【Spolink JAPAN】日本のスポーツ医療者検索システムへの情報掲載協力のお願い【条件を更新しました】
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
先日、下の記事で日本のスポーツ医療者の皆様に、誰でも無料でスポーツ医療者を検索するためのシステムへの情報掲載協力についてお願いさせて頂きました。
この記事を投下しましたところ、すでに100名を超える方々にご協力を頂けることになりました。
個人的には医師が集まるかどうか不安だったのですが、想像以上に医師の協力者の方がいらっしゃり大変嬉しく思っています(特にJリーグやJFLのサッカードクターからの応募はうれしかったです)。
ただ、かなりシビアな条件に設定させて頂いたため、「協力したけれどもできなくて残念です」という意見を多数頂きました。
実際にナショナルチームのサポートをされている方でも条件を満たさない方が思っていた以上にいらっしゃるようです。
確かに、前回ご案内した掲載条件は職種と資格だけのもので、そうでなくてもスポーツに関わってくださっている方々が条件を満たさなかったのは事実だと思います。
しかし、スポーツ医療をある程度以上のレベルで行うことのできる方に限定しないと、このリスト自体の意味がなくなってしまうとも考えています。
よせやん
そこで、Spolinkのメンバーでこれらを天秤にかけて議論し、新たな条件を決めました。
というわけで、本日はSpolink JAPANが作る「日本のスポーツ医療者を検索できるシステム」へのスポーツ医療者の新しい掲載条件をお知らせさせていただきます。
Contents
皆様の声
そして、前回の告知後に皆様に頂いた声を紹介したいと思います。
Twitter以外でもお声を頂いておりますが、Twitterのみ一部厳選して紹介します。
育成年代に関わる身として、このシステム必要性を強く感じる!子どもたちの保護者や国内留学しているOB、OGから、受診先についての問合せが多くあります。これにより保護者、指導者、選手にとってより良い判断ができるはずです。 https://t.co/Z3sJlwvUV5
— 加地 真也/Junior Athlete Suporter (@SHINYA_KAJI0713) 2018年12月12日
この前の週末は #日本スポーツ外傷・障害予防研究会 が開催されて他職種が参加。
今度はオンラインで#spolink がwebページ。スポーツ医療が拡大する予感 https://t.co/Tugk28EdQa
— TARO (@Taro5959) 2018年12月12日
素晴らしい取り組みだと思います(^^) https://t.co/dZEpk5ghQG
— 高畑将太郎 (@takahattyyy) 2018年12月11日
地方にも頼れるスポーツ医療者はたくさんいます。
この検索システムが少しでも選手の助けになることを期待しています。
皆様、是非ともご利用ください。 https://t.co/RsxV1ANLkE
— 吉田大佑@理学療法士/JSPO-AT (@Dyoshida1023) 2018年12月11日
スポーツ医とって名前を載せたい! https://t.co/wSHiCdOpAa
— さんだ/再受験医学生 (@sanda_igaku) 2018年12月11日
Spolink JAPANとは
一応、初めてこの記事をご覧になっている方もいらっしゃると思いますので、前回の記事でお話ししたことについても再掲させていただきます。
前回の記事をご覧いただいた方は、新規掲載条件にお進みください。
そもそもSpolink JAPANとはどういう組織なのか?
