【厳選】救急外傷医学を勉強するためのおすすめ教科書|外科系医師、研修医必見!!

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
昨日は夜1時までフットサルの練習をしていました。
最近、毎週きちんと練習に行けてるせいかフットサルが上手くなってきた気がします(笑)。
何歳になってもやはり継続することは大事ですね!
さて、今日は救急外傷医学を勉強するためのおすすめの教科書を紹介していこうと思います。
救急外傷は研修医はもちろんのこと、外科系の医師であれば何科の医師であれ、外科系当直で外科系全てを診なくてはいけないため、救急外傷医学の知識は必須です。
この記事で、救急外傷医学を勉強するための教科書を厳選して紹介していきますので、参考にして頂ければ幸いです。
Contents
絶対に持っておくべき教科書
まず、最初に絶対に持っているべき教科書を紹介しておきます。
この教科書はJATEC(Japan Advanced Trauma Evaluation and Care)コースを受講するためのテキストですが、救急外傷の診療に必要な知識・技能を一通り習得でき、救急外傷に携わる方には必須の教科書と言えるでしょう。
現在、日本で行われている救急治療はJATECに準じて行われています。僕も基本的にJATECの診療ガイドラインに準じて治療を行っているので、現在でもこの教科書を活用しています。
正直、この教科書の内容だけマスターしていれば一通りの救急外傷にはきちんとした知識を持って対応できるようになるでしょう。
よせやん
救急外傷のおすすめ教科書
その他の救急診療のおすすめ教科書を紹介していきます。
この教科書は知っている方も多いでしょう。
全7巻からなるシリーズ物の教科書で、外傷だけでなく内科疾患まで網羅されています。
救急診療に関することを幅広く、そして深く勉強できるため、このシリーズはかなりオススメです。
タイトルを見ると研修医向けの教科書と思われるかもしれませんが、内容としては一般的な研修医向けの救急の教科書より高度であり、実際に1番参考になるのは初期研修医を指導する先生方かもしれません。
よせやん
このシリーズの中で外傷について扱っているのはpart3とpart5です。
pert3は救急で出会う各種外傷・救急ガイドラインを上級医にふさわしく臨機応変に使いこなすためのワザについて書かれています。
内容はやはり初期研修医レベルを超えているので、後期研修医以降のドクターが読むべきと自分は思います。
JATEC受講してから読む方が内容をよりできるでしょう。
もちろん、優秀な初期研修医がちょっと背伸びをして読むのもいいでしょう。
続いて、part5は重症外傷からギックリ腰まで、臨機応変にきちんと患者を診られる最新知見&コツについて書かれています。
内容はこちらもかなりよいので、外科系の先生、研修医にはぜひオススメしたい教科書です。
救急外傷(整形外科)
続いて、整形外科の救急外傷を勉強するための教科書です。
救急外傷で病院を受診する患者さんの大多数は、整形外科疾患の患者さんであると言われています。ですので、整形外科医はもちろんのこと、整形外科医でなくても外科系の医師であれば整形外科疾患についての知識と対応は知っておく必要があります。
こちらは重度四肢外傷に関する教科書です。
言わずと知れた外傷のスペシャリストである土田先生の書かれた教科書です。
この教科書では面白いことに、重度四肢外傷の初期治療に直面する可能性のある一般整形外科医・救急医ら”非専門家”を対象とした「非専門家編」と、エキスパートの判断を掘り下げた「専門家編」の構成に分け、非専門家・専門家双方にとって必読の“日本における重度四肢外傷の標準的治療戦略”を解説してくれています。
三次外傷の患者さんを診なくては行けない病院に勤めている医師は当然のこと、二次救急の病院に勤めていても、ときに三次外傷の患者さんが紛れて搬送されてくることがあるので、知識は持っておいた方がいいと思います。
