医師8年目は来年どんな働き方をするのか|今後の野望とスポーツドクターとして僕の思う理想の形
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
今日は久しぶりにフットサルに行けました。
怪我で離脱していた1ヶ月のせいで確実に筋力が低下してますね・・・。
踏ん張れなくて相手と接触もしていないのに勝手に転倒することが何回も・・・。
やらないとすぐに鈍ってしまう身体はつらいですが、また頑張るしかないですね。
さて、先日人事発表があり、来年度どのように過ごすのかが決まりました。
若手整形外科医といってる僕も気付けば来年は医師8年目。
10年目には完全に自分の望む働き方を実現したいところですが、8年目はどのように働くのか紹介しようと思います。
また、僕の今後の野望と僕の理想とするスポーツドクターの形についてもお話ししようかと思います。
Contents
7年目がどんな感じだったか
まず、7年目がどんな感じの働き方だったか改めて紹介します。
7年目は大学院4年生でした。
なので、基本的に大学にいて研究している生活です。
その中で週に5コマ(半日が1コマ)大学病院の初診外来や関連病院で外来や手術助手のバイトと、さらに月に3−4回ほど当直のバイトをしていました。
大学院生はバイトのところだけが決められた時間なので、それ以外は基本的に自分で時間を調整できます。
なので、そこをしっかりと研究に当てることもできるし、関連病院に勉強しに行くこともできるし、遊びまくることもできます。
良くも悪くも自分次第なのです。
そんな生活で僕が何を考えていたかと言うと、とにかく研究をしっかりとやって大学スタッフの先生(特に教授)に認めてもらうことでした。
というのも、将来的な選択肢として大学病院も残しておきたかったからです。
大学病院はバイトで身を削らないと給料が安いというデメリットはありますが、非常にスタッフが多いため、自分のやりたい働き方をしたり、帯同に行くのも比較的勝手が効きやすいというメリットがあります。
また、忙しい病院の常勤医は本当に忙しくて、いつも帰るのは22時とか23時という病院もめずらしくありません。
その点、大学病院の方が働き方が調整しやすく、仕事以外でやりたいフットサルやそれ以外の仕事にもコミットしやすいのではないかとも最近思うのです。
ただ、大学は好きに働きたいから居させてくれと言って居させてもらえるような場所ではありません。
昔みたいに大学病院での仕事に惹かれたり、教授コースを目指す医師が減っているとはいえ、やはり業績が必要な場所です。
そういう意味で、選択肢として残しておくために、大学院生の間はスポーツ関係の病院に勉強しに行きたい気持ちを抑えて研究にフルコミットしました。
そして、医師8年目は
というわけで、今回の本題です。
結論から言ってしまうと、医師8年目は
大学病院の救命センターに勤務しつつ、引き続き研究を行い、週2回スポーツ整形外科の病院に仕事をする
ことになりました。
実際には、医員として整形外科で働くのと救命センターで役職持ちで働くのを選んでいいと言ってもらい、救命センターで働くことを自分で決めました。
元から現状では大学で臨床はあまり出来ないと思ってたので、それは関連病院でやりたいと思っていましたからね。
大学院で研究をしっかりしていたことを一応認めてもらえたのかなと思っています。
メインで研究したことは小さいジャーナルに小出しにするつもりはなくて、研究がきちんと形になってから大手ジャーナルに出そうと決めているのでまだ論文にはなっていませんが、海外学会では何度もoral含め発表してきましたし、Awardや研究助成金を獲得出来たこともよかったのかなと思います。
とりあえず今回の人事は、大学に勤務しながらスポーツ整形病院で臨床をするという自分のやりたいことを聞いて頂けた形になったわけです。
僕の今後の野望
最後に、僕の今後の人生プランについて簡単にお話しします。笑
僕はけっこういろんなことを考えていて、自分の今後の身の振り方については特に考えています。
とりあえずは今の研究はもうすぐ終わるので、それを大手ジャーナルに論文を通すのが最優先です。
あとはスポーツ関連もしくは膝・足関係の学会でYoung Investigator Awardもしくは奨励賞を取る。
これが来年度の目標です。
これは完全に教授コースを狙っている人が通る道なんですが、僕は教授には全く興味ありません。
あくまで大学にスタッフとして残り、なおかつ、ある程度自分のやりたいようにやらせてもらうために、医師10年目までに他を突き放す業績が欲しいだけです。
後から大学コースに入るのはなかなか難しいですが、大学コースから外に出るのは簡単ですからね。
なんかスポーツドクターの道から遠ざかってない?って思われるかもしれませんが、実はそうではないと思うんですよ。
スポーツドクターの仕事ができるかどうかはかなり職場の環境に依存します。チームドクターをしていた先生が転勤になり、チームドクターをやめるという話はめずらしくももありません。
それは現場系ドクターでなく、治療をするスポーツドクターの場合も同じです。
医局から整形外科医が2.3人しかいない病院への転勤を命じられて一般外傷しか出来なくなるケースなんて腐るほど聞きます。
だから、自分自身が業績を持ち、医局にいいように使われない人材になることが一つの防御策になると考えています。
また、スポーツドクターだけをしているとやはり突っ込まれやすいのが今の日本の現状です。
スポーツ医療者の地位が確立されていない日本では、例えどんなにすごいチームで帯同ドクターをしていても、業績がないと色々言われるわけです。
というわけで、僕が目指しているのは業績も持ちながらスポーツドクターとしても活躍する形です。
そして、僕は日本のスポーツ医療体制をより良くするためのSpolink JAPANも運営しています。
僕は基本的に自分自身とよせやんは切り離して考えていて、自分は自分で目指すキャリアを構築するし、よせやんはよせやんとして別の形のスポーツドクターとしてのキャリアを構築しているつもりです。
そこを重ねるつもりは全くないし、おそらく今後もそれは変わらないと思います。
ただ、いつか自分の考えが変わった時に自分自身がよせやんとして身をさらすことがあるかもしれません。
その時にどこの誰かも知らない、何のキャリアも形成していない奴が出てきたら「お前だれ?」って思われるのが当たり前です。
でも、逆にこの人がこれやってたのかって思ってもらえて逆に信頼してもらえるようになれば最高ですよね。
将来的なそういう可能性も考えて、自分のキャリアプランを練っているわけです。
おわりに
以上、今回は僕の来年の働き方、そして今後の野望についてお話ししました。
たぶん僕のように自分のキャリアプランを長期的に、そして具体的に考えている人は少数派だと思います。
僕は昔から言っているように、僕は一度きりの人生楽しく生きたいし、自分のやりたいことをやって生きたいです。
何の考えもなしにやりたいことができる人もいるとは思います。
でも、それはおそらくほんの一握りの人だけでしょう。
僕は自分の道は自分で切り開く。
そして、それがまた楽しいんです。笑
というわけで、僕は今後もこんな感じで頑張っていきます。
これからもよろしくお願いします。
よせやん
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