meniscocapsular separationとは?|MRI異常ないが症状ある場合注意
どうも、こんにちは。
昨日は8時から9時半までフットサルした後、現地にいた方に人数が足らないから助っ人で入ってくれないかと頼まれて、さらに9時半から11時までフットサルしてました。
今日は関連病院にバイトに行った後、5月から働く病院の近くのマンションを決めに行き、その後大学に戻って仕事をして、10時から12時まで社会人フットサルチームの紅白戦をしていました。
明日も仕事をした後、夜から練習試合があるので今日はお風呂に入ってゆっくり休みます。
さて、今日はバタバタしていたので更新が遅れてしまいました。
あっさり系の記事にさせて頂き、「meniscocapsular separationって何?」っていう疑問にお答えしようと思います。
学会や勉強会などで、半月板に関する話になったときに、meniscocapsular separationって言葉を聞くことがありますよね。
僕も最初にこの言葉を聞いたときは、「ん?何だそれ?」ってなりました。
今はもちろん意味はわかっていますが、同じように疑問に思う人がいるかもしれないので、簡単に説明しておきます。
よせやん
Contents
meniscocapsular separationとは
カタカナで「メニスコキャプスラセパレーション」と言われると何それ?ってなりますよね。
でも、英語で書くと意味は予想できるかと思います。
meniscusは「半月板」を意味します。
これを連結で使うと、menisco-となります。
capsuleは「関節包」を意味します。
この単語の形容詞はcapsularです。
separationは「分かれること・分離」って意味ですね。
つまり、
meniscocapsular separationは、日本語では「半月板関節包分離」といいます。上の単語のパーツの意味がわかっていれば納得ですね。
MRIなどで半月板に明らかな損傷がないけどれど、膝のキャッチング(引っかかり感)やロッキング(嵌って外せなくなる)症状があるときには、この疾患を疑う必要があります。
内側半月板に多く、またMCL断裂を合併することもあるとされています。
半月板辺縁に沿った断裂が実質内に存在する場合を「半月板辺縁部断裂」、関節包との接合部に生じた場合を半月板関節包分離と定義されていますが、実際にはこれらの断裂の位置を正確に把握するのは困難であり、両者を鑑別する臨床的必要性も少ないでしょう。
もうちょっと詳しく
では半月板関節包分離ってどういうことでしょう?
解剖学的には、半月板辺縁部は関節包に連続しています(図1)。
図1:正常な関節包と半月板は連続している
しかし、半月板と関節包が分離してしまうと、図2のような状態になります。
図2:meniscocapsular separationの鏡視所見
MRIで見ると、図3のように写ります。
半月板外周縁が不整で、関節包との間に液体の介在物がみられます。
図3:meniscocapsular separationのMRI所見
ちなみに解剖学的に見てみると、図4のようになります。
図4:meniscocapsular separationの解剖学的所見
視覚的に見てみると、よりわかりやすいですね。
よせやん
おわりに
今日はちょっと聞き慣れないmeniscocapsular separationについて説明しました。
時間がなかったので、駆け足になりましたが、何となくイメージはつかめたのではないでしょうか。
普段の整形外科やスポーツ医学に関することで、何か知りたいことなどがありましたら、連絡を頂ければ調べて記事にしていこうと思います。
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