股関節のダブルフロア(double floor)とは?!
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
一昨日の大学当直はめずらしく荒れていてちょっと寝不足でした。
昨日は今年の5月から赴任予定の病院の先生にお誘いして頂いて、昼間から日付がかわるくらいまで麻雀していました。
新しい環境に溶け込むのも大切なので付き合いも必要ですからね。
というわけで昨日は記事をかけなかったのですが、さすがに年度末シーズンで今日も1日予定が埋まっています。
というわけで、今日はあっさり系の記事にさせてもらいます。
股関節の所見で登場するダブルフロア(double floor)についてです。
Contents
はじめに
股関節の画像所見について話していると、「ダブルフロア」っていう言葉を聞くことがあるでしょう。
大学病院はイメージの通りカンファレンスが多く、手術症例の術前カンファレンスもそのうちの1つです。
その際には、型のごとく主訴・現病歴・既往歴・検査所見・画像所見・手術内容などを病棟番がプレゼンします。
大学病院に勤務し始めて、初めてのカンファレンスのときに「ダブルフロア」って言葉を聞き、それは何だ?と思った記憶があります。
よせやん
これも意外にネットで調べてもいい記事がありませんでしたので、これから先、同じような疑問を抱く人のために記事にしておきます。
ダブルフロアとは
基本的に、ダブルフロアは変形性股関節症に伴って出現する所見です。
変形性股関節症の進行に伴い、寛骨臼の外側縁に異常なストレスがかかって障害を受けた関節唇が骨へと変性し骨棘が出現します。
さらにこの状態が続くと、
これをダブルフロア(double floor)といいます。
図:ダブルフロア(double floor)のCT所見
CT画像を見ると、確かに寛骨臼底が二重底になっていますね。
よせやん
おわりに
以上、今回は、股関節の画像所見について話していると、聞くことがあるダブルフロア(double floor)について説明しました。
進行した変形性股関節症ではよく見られる所見なので覚えておきましょう。
今日は本当に時間がないので、本当にあっさりですがこれで終わります。
また後日、変形性股関節症について、そして人工股関節全置換術の作図についての記事を書く予定です。
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