできなくてはいけませんし、何より英会話ができると海外旅行などを含めて人生の楽しみがかなり広がると思いますので、しばらくしっかりと頑張りたいと思います。
よせやん
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