日本のスポーツ医療体制を変えるために50名の仲間と立ち上げたSpolink JAPAN。
9月にコアメンバーが決まってからはや3ヶ月が立ちます。
現状の日本のスポーツ医療体制の問題点、それをどうしたら解決できるのかについてみんなで考え模索してきました。
- 医師とそれ以外の職種の間に大きな壁が存在する
- チーム・指導者・選手がメディカルの重要性を理解していない
- 医師とアスレティックトレーナーの連携が取れていない
- 地域内のスポーツ医療体制が確立されていない
- 医療者が選手を囲おうとする(他の選択肢を与えず全て自分で治療しようとする)場合がある
- 選手が怪我をした時に、選手・チームが誰を頼ったらいいのかわからない
- 合宿や大会で他都道府県に行った時に頼れる人がいない
- 他の地域のスポーツ医療体制がどうなっているのかわからない
- 他のスポーツ種目の医療体制がどうなっているのかわからない
- 学生の時にスポーツ医療に関わる機会がほとんどない
現状の問題点はまだたくさん残っていますが、これらの根幹にある原因は連携が不足していることだと思っています。
それを解決するためにはどうしたらいいのか・・・
みんなで悩み、時にぶつかりながらこの問題を解決するためのアプローチを考えています。
いろんなアプローチを考えていますが、その中の1つの解決策として、日本のスポーツ医療者を検索することができるシステムを作ることにしました。
そのシステムを一般公開するのは2019年1月を予定しておりますが、それに先立ちまして、日本のスポーツ医療者を検索できるシステムへの情報掲載を全国のスポーツ医療者の方々にお願いしたく、今日は筆をとっております。
これより、詳しく説明させていただきますので、一読していただけますと幸いです。
具体的にどんなシステムか
まず、私たちが想定しているシステムがどんなものか説明させていただきます。
簡単に言うと、
誰でも無料で、地域・職種・スポーツ種目・資格・キーワードにて日本全国のスポーツ医療者を検索することができるシステムです。
閲覧できる情報としては、以下のものを考えています。
- 名前(ふりがな)
- 勤務先
- 職種(専門)
- スポーツ関係の資格
- 関わっているスポーツ種目
- スポーツ関係の仕事
- PR
- 連絡先(会員のみ閲覧可能)
つまり、
自分の住んでいる近くや合宿などで遠征する先のスポーツに関わっているドクター 、トレーナー、理学療法士、作業療法士、鍼灸師、柔道整復師、スポーツファーマシスト、管理栄養士などを検索することができ、なおかつ、その人がどこに勤務しているか、どんな資格を持っているか、どんなスポーツ種目に関わっているか、実際にどんなスポーツの仕事をしているか等を閲覧することができるものです。
何故それが必要か
では、何故そういったシステムが必要と考えたのか・・・
例えば、スポーツドクターを例に挙げると、
現在、スポーツドクターを検索できるシステムは以下の2つがあります。
これらのサイトは、日本のスポーツドクターを検索するシステムとして非常に有用なものです。
しかしながら、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本整形外科学会認定スポーツ医の資格を持っているドクターしか検索することができず、また、その方が他にどんなスポーツ関係の資格を持っているのか、今までにどんなスポーツ関係の仕事をしてきたのか、現在どんなスポーツ関係の仕事をしているのかまで検索することはできません。
もちろん、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本整形外科学会認定スポーツ医の資格を持っている医師は、応募条件を満たし、かつ規定のスポーツに関する研修会を修了した方しか取得することはできないため、この資格自体がスポーツドクターを見極める一つの貴重な指標になります。
しかし、スポーツドクターの資格はこの2つ以外もありますし、スポーツドクターを検索したい方にとって、一つ一つの資格ごとに検索するのではなく一度に全ての資格を含めて検索できたり、そのドクターがどんなスポーツの仕事をしてきたのか、現在どんなスポーツの仕事をしているのかまで知ることができるとより有益なのではないかと思います。
また、スポーツドクター検索に関しては上記2つの検索システムが、スポーツファーマシストに関してもきちんとした検索システムがありますが、それ以外の職種に関してはスポーツに関わる資格や実際にスポーツに関わっている医療者をきちんと検索システムは皆無です。
実際にスポーツチームやアスリートのサポートをしているトレーナーの方が治療をお願いするスポーツドクターを検索できたり、逆にスポーツドクターがなかなか病院では実施することが難しいアスリハをお願いできるトレーナーを探したり、チームや指導者・アスリートがスポーツ医療者を検索できるようになれば、それだけでもスポーツを愛する人によりよい医療・競技環境を提供できる可能性が高くなると考えています。
スポーツ医療者の皆様へ掲載情報登録のお願い
というわけで、今後Spolinkで今説明させて頂いたようなシステムを作っていきます。
このシステムが本当に有益なものとなるためには、一部の方だけの情報を掲載するのではなく、
より多くの(理想的には全ての)スポーツ医療者の情報が掲載されることが必要
だと考えます。
掲載資格
また、掲載する情報は本当にしっかりとスポーツ選手に対応できる方に限定しないと有益なものとならないと考えるため、まずは以下の条件を満たす方に限定しようと考えています。
医師
- 2年以上のスポーツに関わる活動実績があり、現在も活動中である
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 日本スポーツ協会公認スポーツドクター
- 日本整形外科学会認定スポーツドクター
- IOC diploma
- 障がい者スポーツ医
のいずれかの条件を満たす方
トレーナー
- トレーナとして現在専属雇用されている