よせやん
僕も今は三次救急の病院に勤務しているので、学会でこの教科書を見つけて飛びついて買ってしまいました。
この教科書は小さくコンパクトな割に、かなり内容がしっかりしていておすすめです。
レジデントマニュアルなので研修医におすすめなのはもちろんですが、整形外科の後期研修医や整形外科医以外の外科系の先生が救急整形外傷を勉強する際にも使い勝手がいいと思います。
僕は研修医のとき、この教科書を愛用しいつも白衣のポケットに入れてました。
研修医の間に3往復くらい読み、救急整形外傷の基礎を頭に叩き込みました。
分厚い教科書だと心が折れてしまいそうな方には特にオススメです。
よせやん
もう1冊整形外科の救急外傷を勉強するための教科書を紹介しておきます。
この教科書は、写真や画像が多く収録されており、文章ではなく目で見て手技を確認できるため、実際の救急の現場で非常に使いやすい教科書です。
特に、整復や固定を行う際などに非常に役たちます。
救急外来にこの教科書が置いてある病院も多いですよね。
救急外傷(脳神経外科)
次に、脳神経外科の救急外傷、すなわち頭部外傷の教科書です。
脳神経外科以外の外科系医師は頭部外傷の患者さんはあまり診たくないと思っている方が多いのではないでしょうか。
僕もその中の一人です。汗
頭部外傷も比較的救急外来で遭遇する疾患ですが、軽症に見えても頭蓋内で出血していることがあり、見逃してしまうの命に関わる可能性もあります。
しかしながら、脳神経外科が常に待機しているような大きな病院でなければ、外科系の医師が頭部外傷も診ることになります。
見逃しをなくすためにも、脳神経外科医以外の外科系医師も頭部外傷について苦手意識を持たずにしっかりと勉強しておくべきでしょう。
よせやん
この教科書では、一次・二次救急の医療現場において最も頻繁に遭遇する脳出血、くも膜下出血、脳梗塞の3大脳血管障害疾患を中心に、中枢神経領域の救急画像診断におけるCT・MRIの読影を勉強することができます。
勉強するなら、何と言っても頭部CT、MRIの読影でしょう。
読影さえできれば見逃しはなくなるし、自信を持って脳神経外科医にコンサルトすることができるようになります。
救急外傷(マイナー)
最後に、マイナーな救急外傷を勉強するための教科書を紹介しておきます。
救急外傷の診療で以外に困るのがマイナー領域の外傷患者さんが来たときです。その科の先生を呼ぶほどの外傷ではないけれどもどうしたらいいのか???となることが少なからずあるのです・・・。
この教科書では、命に別状はないのだけれど、実際に救急外来で出会ったら対処に困るような症例をかったぱしから網羅してくれています。
指輪の外し方や耳に入った虫の取り方、刺さった釣り針の抜き方など有名なマイナーエマージェンシーをはじめとして、11領域から171事例がピックアップされています。
ふつうに読んでいても面白く、意外に知らないことを勉強できるおすすめの教科書です。
よせやん
こちらは2016年に発刊されたマイナー外科救急のレジデントマニュアルです。
形成外科、口腔外科、整形外科、眼科、耳鼻科、泌尿器科、皮膚科の7領域の専門医が初期研修医、看護師、他科の非専門医に向けて、当直の際に役立つマイナー外科の「ちょっとしたコツ」をまとめてくれています。
「まず何をするべきか(してはいけないか)」「何に注目して診察を進めるべきか」など、初期対応に自信が持てるようになる1冊です。
ポケットサイズなので当直のときに携帯できるのもgoodですね。
よせやん
おわりに
以上、救急外傷医学を勉強するためのおすすめの教科書を紹介しました。
救急外傷は研修医はもちろんのこと、外科系の医師であれば何科の医師であれ、他科の疾患を含めた救急外傷の知識が必須です。
この記事が、救急外傷を勉強したいと思っている方の参考にして頂ければ幸いです。
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