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指導者・アスリートとサプリメント|意識と実際に使用しているサプリメント

 
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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

今日はPUMAカップの都道府県予選第2ラウンドに出場しています。僕たちのチームは敗退してしまいましたが、レベル高い試合は見ているだけでもおもしろいですね。

さて、今日は昨日のサプリメントの話の続きです。
昨日の記事は下からどうぞ。

この記事では、国体監督者に対して行ったサプリメントに関するアンケートの結果を元に、サプリメント・ドーピングに関する認知度実際にトップスリートが使用しているサプリメントなどを紹介します。

Contents

サプリメントに関わるドーピングの認知度

結果①に示したように国体監督者のサプリメントによるドーピング違反の可能性の認知度は93.1%でした。

これと他の指導者の認知度を比較してみましょう。

考察①
( 渡邉紳一ら. Therapeutic Reseach. 2015 )
( 高橋克之ら.医療薬学.2013 )

上の図のように、国体監督者のサプリメントによるうっかりドーピングに関する認知度は、ジュニア指導者や高校指導者よりも高い結果となっています。

では、結果②、③についてもみてみましょう。

これもジュニア指導者の認知度と比較してみます。

考察②

こちらも上図をみてもらったらわかると思いますが、ドーピング防止規定、禁止物質・禁止方法に関する認知度も、国体監督者はジュニア指導者よりも高いことがわかるかと思います。

つまり

国体監督者のサプリメントに関わるドーピングの認知度はジュニア指導者、高校指導者よりも高い。

ことがわかります。

これはなぜでしょう。

実は2003年に開催された静岡国体から国体にドーピング検査が導入されるようになりました。

ですので、国体選手はもちろんのこと、その指導者もドーピング検査に関する知識は必須となっているのです。

と、考えれば国体監督者のサプリメントに関わるドーピングの認知度はジュニア指導者、高校指導者よりも高いということは当然のことでもあります。

しかし、上の図をより詳細に考察してみると…

国体監督者のドーピング防止規定、禁止物質・禁止方法に関する認知度はよく知っている・多少知っているを合わせると非常に高く、認知は浸透してきていると考えられますが、よく知っていると答えた者はそれぞれ31.0%、20.7%であり、まだ十分な理解が得られているとは言うことはできない現状だと思われます。

指導者への教育の場を確保し、医師・スポーツファーマシストから指導者へ、指導者から選手へという情報伝達の道筋をつくることが今後必要になってくる

と思われます。

ここら辺の話はまた改めてしっかりとやります。

サプリメントに関する考え方

次にサプリメントに関する考え方について考察していきます。

今回の国体監督者のサプリメントに関する考え方についての結果をまとめると下図のようになります。

考察①

国体監督者の中で、サプリメントの使用に対して肯定的(使うべき・使った方がよいと回答)な者は41.3%、サプリメントの使用が競技力向上に有効であると考えている者は48.3%でしたが、実際に選手にサプリメントを使用させている者は65.5%と多い結果でした。

実際、サプリメントが競技力向上に有効であるという科学的根拠はありません。というか競技力が向上するのであれば禁止物質に指定されているハズですよね。

また、どんな栄養素であっても必要以上に摂取すれば健康被害をもたらすことがあると言われています。( 山澤文裕.Medical Technology. 2012)

貧血に対して使用する鉄剤も必要以上に摂取すると健康被害をもたらす可能性があり、長期的な使用はするべきではないという話は前回しましたね。

近年、アスリートのサプリメントの使用は一般的になってきており、特にレベルが上がるにつれてその使用率は高くなるといわれています。

トップアスリートとサプリメント

  • 国際総合競技大会に出場した日本代表選手の82.0%
  • ロンドンオリンピック日本代表選手の81.2%

がサプリメントを使用していたと報告されています。
( 国立スポーツ科学センター:サプリメント@JISS )
( 亀井明子.Int J Sports Med. 2004 )

その選手が使用しているサプリメントは下図の通りです。

考察⑤

国体監督者は上記トップ選手が使用している内容と同じ、アミノ酸、プロテイン、ビタミンを選手に使用させている結果でした。

2012年の禁止表国際基準による禁止物質には興奮剤,利尿薬,糖質コルチコイド,蛋白同化男性化ステロイド薬,ホルモン代謝調整薬などがありますが、蛋白同化ホルモン含有が記載されていないサプリメントの14.8%に蛋白同化ホルモンが含有していたとの報告があります。( Geyer H et al. : Int J Sports Med. 2004 )

そして、2011年度にわが国で経験されたドーピング防止規則違反事例6件のうち3件がサプリメント使用によるものでした。( 山澤 文裕 : Medical Technology. 2012 )

おわりに

安易なサプリメントの使用は思いがけないドーピング違反や健康被害を起こす可能性があるため、安易な使用は控えましょう。もし使用する場合は医師やスポーツファーマシストに相談することが肝要です。

世界ドーピング防止機構や国際陸上競技連盟は体作りと競技力向上はバランスの取れた食事のみで可能であると指導しています。( International Association of Athletics Federation : Nutrition for Athletics)

それでは今回はこの辺で。

この記事を読んで、少しでもサプリメントに関心を持つようになった方がいれば幸いです。

 

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