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疲労対策とコンディショニング|スポーツ選手にとって練習と同じくらい大切!

 
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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

 

やらなきゃいけないことがめちゃくちゃ詰まっていた期間が終わり、少し余裕が持てるようになりました。

逆に今までできなかったことをやる時間に当てないとですね。とか言いながら昨日の夜はリラックスタイムとしたので今日からしっかりと再開してます。

記事も今日明日で書き溜めておきます。

 

さて今日は、スポーツ選手にとって切り離すことができない疲労対策とコンディショニング管理についてまとめてみようと思います。

 

日々、質の高い練習をするためにも疲労への対策をしっかりと行うことはトレーニングと同等に重要なことであると言えます。

みなさんはトレーニングをするばかりではなく、蓄積していく疲労への対策をきちんと考えていますか?

よせやん

僕は自分自身のために(選手として)疲労とコンディショニングについて知りたかったのと、スポーツドクターとして選手やチームに指導を行ううえでも知っておきたい項目の1つであったので今回調べてみました。

まさに知りたいことについてまとめてくれている論文を見つけましたので、その論文を参考にしながら「疲労対策とコンディショニング管理」について記事を書いていきます。

 

参考にしたのは下の文献です。

太田千尋.疲労対策とコンディショニング管理.臨床スポーツ医学. 2016

Contents

コンディショニング

まず、コンディショニングとはどういう意味なのでしょうか。

 

コンディショニングとは、パフォーマンスを発揮できる状態に整えることです。

つまり、競技に応じて日々怪我なく強化していき、目標とする試合に疲労が回復している状態で望むことだと言えます。

 

そのためには、計画的なトレーニング疲労の管理が求められます。

 

猪飼は、疲労について以下のように述べています。

作業あるいは運動をしていくことによって、身体各部の器官や組織のエネルギーの消耗、あるいは調整の低下によって機能の減退が起こり、これらが全体として作業や運動の成果(パフォーマンス)を低下させるようになった状態をいい、このとき多くの場合が疲労感を伴うものである。( 猪飼道夫. 身体運動の生理学.杏林書店.1973 )

 

疲労は原因によってその程度や発現部位が異なるため、トレーニングと同様、その回復(リカバリー)には目的に応じた手段を選択する必要があり、この選択を誤ると回復に効果がなく、かえってパフォーマンスを低下させたり、回復を遅らせることも起こりえます。

 

したがって、

選手の状態や状況に応じて、戦略的にリカバリーを行うことが大切です。

 

疲労への対策

戦略的なリカバリーを行うためには、疲労対策を立てるために次の2つの要素を考慮する必要があると考えられます。

  • トレーニング計画
  • 疲労変数

では、これらについて順にお話していきます。

 

トレーニング計画

パフォーマンスを向上させるためには、強化と回復のバランスをとることが重要になってきます。

 

適度な負荷(オーバーリーチング)と回復はパフォーマンスの向上のために大切ですが、回復期がなくオーバーリーチングを繰り返してしまうと、過剰な負荷の蓄積となり、オーバートレーニングや外傷・障害の要因になります。

 

そのため、どの時期にどの程度選手に負荷がかかるのかを年間単位で予め把握し、休みを取る日、負荷を下げる日(ダウンローディング)を作る必要があります。

また、日々の体調変動を把握し、計画調整を行うことも重要だと言えるでしょう。

 

疲労変数

トレーニングは競技特性やピークまでの期間に応じて、トレーニング変数(強度・回数・時間・速度・種目・運動様式・いわゆる競技特性など)を変えて指導されていますが、疲労についてはあまり考慮されておらず、リカバリーの方法も多くの場合、同じ方法で行われています。

 

また、タイミングも重要な要素の1つです。

リカバリーを行うときが、試合間なのか、活動終了時なのか、翌日も試合があるのかなどによってリカバリーの目的も変化するため、内容を調整する必要があります。

 

おわりに

以上、今回は疲労対策とコンディショニングの総論的なことについてまとめました。

総論はまだ楽しい内容ではないですね。

ただ長くなってしまうので具体的な話については次回からまとめます。

 

疲労変数(体にどのような負荷がかかっているのか)について、そして、実際にどうやって疲労回復を行っていけばよいのかについてお話していきます。

次回からの話は、スポーツに関わる人は知っておくべき内容だと思います。

どうぞ、お楽しみに。

 

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