【厳選】チェックすべきスポーツ医学の最新のおすすめ教科書を紹介|2019年11月
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
今週末は大学同期の結婚式に出席してきました。
大学同期と会うのは久しぶりでしたが、僕たちももう医師8年目とか7年目。
学生の時は飲んでばかりでしたけど、今はそれぞれ医師としてしっかりと働いていて、もう下を指導するような立場になっていることに驚きを隠せません。
時間の流れはあっという間ですから、1日1日を大事にして夢に向かって頑張っていきたいものですね。
さて今回は、前回に引き続き11月に参加した日本臨床スポーツ医学会の書籍販売コーナーで見つけた最近出版された整形外科・スポーツ医学の教科書のうち、気になったものを厳選して紹介します。
- 投球障害肘
- 肩と肘のリハビリテーション
- 筋力トレーニング
- ストレッチング
- リハビリテーションのためのピラティス
の教科書を紹介しようと思います。
スポーツ関係者ならば興味を惹かれるものがあるかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
よせやん
Contents
投球障害肘
まず、投球障害肘です。
Amazon、楽天で購入できませんが、こちらから購入できます。
臨床スポーツ医学の最新刊である2019年11月号ですね。
今回のテーマは投球障害肘です。
投球障害肘について、解剖・エコー・ MRI・Tommy John Surgeryの日本とアメリカでの実際・手術適応・PRP療法・予防トレーニングなどが解説されています。
個人的には日本とアメリカでの投球障害肘に対するTommy John Surgeryの考え方の違いが面白いなぁと思いました。
アメリカに移籍したメジャーリーガーの選手は結構な確率でTommy John Surgeryを受けていますからね。
野球に興味がある方や純粋に肘について勉強したい方は是非読んでみてください。
よせやん
肩と肘のリハビリテーション
続いて、肩と肘のリハビリテーションについての教科書です。
先ほどの教科書と同様、こちらも船橋整形外科の菅谷先生編集の教科書です。
船橋整形外科病院グループの第一線で活躍する、または同病院で研鑽を積んだ医師・理学療法士により、同病院で行われている機能改善を目指す肩関節・肘関節の診断と治療、そしてリハビリテーションを具体的に解説してくれています。
複数の施設の先生方によって書かれた一般的なテキストとは異なり、船橋整形外科病院グループとそのコンセプトを踏まえた医師・理学療法士たちにより書かれているため、その治療理念とアプローチを一貫して学ぶことができます。
患部のみならず患部外も含めた機能評価や全身の理学療法、トレーニングのノウハウまで満載で、肩と肘診療を行う全ての医療者に参考になる一冊かと思います。
よせやん
筋力トレーニング
次に、筋力トレーニングについての教科書です。
この教科書は、効果的な筋力トレーニングのための基礎知識、部位別筋力トレーニング、動作別筋力トレーニングの3部から構成され、分かりやすいイラストともに、最新の医・科学的根拠に基づき筋力トレーニングの実践方法、応用方法を解説してくれています。
部位別ではパフォーマンスへの貢献、スポーツ外傷・障害との関係、実際のトレーニング方法(一般的な方法・注意点・誤った方法・上級者向け)について解説されています。
動作別では「強いボールを蹴るため」「早く走るため」のように競技での目的に応じた具体的な筋力トレーニング方法とその効果を解説しており、自分の目的に合わせた筋トレを学ぶことができます。
よせやん
せっかくなので、筋トレに関する本をもう一冊紹介しておきます。
この教科書は、筋トレについて色々と聞いていた時に理学療法士の吉田さん(@kibou7777)に教えてもらったものです。
その後、大学の同門の先生がこの本を読んで筋トレを実行しているのを知り、内容を見せてもらいましたが、この本は非常に面白いです!!
アメリカの刑務所に伝わる肉体鍛錬法をメソッド化した実践書なのですが、今、日本で一番売れている筋トレ本でシリーズ累計15万部突破しているみたいです。
ジム通いせずに自重トレーニングのみで全身にスピード・パワー・アジリティ能力を搭載するためのトレーニング方法が学べるのですが、初級から徐々に・そして着実に次のステップに誘導してくれるので、これから筋トレを始める人にもオススメです。
よせやん
ストレッチング
続いて、ストレッチングの教科書です。
この本は新刊ではないのですが、学会の図書コーナーに置いてあり、一緒に本を見ていた後輩が「この本すごくいいですよ」と言っていたのでチェックしてみました。
1ページに1ストレッチが解説されており、ストレッチングされている筋を視覚的に理解することができます。
ストレッチで一体どの筋肉へどのように作用しているのか丁寧に解説されており、解剖学が苦手な人でも大変わかりやすい内容になっています。各ポーズに、どういった怪我のリハビリとして行うとよいか、どのポーズと組み合わせるとよいか、注意点などのアドバイスも細かく書かれており、巻末には一つ一つの怪我についての説明もなされています。
医療関係者やスポーツ指導者、さらにはスポーツ愛好家にも為になる教科書だと思います。
よせやん
ピラティス
最後に、ピラティスの教科書です。
この教科書では、米国のリハビリ施設でピラティスを取り入れた治療を行っている著者が、科学的根拠を示しつつその理論と具体的な適用方法を示してくれています。
ただ、医師はピラティスを知っている人の方が少数なのではないでしょうか。
この教科書では、整形外科リハビリテーションの専門家にピラティスの哲学を知ってもらい、患者を対象とした治療法としてピラティスを用いる方法を伝えることを目的に書かれたものなので、ピラティスがどんなものか知ることができるかと思います。
よせやん
おわりに
以上、今回は最近出版された整形外科・スポーツ医学の教科書のうち、気になったものを厳選して紹介しました。
僕は学会に行くと必ず書籍コーナーに立ち寄ります。
自分が興味あって参加している学会の内容に関係のある教科書が多いですし、教科書の立ち読みができるのも大きいですよね。
やっぱり手に取らないとわからないところがありますので。
最近では新しい教科書をチェックするのも学会に行く楽しみの一つになっています。
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