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2016年5月に3日連続で起こったサッカー界の悲劇|スポーツ中の突然死

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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

今日は今の病院で初めての水曜日でした。午前中に関節鏡と外傷の手術をし、午後からは再診外来でした。4月に病院を去った2人の先生から無造作に患者さんを割り振られていたので、30分枠に4人ずつ予約がいっぱいでした。

今日は日本整形外科学会学術集会に向けて出発するため、できるだけ早く仕事を終えて横浜に向かいたかったのですが、結局こんな時間になってしましました。明日は朝から日整会サッカー大会の全国大会もあるので、早くホテルについてお風呂に入って寝たいところです。

さて、5月6日、7日、8日にサッカー界で連日の悲劇が起こったニュースを知っていますか?

サッカーの試合の際に、選手が3日連続で突然死を起こしたのです。

以前、スポーツと突然死についての記事を書きました。

今日はそのニュースに触れながら、スポーツ中の突然死がなぜ起こってしまうのか・突然死を防ぐためにはどうしたらいいのかについて書かせてもらいます。

2016年5月6日

ルーマニア1部リーグのディナモ・ブカレストのカメルーン人MFパトリック・エケングが5月6日に行われたリーグ戦の途中に倒れて死亡しました。

エケングは昨季までスペインのコルドバに所属し、日本代表FWハーフナー・マイクのチームメイトであった選手です。

後半63分に出場したエケングでしたが、その7分後に起こった悲劇でした。ピッチ中央で突如として意識を失って仰向けに倒れ、後頭部を強く打ちつけました。倒れたまま全く動こうとしない様子に、すぐにドクターが駆け寄りますが一向に意識は戻りませんでした。

ピッチに救急車が入り病院に搬送されましたが、結局そのまま帰らぬ人となりました。

26歳という若さでした。死因は心臓発作とされていますが、その原因はまだ発表されていません。

2016年5月7日

 ブラジルのフリブルゲンセに所属しているMFベルナルド・リベイロが5月7日に行われたフレンドリーマッチの試合途中に体調不良を訴え、交代も申し出たところでピッチに崩れ落ちました。

すぐに救急車でスタジアム近くの病院に運ばれましたが、到着直後に死亡が確認されました。

死因は心臓発作と見られています。

彼もまた26歳という若さでした。彼は来月に結婚式を控えていたそうです。

2016年5月8日

カメルーンの女子1部リーグのフェミナ・スターズ・エボロワに所属している26歳のGKジャニーヌ・クリステーユ・ジョマナングが5月8日に予定されていたルーヴス・マンプロフとの試合を前にしたウォーミングアップ中に突如として倒れ、意識を失いました。

その後、病院に救急搬送されましたが、到着したときには既に息を引き取っていました。

現在のところ、その原因については正式には発表されていませんが、初期のレポートによれば心臓発作の可能性が高いと考えられています。

彼女もまた26歳という若さでした。

今回の事例の問題点

では、これら3件の悲しい出来事に問題点はなかったのでしょうか?

エケングがピッチに倒れた際、ピッチでAEDを施された様子はなく、心臓停止のまま救急車で搬送されたものと思われます。

この初期対応に関しては今後必ず問題とされることでしょう。

また、ロイターなどの報道によると、国際プロサッカー協会は

ディナモ・ブカレストが選手に対して必要な健康診断を受けさせておらず、エケングがピッチに倒れた際の応急処置にも問題があったのではないかとの懸念を発表しています。 

さらに、スタジアム周辺に配置されていた3台の救急車のいずれにも除細動器が取り付けられていなかった可能性も指摘されています。

スポーツ中の突然死を防ぐために

では、今回の悲しいニュースを踏まえて、スポーツ中の突然死を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか。

スポーツチームは選手に健康診断を受けさせ、選手の健康状態を把握しておくべきですし、選手もきちんと健康診断を受け、自分の健康状態を把握しておく必要があります。

また、スポーツが行われる会場にAEDは必ず備えられているべきです。

この点においては日本は恵まれていると思います。ほとんどのスポーツ施設にはAEDが備えられています。

ただ、みなさんAEDを使えますか?!
目の前でチームの誰かが倒れたときにその選手を救うために動けますか?!

AEDは置いてあるのに、その使い方がわからず使わなかったら、それは宝の持ち腐れ以外の何ものでもありません。

スポーツに関わる人は全員、AEDの使い方を含めた救急処置を知っておくべきだと僕は思います。

もちろん何か起こったときのためにプロの試合や大きな大会にはチームドクターや大会ドクターがいるわけですが、選手の方が倒れるのはそういう場面ばかりではないでしょう。ドクターのいない練習中や練習試合中にも起こりうるのです。

ただ実際には、AEDは使用するときに器械が使い方をアナウンスしてくれます。そのアナウンスに従えば、AEDを使ったことのない人でもおそらく使うことはできるかと思います。

ですので、倒れている人を助けるために何かしようと行動する勇気が1番大切なのかもしれません。

おわりに

3日連続で起きた現役サッカー選手の突然死は世界中に衝撃をもたらしました。
お亡くなりになった3名とも偶然にも26歳という若さでした。

以前記事にしたように、これまでに何度も発生している問題ですが、こうして3日連続で同じような事例が起こると、さすがに選手に対する健康診断の重要性や試合中に選手が倒れたときの救急対応について議論を呼ぶことになるでしょう。

同じような事例が今後少しでも減るように、サッカー界ひいてはスポーツ界全体でしっかりとした対策を考えていってもらいたいものです。

この記事を読んだみなさんも、

スポーツ選手にとっての健康診断の重要性
心肺停止時の救急対応を知っておくことの重要性

について理解して頂けると幸いです。そして今後、今回のようなニュースが減ることを祈ります。

最後になりましたが、今回お亡くなりになった3名のご冥福をお祈り致します。

下は、スポーツと突然死についての事例やスポーツ突然死として最も多い循環器疾患についてまとめた記事です。また、突然死を予防するためにどうしたらいいのかについても触れています。

これを機に読んで頂けたら幸いです。

 

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