2017/09/01

「テーピングの目的」けがのサポートだけだと思っていませんか?

 

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よせやん

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昨日、少しテーピングの内容について触れましたが、まだテーピングについて基本的なことをまとめたことがありませんでしたのでまとめておきます。

テーピングは「けが」をしたときにだけ使用するものと思っていませんか?

基礎的な内容になりますので、ちょっとおもしろくないかもしれませんが、上の質問に「ギクッ」とした方は、よければ基本的な知識を整理するために読んでみてください。

テーピングの目的

テーピングは「けが」をしたときにだけ使用するものと思っていませんか?
昨日も勉強しましたが、もう一度基本から確認します。

テーピングは次の目的で行われます。

「けが」の予防
救急処置
「けが」をしても試合を続行すしなければならない場合
アステチック・リハビリテーション
運動フォームの矯正

これらについて今回は詳しくみていきましょう。

けがの予防

①一次傷害発生の予防としてのテーピング

「けが」をしていない身体健全なスポーツマンが、これからスポーツを行うというときに、そのスポーツで起こりやすい傷害の身体部位に行います。
あらかじめテープで関節部を緊縛することによって、関節部の抵抗力を補強したり、また、テープで関節部の可動域を制限することによって、バランスを保つようにしたりして、スポーツによる「けが」の発生を予防します。

②傷害再発の予防処置としてのテーピング

以前に「けが」をして、その「けがによる傷害」は今では治っているのだが、不用意にスポーツを行うと、その「傷害」が再発すると予想される場合、補強(予防)すべき身体部位に行います。

③二次傷害発生の予防としてのテーピング

ある身体部位に、骨折・捻挫・靭帯断裂などによる機能後遺症があると、運動中に全身のバランスを失い、そのために新たな傷害(二次傷害)を引き起こすことがよくあります。
この二次傷害を予防するため、その後遺症のある身体部位に行います。

アスレチック・リハビリテーションとテーピング

内容

アスレチック・リハビリテーションは、けがをしたスポーツマンに対して行われるもので、その目的は「けが」の回復を図るとともに、治療期間中に低下した身体機能力をも回復させて、早くスポーツに参加できるようにすることです。
アスレチック・リハビリテーションは、次の手順で進めていきます。

①関節の可動域を段階的に制限解除していく。

②軽度のトレーニングにより、患部および全身の筋力を、どうにかスポーツを行える程度、そして「けが」の再発を予防できる程度にまで回復させる。

③中等度のトレーニングにより、そのスポーツで特に必要な筋力・瞬発力・筋持久力・敏捷性などの体力を回復させる。

実施上の注意

このリハビリテーションで特に注意しなければならないのは、「けが」の再発を予防するということです。
「けが」の再発が繰り返されると、完全回復が困難になり、やがては患部の変形が起こり、それがさらに新たなスポーツ障害の発生につながることにもなり、ついにはスポーツ・ライフをも断念しなければいけなくなります。

したがって、アスレチック・リハビリテーションのプログラム作成にあたっては、医師とトレーナーが十分に話し合って、きわめて慎重に行わなくてはいけません。
なかでも、負荷の設定は漸増的に行うこと最も大切です。

効用

アスレチック・リハビリテーションにおいてテーピングを活用すると、次のような効果があります。

①テーピングは患部の可動域を制限することができるので、それによってトレーニングによる患部の悪化や傷害の再発を予防できる。

②テーピングは、トレーニングの際に身体の可動域を患部に疼痛を感じる一歩手前の範囲内に制限することができるので、トレーニング実施者は不安なくトレーニングできる。

③②の効用に関連し、リハビリテーションの効果を高めることができる。

運動フォームの矯正

テーピングが特に有用なのは、野球のバッティング、ゴルフのスイング、円盤投げのフォームなどを矯正する場合です。
これらのフォームの矯正にテーピングを活用すると、該当箇所の関節運動が制限されるので、誤ったフォームにならない範囲で、打つ・投げるなどの動作を繰り返すことができます。

この「関節の運動制限」をある期間続けていると、やがてその動作が身に付き、ついにフォームの矯正に成功します。
正しいフォームで打ったり投げたりすることは、技術の向上につながり、やがては記録の向上に結びつきます。

参考図書

 おわりに

以上、今回はテーピングの目的に関してまとめてみました。
テーピングは「けが」をしたときに使用するだけでなく、アステチック・リハビリテーションや運動フォームの矯正にも使用されるわけです。

また、足関節捻挫や肉離れなどの代表的な疾患に対するテーピングの仕方は覚えておいた方がいいでしょうね。
機会があればまとめてみようと思います。

 

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