代表的な骨壊死の種類とその原因|骨端症との関係、わかってますか?
どうも、こんんちは。
若手整形外科医のよせやんです。
今朝のミラノダービー見ましたでしょうか?僕は4時45分に起きて、試合を通して見ました。ただ、長友がスタメンじゃなかったのは残念でしたね。
しかし、本田はスタメンで出場。そして、前半に先制点となるアッレクスのゴールをアシスト!!明らかに復調しているのが感じられました。
イタリア地元紙の評価での本田に対する評価は、「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙で6.5点(最高点はMFクツカの7点)、「コリエレ・デロ・スポルト」紙は単独最高点の7点をつけ、「ダービーの男」と絶賛しています。やはり、日本人が活躍している姿を見ると、気分がいいですね。今後ともこの調子でがんばってもらいたいです!
おっと、余談が長くなりました。
今日は、骨壊死と骨端症の関係についてお話しします。
あなたは、壊死と骨端症の関係をきちんと説明することができますか?
Freiberg病を勉強したときに、「Freiberg病は骨端症(無腐性骨壊死)の1つである」って書いてあったのですが、正直、僕は「?」となり、骨壊死と骨端症の関係がよくわかっていませんでした。
よせやん
おそらく、皆さんの中にも理解していない方が多いのではないでしょうか。
というわけで、今日はその関係を知るべく、骨壊死の種類や原因、骨端症との関係についてまとめます。
Contents
骨壊死とは
これは骨への血流障害、すなわち動脈性阻血と静脈性還流障害により生じます。
原因としては、血栓、脂肪塞栓、血管炎、血管攣縮などが推測されています。骨壊死は全身のいずれの骨にも発生しますが、大腿骨頭、上腕骨頭などによくみられます。
骨壊死には以下の3つがあります。
- 骨端症
- 特発性(一次性)骨壊死
- 続発性(二次性)骨壊死
では、これらがどういうものか、順番に見ていきましょう。
骨端症
では、骨端症とは何なのでしょうか?
代表的な骨端症には以下のようなものがあります。
- Panner病:上腕骨小頭
- キーンベック病:月状骨
- Perthes病:大腿骨頭
- オスグットシュラッター病:脛骨粗面
- Sever病:踵骨
- 第1Kohler病:足舟状骨
- 第2Kohler病(Freiberg病):中足骨
知っているものがありますか?
いずれも覚えておくべき疾患なので、知らないものがあれば記事下にある関連記事で確認して下さい。
特発性(一次性)骨壊死
特発性(一次性)骨壊死は、循環障害による阻血壊死で、原因は特定されていません。代表的なものを挙げてみます。
特発性大腿骨頭壊死症
若年から壮年の男性に多いとされています。
ステロイド使用、アルコール飲用者、それ以外がそれぞれおよそ1/3ずつを占めます。
ステロイド使用によるものは、開始から1年以内の発生が多いといわれています。
MRIによる診断感度、特異度はともに極めて高く、早期診断に有用です。治療方法の選択と決定のためには、壊死範囲の評価が不可欠です。特発性大腿骨頭壊死を疑った場合は必ずMRIを撮影しましょう。
膝関節特発性骨壊死
中年から高齢女性に好発します。
大腿骨内顆の関節下骨に起こる、骨粗鬆症を基盤とした軟骨下脆弱骨折に起因すると推測されています。ステロイドによる骨壊死・離断性骨軟骨炎との鑑別が重要です。
続発性(二次性)骨壊死
続発性(二次性)骨壊死とは、原因が特定でき、その原因に続発する骨壊死の総称です。こちらも代表的なものを挙げてみます。
外傷性・骨折に続発する壊死
大腿骨頚部骨折後・外傷性股関節脱臼後の大腿骨頭壊死、距骨骨折後の距骨骨壊死、舟状骨骨折後の近位骨の壊死などがあります。
聞いたことのあるものばっかりですね。
これらはすべて無腐性骨壊死(血流障害による骨壊死)です。放射線照射によるもの
腫瘍などへの放射線療法に伴ってみられます。
骨盤部への照射によって大腿骨近位部に骨壊死を生じ、その後、圧潰変形に至ります。
潜水病・減圧症によるもの
潜函作業や潜水作業において、環境の圧変化が急激に起こった際に、窒素ガスなどの生体内の不活化ガスが飽和となって気泡を形成し、血管内に塞栓をきたします。
その結果、骨壊死を発症します。
特殊疾患によるもの
Gaucher(ゴーシェ)病は、骨髄の細胞に糖脂質が蓄積することにより骨変形や骨壊死を呈します。
僕は、今回勉強して初めてこの病名を聞きました。
骨壊死と鑑別が必要な疾患
最後に、骨壊死と鑑別すべき疾患について触れておきます。
骨壊死は、原因不明の骨髄浮腫である一過性骨髄浮腫症候群との鑑別が必要です。
よせやん
おそらく、この病気を知っている方は少数かと思います。
そのうち原因不明で骨萎縮を伴わない一過性・可逆性の骨髄浮腫を一過性骨髄浮腫症候群(transient bone marrow edema syndrome)と呼びます。
診断にはMRIが有用で、骨シンチでは集積亢進がみられます。
経過としては一過性・可逆性であり、数ヶ月〜1年程度で症状は改善し画像所見も回復します。外傷、感染、骨壊死とはこの点で異なります。
おわりに
以上、今回は骨壊死の種類や原因、骨端症との関係についてまとめました。
今回勉強して、やっと骨壊死と骨端症の関係を理解することができました。
おそらく、皆さんの中にも理解していなかった方が多いのではないでしょうか。
というわけで、今回出てきた骨端症の代表的なものに関しては、今後勉強していきたいと思います。
Freiberg病、オスグットシュラッター病については以前まとめました。
まず、興味のある足の外科のものに関してまとめていこうと思います。
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