スポーツ医学のおすすめ教科書①
どうも、こんにちは。
今日は大学病院で日直をし、夜は医局の新年会がありました。
明日からまた気持ちを切り替えて頑張っていこうと思います。
ブログを開設してはや7週間が経ちましたが、最近ありがたいことに、このブログを訪問してくださる人の数もかなり増えてきました。
それに伴い、サーバーが重くなってきたので、現在サーバー移転作業中です。
移転が終わるまで、いつもより逆にロードが遅くなってしまい、ご迷惑をおかけしますが、サーバー移転作業が終わるまでしばしお待ちください。
さて、googleやyahoo!から当ブログを訪問してくださる方の中には「スポーツドクター 教科書」で検索して、当ブログを訪れてくれている方が以前からいらっしゃいますが、参考文献としては載せているものの、まだそういう情報については全然書いていませんでした。
とうことで、今日はスポーツ医学のおすすめ教科書を紹介します。
おすすめというか、実際に僕が使用しているものです。
このブログの内容も、これらの教科書も参考にしています。
Contents
1冊目
では早速、紹介していきたいと思います。
まずはこの教科書です。
この教科書は研修医のときに買って2周くらい読んだ教科書です。
スポーツ整形で有名な宮崎大学の帖佐悦男先生が編集しており、僕の上司も執筆に関わっています(買ってから気付いたのですが)。
確かこの教科書は、研修医2年目の日本臨床スポーツ医学会学術集会のときに買ったんだったかと思います。
僕はいつもスポーツ関連や足関連の学会や勉強会に行くと、必ず書籍販売しているブースを見に行きます。
なぜかというと、主にその学会に関連のある本が多く置いてあり、実際に目を通して吟味できるからです。
もちろん、消費できない教科書を買うのはやめた方がいいと思いますが、新しい教科書を買うとまた頑張って勉強するぞというやる気が出てきます。
さて、この教科書ですが、基本的には画像診断に焦点が当てられたもので、疾患毎に特徴的な所見を奇麗な画像で学ぶことが出来ます。
また、表紙に書いてあるように、「スポーツ診療ならではの診断・撮影の基本と読影のポイント、治療方針の考え方と患者への上手な説明」がまとまっています。
ですので、整形外科医と放射線技師が対象読者であると思われるかもしれませんが、そんこともないと思います。
スポーツ選手を支えるスタッフは、どんな業種であれ、スポーツに特有な疾患について、また、その疾患の治療法や予後に関してある程度、知っておくことは非常に有益であると思います。
そして、疾患を学ぶ上で、解剖やレントゲン、MRIなどの画像を見ると、記憶の定着力は絶対に違ってくるハズです。
文章だけ読んでいても、なかなか頭に入ってきませんよね。
でもやはり、1番おすすめしたのは、スポーツドクターを志している方です。
2冊目
次に紹介したいのがこの教科書です。
この教科書は、従来のスポーツ医学の教科書と違い、“スポーツ種目別にまとめてある”のが最大の特徴です。
また、各スポーツ種目に関して、ナショナルチームのドクターとトレーナーをされている先生が、それぞれ執筆されています。
ドクター編では、競技ごとの特性・傷害マップに始まり、代表的な疾患についてまとめてくれています。
疾患に関するページでは、その競技特性からその疾患が発症するメカニズム、診断、治療に関して書かれています。
トレーナー編でも、同様の内容についても触れられていますが、メインは予防、現場での評価、応急処置、リハビリテーション、再発予防などについて書かれています。
デメリットとしては、各疾患について調べたい場合は、各種目ごとに重複している場合があり、少し調べにくいということです。
スポーツ種目からではなく、スポーツ医学全般に関して勉強したいのであれば、先に紹介した教科書の方がおすすめです。
何人かの先生の意見を学ぶことができるので、それはそれでいいのかなと個人的には思いますが。
各スポーツ種目のチームに携わっている方は、その種目のドクター編、トレーナー編のどちらも読んで頂くと、かなりその競技に対するスポーツ医学の知識が深まることと思います。
またスポーツドクターとしての仕事で、各種競技の大会ドクターやマッチドクターに出向く際には、その競技のページを読んで競技特性および傷害マップを頭に入れておくと、自信を持って何かあったときに対応できると思います。
おわりに
以上、今回は僕が現在使用している、スポーツ医学の教科書をご紹介しました。
この2冊は今も各疾患の記事を書くときに、読み直して参考にしています。
僕が使っている教科書はまだ他にもあるのですが、今回はメインで使っているものを紹介しました。
他の教科書に関しても、また今度紹介しようと思います。
スポーツドクターを志す方、スポーツ医学に興味のある方の参考になれば幸いです。
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