スポーツドクターとして今アスリートに伝えたいこと!トレーニング・栄養・休養・予防医学の大切さ!
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
2月の海外学会で基礎実験が途切れた(1週間も空けると細胞が全部死んでしまうので)こともあり、2月はやろうと計画していたことが全くできませんでした。
動き出すととことんやるんですが、1回止まってしまうと動き出すまでにエネルギーがいるのが僕の弱点ですね。
さて、2月末からまた色々と頑張ろうと思って動き出しましたが、自分の場合はまず何か1つ頑張るのが効果的だとわかっているので、まずサッカーに関して頑張ることにしました。
年度末には職場のサッカー大会もありますし、新年度の社会人サッカー・フットサル開幕に向けて身体を作るという意味でも、もう一度自分自身の身体を鍛えようと思ったのです。
というわけで、2月末からTwitterのスポーツ関係者のTwitterフォロワーさんおすすめトレーニングをやってみています。
という記事でどんなトレーニングをしているか、とか使っているプロテインやアイテムの紹介をしようと思っていたのですが、書いているうちに話がかなり脱線して、スポーツドクターとして今アスリートに伝えたいことを書いていました。笑
ズバリ言ってしまうと、トレーニングだけでなく、栄養・休養(コンディショニング)・予防医学の大切さについてです。
でも、アスリートの皆さんにとってかなり大切なことだと思いますので、一読いただけたら幸いです。
よせやん
Contents
歳を取ってくると明らかに動けなくなる・・・
僕ももう気付けば30代前半なのですが、30歳を過ぎてからサボるとすぐに身体に変化が出てくるようになりました。
- 運動しない→太る
- 練習しない→動けなくなる
動けなくなるという表現はかなり抽象的ですが、本当にそうなんです。
技術はおそらく昔とそんな変わっていないと思うし、むしろフットサルの技術に関しては昔よりできるようになったくらいだと思いますが、身体はそうはいかないんですよね。
定期的に身体を作っていないと、
- 頭ではわかっていても身体が付いてこない
- あと一歩の足が出なくなる
- 最後のシュートが踏ん張れない(ボールが浮く)
- 切り替えが遅い(戻れない)
ってのを顕著に感じるようになってきました。
こんな奴に負けるはずないのに!と思いながらも身体が付いてこないのは本当に辛い。
やっぱり本気でサッカーをしてると、何歳になっても負けるの嫌ですから。笑
やってる奴は絶対にやってる!トレーニングと同じくらい栄養と休養は大事!
身体は本当に正直なので、トレーニングや食事、コンディショニングをきちんとやっていると身体は必ず応えてくれます。
特にある程度の年齢になっても現役でトップレベルでプレーしてる選手は、皆さん必ずこういう部分をしっかりやっている選手だと思います。
逆に、そういうところまで考えていないと、30代とかになって現役でやっていけないということでもあると思います。
海外に行っているような選手、トップレベルでやっている選手は話を聞いているとみんなトレーニングと同じくらい栄養と休養(コンディショニング)を大切にしている選手ばかりです。
よせやん
でも、栄養とか休養ってもちろんプロになってからもものすごく大切ですが、身体を作らなければならない成長期の選手にとってはもっともっと大切だと思うんですよね。
今、日本のアスリートでそこまで意識している中学生、高校生がどれだけいるんでしょうか。
そういうことを知る機会がないのもまた事実だと思うので、ここら辺は日本のスポーツ界が成長していく上でも重要な点だと思います。
各世代代表クラスになると合宿でそういうところまで指導してもらっていますが、都道府県代表クラスだとそこまでフォローしてもらっていないのが現状だと思います。
でも、トップレベルだけでなく、全てのカテゴリーの全ての選手に知ってもらうことが、きっと日本のスポーツ力の底を押し上げることに繋がるんじゃないかと思うんですよね。
今サポートしてるJFLチームの選手でも、そういうところまできちんと意識して行動してる選手の方が少数派だと思います。
チームに専属栄養士はいないですけど、悲しいことにそういうことを質問されることもありません。
予防医学も選手にとってかなり大切!
話がかなり脱線しましたが、栄養と休養(コンディショニング)の大切さは僕が最近いつも思っていることです。
そして、もう一つ思うのが予防医学の大切さ。
今まで怪我をして泣いてきた選手がたくさんいるのに、自分は大丈夫と思っているのか、何も考えていないのか、予防医学の大切さを理解していない選手はかなり多いと思います。
よせやん
例えば、高血圧症、糖尿病になってから治療介入するより、予防してそういう病気にさせないことが健康寿命を長くする意味でも、医療費を抑えるという意味でも本当に大切なんです。
現在、国が予防医学に力を入れているのは、医療費を削減したいからですが、実際大切なことだと思います。
一度の怪我で人生が変わってしまう選手はたくさんいます。
チャンスを失うだけならまだしも、サッカー生命が終わってしまう場合だってあるんです。そして、怪我を重ねる程その確率は高くなっていくでしょう。
予防医学の大切さを理解している選手ももちろんいると思いますが、その大多数は怪我をしてから気付いたパターンではないでしょうか。
自分を含め、人は失敗して初めて気付くことが非常に多いです。でも、可能なら失敗する前に気付けたらどれだけ素晴らしいでしょうか。
メディカルチェックを受けている選手は自分の弱点が指摘されることもあるハズです。
では、その時に、それをその後のトレーニングに活かして改善するようにしていますか?
正直、そこまでしないとせっかくのメディカルチェックもただの事務的なものになってしまい、意味がないですよね。
ただ、こういう部分に関しては、僕たちメディカル側からもっと選手に啓蒙していく必要があると思いますし、それがメディカルの役割の一つだと思います。
メディカルに求められる最たるものは、怪我をした時にいい治療ができるではなくて、怪我をさせないこと
ではないでしょうか。
自分もダメだったからこそ、スポーツドクターとして伝えたい!
というわけで、話がめちゃくちゃ違う方向に逸れましたが、僕ももう一度アスリートとして自身を見直してみようと思います。
教えてもらった毎日のトレーニング(腕立て、腹筋、背筋、スクワット)と週2回の練習(参加できない場合は持久力維持のために走る)、そして栄養(食事内容+プロテイン)をとりあえず1ヶ月間続けてみます!
実は、自分もアスリート人生では上で書いたこと全てができていなかったんですよね。
よせやん
一応、全国大会に出場するくらいのレベルでやってたのに(チームが強かっただけですが)、今までトレーニングについても、栄養についても、休養についてもきちんと考えて実践したことは一度もありませんでした。
そのくせ、怪我は何回もしていて、なおかつ、治療だけしてアスリハはせずに復帰してすぐに再発するってのを何回経験したことか。
小学生の時はプロサッカー選手になりたいとリアルに思っていましたが、今思い返すとこんなんでなれるわけがない。笑
サッカーを舐めているとしか言えませんよね。
そこまで考えていない時点でサッカー選手としての資質がないのです。
でも、だからこそ今医者として、スポーツドクターとして、アスリートに伝えたいことがたくさんあります。
今後はそういう啓蒙的なことも発信できたらいいなと思っています。
よせやん
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