Hypermobile meniscus(ハイパーモバイル)とは?
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
今日3月17日、日本代表のハリルホジッチ監督は2018年ワールドカップのアジア二次予選兼AFCアジアカップ2019予選2試合に向けたメンバー24名を発表しました。
チームの中核を担うFW本田圭佑(ACミラン)、MF香川真司(ドルトムント)、FW岡崎慎司(レスター)ら主力選手が順当に選出された他、昨年12月からダンディー・ユナイテッドに加入したGK川島永嗣が昨年6月のW杯予選シンガポール戦以来の復帰を果たしました。
また、オランダで今季13得点をあげて活躍しているFWハーフナー・マイク(デンハーグ)が現体制では初招集を受け、ハリルジャパンでは未だ出場歴のないFW小林悠(川崎F)が久しぶりに招集されました。今回がA代表初選出という選手はいませんでしたね。
3月24日がアフガニスタン戦、29日がシリア戦で、どちらも埼玉スタジアムで開催されます。僕は24日のアフガニスタン戦は観戦に行く予定です。29日もチケットは取っていますが、そんなに行けないので断念…。
日本代表戦のチケットに興味のある方はこちらを見てみてください。
今日はあっさり系記事です。
Hypermobile meniscusって言葉を聞いたことはありますか?
今回は、「Hypermobile meniscus」とは何か?について簡単にまとめます。
Contents
はじめに
膝のことについて話していると、ときおり「ハイパーモバイル」という単語を聞くことはありませんか?
これは、Hypermobile meniscusという単語を意味しています。
meniscocapsular separationと同様に、学会や勉強会などで、半月板に関する話になったときに、この単語を聞くことがあると思います。半月板のことについて勉強するなら一緒に知っておいて欲しい単語ですね。
というわけで、今日はHypermobile meniscusについて簡単に説明しておきます。
Hypermobile meniscus
ハイパーモバイルとは、前述の通り「Hypermobile meniscus」のことを意味しています。
今回も英単語を分解して考えてみましょう。
hyper−は「超」とか「過度な」という意味ですね。
mobileは「動きやすい」とか「可動性の」という意味です。
meniscusはもう覚えましたね。「半月板」という意味でした。
つまり、合わせると「過度な可動性をもつ半月板」になりますね。
特に、膝窩筋腱溝の前方部で異常な可動性を示すことが多いとされています。Wisberg型円板状半月もHypermobile meniscusの原因となります。
内側よりも外側半月板に多いと言われています。半月板実質に損傷はなく、MRIでは何も所見がない場合が多いです。
しかし、半月板の可動域が病的に拡大しているため、膝屈曲位でのロッキング現象や疼痛などの半月板断裂に類似した症状を示します。
関節鏡検査で半月板に断裂はないけれども、プローブで半月板を引き出すと大腿骨最下部を超えて半月板が引きでてくる場合はHypermobile meniscusと診断できます。
おわりに
今日は、「Hypermobile meniscus」とは何か?について簡単にまとめました。
半月板断裂を疑うような身体所見がありながら、MRIでは特に所見がない場合は、今回勉強したHypermobile meniscusの可能性を考えましょう。
今回もあまり聞き慣れない半月板による障害を勉強しました。そろそろ一般的な半月板断裂に対する治療やリハビリテーション、特にアスリートに対する場合の治療などに関してもまとめていきます。
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