- トレーナーとして専属雇用された経験がある
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
- BOC公認アスレティックトレーナー
- 日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士
- 日本臨床心理身体運動学会認定スポーツカウンセラー2級以上
のいずれかの条件を満たす方
理学療法士
- 資格取得後2年以上のスポーツ医療に関わる活動実績があり、現在も活動中である
- 認定理学療法士(スポーツ)
- 認定理学療法士(運動器)
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
- BOC公認アスレティックトレーナー
- 認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)
- 認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
- 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)
- 全米スポーツ医学協会Performance Enhancement Specialist(NASM-PES)
のいずれかの条件を満たす方
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・作業療法士・その他の職種
- 資格取得後2年以上のスポーツ医療に関わる活動実績があり、現在も活動中である
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
- BOC公認アスレティックトレーナー
- 認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)
- 全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
- 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)
- 全米スポーツ医学協会Performance Enhancement Specialist(NASM-PES)
のいずれかの条件を満たす方
カイロプラクター
- WHOのカイロプラクティック教育ガイドラインをクリアした国内外の教育を修了している
- 日本カイロプラクティック登録機構に登録している
のいずれかを満たす方
薬剤師
- 公認スポーツファーマシストの資格を有する方
管理栄養士
- 公認スポーツ栄養士の資格を有する
- 資格取得後2年以上のスポーツに関わる活動実績があり、現在も活動中である
のいずれかを満たす方
看護師
- 資格取得後2年以上のスポーツに関わる活動実績があり、現在も活動中である
- 日本健康運動運動看護学会認定健康スポーツナースの資格を有する
- 日本運動器学会認定運動器看護師の資格を有する
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
- BOC公認アスレティックトレーナー
- 認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)
- 全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
- 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)
- 全米スポーツ医学協会Performance Enhancement Specialist(NASM-PES)
のいずれかを満たす方
臨床心理士
- 日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士
- 日本臨床心理身体運動学会認定スポーツカウンセラー2級以上
のいずれかの資格を有する方
私たちの考えに賛同し、上記の条件を満たす方で情報掲載にご協力いただける方は、プライバシーポリシーをご確認の上、以下登録フォームより登録をお願い致します。
※掲載情報の中で公開する情報を制限(名前のみ掲載、所属は掲載しない等)することも可能です。
※資格のみで条件を満たしていたない方は、特にスポーツ活動歴については詳しくご記載ください。
※Spolinkが不適切であると判断した場合は、掲載されない場合がありますので予めご了承ください。
また、一部のSpolink有料会員が医療相談や仕事依頼のためにスポーツ医療者に直接連絡できるシステムを構築することも検討しています。
直接連絡を許可していただける場合は、連絡先(メール、Facebook、Twitter、LINEで可能なもの)もご記載ください。もちろん、直接連絡不可でも全く構いません。
今後、このスポーツ医療者検索システムの他に、スポーツ医療者が集まって地域ごと・職種ごと・スポーツ種目ごとに交流したり、個別または各職種に相談を行ったり、仕事の依頼など直接の交流ができるコミュニティをFacebookグループで作っていく予定です。
今回情報掲載にご協力していただける医師の方で参加をご希望される方がいらしゃいましたら、準備が整い次第そのFacebookグループに招待させて頂きます(2019年1月始動予定)ので、登録フォームの回答欄にてご回答ください。
条件を満たしているのかわからない等で問い合わせたいことがございまいたら、下記のどちらかにお問合せください。
スポーツを愛する全ての人に、より良い医療・競技環境を創出・提供し、日本のスポーツ医療体制をより良いものにしていくために、多くの皆さまの情報掲載へのご協力およびこの情報掲載依頼の拡散にご協力いただけますと幸いです。
よせやん
本気でスポーツ医学と運動器診療を学びたい人のために!
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