スポーツ医学を勉強するためのおすすめ教科書・本を厳選して紹介!

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
最近スポーツ関係者との新しい繋がりが色々とできています。
繋がれるだけでもありがたいのですが、直接あってお話しすると刺激を受けることがたくさんありますね。
7月は新たなスポーツ関係の方にたくさん会えた月だった。
何かの分野で突出してる人、エネルギッシュな人、自分に何かを与えてくれそうな人には積極的に会いに行く。
今後も仕事の空き時間はこういうことに時間を投資したいな。エネルギーをもらえるし、新しい景色、自分のしたいことが見えてくる。
— よせやん@目指せスポーツドクター (@sports_doctor93) 2018年7月29日
この繋がりというのは本当に貴重な財産ですから、今後もこういう繋がりを大切にしていきたいと思います。
さて、今日はスポーツ医学を勉強するためのおすすめ教科書を厳選して紹介しようと思います。
今までスポーツ整形外科の教科書やその他のスポーツ関連の教科書は紹介してきましたが、意外に内科疾患やスポーツ栄養、心肺蘇生、女性とスポーツなどスポーツ医学を全般的に学ぶための教科書については紹介していませんでした。
整形外科だけでなくスポーツ医学を勉強したいと思っている医師、トレーナー、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、看護師などの医療関係者を始め、指導者やアスリート自身、そのご家族に参考にして頂けたら幸いです。
よせやん
Contents
医療関係者向け
まず、医療関係者向けの教科書を紹介します。
まず、絶対的にオススメしたいのがこちらの教科書です。
これは日本スポーツ協会公認スポーツドクターの資格を取得するための勉強に使う教科書なのですが、スポーツ医学についてかなりしっかりと勉強することができます。
日本スポーツ協会のスポーツドクター部会が出しているものになりますが、医師だけでなく全ての医療関係者に絶対的におすすめできます。
こちらの教科書は基礎科目のものになりますが、スポーツ医学についてとりあえず学びたいのであれば、まずこの基礎科目の教科書を読むことをおすすめします。
よせやん
こちらは同じ日本スポーツ協会が発行している教科書の応用編になります。
スポーツ医学についてよりしっかりと勉強した場合はこちらの教科書もぜひ読んでみてください。
よせやん
スポーツ医学のコアな内容、マニアックな内容までしっかりと学ぶことができます。
日本スポーツ協会公認スポーツドクターの資格を取るのであれば、ここまで学習することが必須になります。
もう一冊、スポーツ医学の概論の教科書を紹介します。
上で紹介した教科書よりもいい意味で教科書っぽくなくて読みやすいと思います。
全ての範囲を網羅できるわけではありませんが、メジャーな疾患や突然死、喘息、女性アスリートについても学ぶことができるので、スポーツ医学について勉強するためのとっかかりとしてはこちらの教科書から入ってもいいかもしれません。
よせやん
医療関係者以外向け
続いて、医療関係者以外の方向けの教科書・本を紹介します。
指導者やアスリート自身、そのご家族向けのものですね。
最初に紹介したいのがこちらの教科書になります。
スポーツ医学検定の公式テキストです。
全項目イラスト付きで解説されていてかなり読みやすく、スポーツ医学の入門書として最適の一冊だと思います。
医療関係者以外向けとしましたが、医療関係者の方がスポーツ医学を勉強するためのとっかかりとして読むのにもおすすめです。
こちらが2・3級編なので、医療者以外はこちらから入るといいかと思います。
そして、こちらが1級テキストです。
こちらは少し専門的な内容も入ってきます。
スポーツ医療者や2・3級テキストを読んで、もっと詳しくスポーツ医学のことを知りたいと思った方はこちらを読まれるといいかと思います。
ちなみに、スポーツ医学検定については、僕のTwitterで定期的に問題を出題しています。
気軽に勉強したい人はTwitterのフォローをしてみてください。
もう一冊、医療関係者以外の方にぜひ読んでおいて頂きたい教科書を紹介します。
スポーツ現場で心肺停止となった際のAED(自動体外式除細動器)の使い方、CPR(人工呼吸+胸骨圧迫)のやり方について学ぶことができるスポーツ救急医学の教科書です。医療関係者がいないスポーツ現場で、アスリートもしくはチームスタッフや観客の方が心肺停止になる場面があるかもしれません。
そんな時に医療関係者がいなかったから何も対応できなかったということがないように、是非ともスポーツに関わる全ての方に安全なスポーツ環境づくりと応急処置の「意識」と「知識」をこの本で身につけておいて頂きたいと思います。
よせやん
ジュニア世代
最後に、ジュニア世代のスポーツ医学の総論の教科書です。
本格的にスポーツの練習を開始する小学校高学年〜高校にかけては、二次性徴期であり急激な身長・体重の増加が生じるため、ジュニア世代のアスリートに関わる場合、発育発達をふまえたスポーツ医学の知識が必要です。
また、スポーツに携わる医療関係者には、近年、傷害の治療・予防だけではなく、競技力向上、教育的指導といった役割も求められています。
ジュニア世代の教科書については以前記事にしましたが、総論のものだけこちらでも紹介しておきます。
まず、紹介したいのがこちらの教科書です。
ジュニア世代のスポーツ傷害を予防し、傷害が起こった場合は早く治療して復帰させ再発させないためには、整形外科的知識だけではなく、発育発達、運動学習、競技特有の動作など、さまざまな知識が必要となります。
この教科書は、ジュニアアスリートの傷害の治療・予防、さらには競技力向上に必要な知識・技術を勉強することができるので、ジュニア世代のアスリートに関わるスポーツ関係者の方には是非とも読んで頂きたいと思います。
よせやん
もう一冊、最後に紹介させて下さい。
こちらの教科書は、医療関係者よりも医療関係者ではない方向けの本になります。
ジュニア世代のアスリートに関わっていると、「スポーツと栄養」「トレーニングと発育」「スポーツと外傷・障害」「スポーツとクスリ」など、普段から気になることがたくさんあるかと思います。
この本では、実際に保護者や指導者から寄せられた質問をもとに、「子どもとスポーツ」に関する基礎的な知識について、医学的・栄養学的・生理学的側面からイラスト入りでわかりやすく解説してくれているので、非常に勉強になるかと思います。
よせやん
おわりに
以上、今回はスポーツ医学を勉強するためのおすすめ教科書を厳選して紹介しました。
スポーツ医学を勉強したいと思っている医師、トレーナー、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、看護師などの医療関係者を始め、指導者やアスリート自身、そのご家族に参考にして頂けたら幸いです。
よせやん
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