業績を考える時にインパクトファクター(impact factor)はどう考えるべきか?
どうも、こんにちは。
整形外科医のよせやんです。
よせやん
今日は時間がないので雑ネタです。
基礎研究であれ、臨床研究であれ、研究に携わっている人ならインパクトファクター(impact factor)という言葉を聞いたことがあるでしょう。
今回は、業績を考える時にインパクトファクター(impact factor)はどう考えるべきか?について僕の感覚を書いてみようと思います。
せっかく研究したり、論文を書いたりするなら意識しておきたいところではないかと思います。
ただ、あくまで僕の感覚的な話なのでそこは予めご了承ください。
Contents
インパクトファクターとは
まず、インパクトファクターとはどういうものなのか改めて確認しましょう。
インパクトファクターは学術雑誌によって決まっています。
特定のジャーナルのインパクトファクターは、対象年における引用回数を、対象年に先立つ 2 年間にそのジャーナルが掲載したソース項目の総数で割ることによって計算します。
現在の医学系総合誌のトップジャーナルは以下の通りです。
- New England Journal of Medicine (NEJM) 70.67 (2018)
- LANCET 59.10 (2018)
- JAMA (Journal of the American Medical Association) 51.27 (2018)
- Nature Medicine 30.64 (2018)
業績においてどう判断される?
では、このインパクトファクター(IF:impact factor)というものは個人の業績としてどう評価されるのでしょうか。
まず、皆さんは以下の中で業績として最も評価されるのはどれだと考えていますか?
よせやん
以前、Twitterで同じような内容でアンケートを取ってみたのでその結果を紹介します。
アカデミックに少しでも携わってる方に質問です。
業績として最も評価されるのはどれだと考えていますか?
— よせやん@目指せスポーツドクター (@sports_doctor93) May 21, 2020
何とな〜く、皆さん同様の感覚を持っているのかなと思います。
ただ、人によっては考え方が全然違うようです。
僕の感覚では
実際に個人の業績を評価する際の指標はh-indexやらg-indexやらいろいろとあります。
それはまた別の機械にお話ししますが、実際にはすべて論文の被引用回数の合計値を、論文の掲載本数で割って算出するのが一番適切なのかもしれません。
ただ、それは非常にめんどくさいのでもっと簡易な方法だと・・・
投稿した雑誌のIFの二乗を足すのが一番感覚的に近いと思います。
つまり、上の例で言うと、
- 10×10=100
- 5×5×2=50
- 1×1×10=10
って感じです。
とはいえ、IF1の雑誌に論文を通すのも実際はかなり大変です。
アカデミック系の先生方は本当にすごいと思います・・・。
おわりに
以上、今回は業績を考える時にインパクトファクター(impact factor)はどう考えるべきか?について僕の感覚を書いてみました。
ですので、個人的には同じ系統の研究に関してはデータを小出しにして下のジャーナルに投稿するのではなく、しっかりとまとめあげた総合的なデータを上のジャーナルに投稿する方が業績として圧倒的に有利になると思っています。
それを狙って論文を全然書かないのも本末転倒なんで、難しいんですけどね。
とりあえず、僕は今大学でアカデミックな方面もやっているので、やるからにはちゃんと業績も出していかないといけないと思っています。
それがどこまで自分の未来にとって意味があるのかはまた別の話ですが。
僕は何事もやるからには上を目指したい性格ですので、その方針で頑張ろうと思います。
また、アカデミックな内容についてもちょこちょこ記事を書いていこうと思います。
よせやん
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