2020年を振り返る|医師のキャリア、スポーツドクター、資産形成など|1年間ありがとうございました!
どうも、こんにちは。
整形外科医のよせやんです。
よせやん
2020年も気づけば大晦日ですね。
時が経つのは本当に早いものです。
僕は今日の朝まで最後の救急勤務をしてきました。
新型コロナウイルス感染症の影響で二次輪番病院が満床になり、三次救急担当の当院に患者がたくさん流れてきました。
ここも満床になったらどうなるんだろう・・・と思いながら勤務を終えました。
さて、そんなこんなで2020年の仕事納めをしてきましたので、今日は2020年の1年間を振り返ってみようと思います。
- 新型コロナウイルス感染症
- 医師のキャリア
- スポーツドクター
- サッカー・フットサル
- 資産形成
についてふり返っていきます。
Contents
2020年は新型コロナウイルスの1年
今年2020年はまさに新型コロナウイルス感染症に大いに影響を受けた1年だったと言えるでしょう。
去年の今頃には1年後の世界がこんな風になっているなんて誰も思っていなかったでしょう。
僕は今年の2月にORS(アメリカ整形外科基礎医学会)と膝・足のcadaverに海外に行ったのですが、それが結局2020年最後の海外渡航になりました。
大学に来てからは年5−7回ほど海外学会やcadaverに行っていたのが、新型コロナウイルスの影響でパタッと止まってしまい、本当に寂しい限りです。
新型コロナウイルス感染症が日本でも本格的に流行し出してからは、国内・海外学会ともにオンライン開催になり、小規模な学会や勉強会は全て中止になりました。
オンライン学会は正直なところ、学ぶという意味、単位を取得するという意味では実地開催の学会よりも効率はいいと思いますし、発表もあらかじめスライドショーを録画したものを登録するだけなので楽になりました。
しかし、やはり現地に行き地方地方を楽しんだり、整形外科やスポーツドクター仲間と直接会えなくなってしまったのは非常に寂しかったですね。
そして、研修会や勉強会、ミーティングはZoomなどのオンラインツールを用いて行われるのが普通になりましたね。
僕が今年取得した日本整形外科学会認定スポーツ医、運動器リハビリテーション医、リウマチ医もオンライン研修会で取得しましたが、週末東京に2日間拘束されずに済んで時間的にも金銭的にもありがたかったです。
今、日本は新型コロナウイルスの第3波に襲われていますが、正直まだまだ全く収束する気配はありません。
というか、今日の陽性者数は東京1,337名、全国で4519名と過去最高となっています。
新型コロナウイルス感染症により自粛を強要される期間も長くなってきたため、精神的にも経済的にも我慢の限界は近いのかもしれません。
しかし、クラスターが発症したり、新型コロナウイルス患者で病床がいっぱいになり、通常の患者さんの受け入れも困難になってきている病院はかなり増えてきています。
医者としては、新型コロナウイルス感染症の患者もそれ以外の患者さんも受けて入れてもらえる病院がなくなってしまい、助かる患者さんが助からなくなってしまわないか危惧しています・・・。
自分のキャリア
全体の話はこれくらいにして、僕自身について振り返ってみましょう。
まずは、自分の医師としてのキャリアについて。
スポーツ整形外科医として
今年は、週2日スポーツ整形外科医としてアスリートの診療を行い、週5日を主に外傷担当の救急医として過ごしました。大学院を卒業し、アスリートの診療をしっかりと行えるようになったのは本当に楽しかったし幸せでしたね。
まだまだ、膝関節鏡や膝関節鏡手術は自分一人で全てできるというわけではないので、少しずつ経験を蓄積しています。
問題なく自分一人で手術を完遂でき、なおかつ、何かトラブルが起きた時に対応できるようになれば一人前と言えるでしょうから、それを目指して引き続き頑張っていきたいと思っています。
よせやん
救急医として
そして、メインは救急医として働いたわけですが、スポーツドクターをしていく上でも整形外科医としてやっていく上でも救急の勉強をすることは絶対にプラスになったと思います。
スポーツドクターとしてまず絶対にできるようになるべきことは、スポーツ現場での防ぎうる死を防ぐことです。
そのためには、BLSやACLS、JPTECの内容は理解しておくべきですが、いざそれを現場でやるためにはやはり経験が必要だと思います。
勉強したり、資格を取ることは非常に大切なことですが、それだけでは現場で動けない人も実際には少なくないでしょう。
また、挿管や人工呼吸器の管理、鎮静・鎮痛などの全身管理は整形外科医としてはもちろんですが、医師としてプラスになったんじゃないかと思います。
新型コロナウイルス感染症の診療
そんな感じで、救急医としても色んなことを学びながら、今までと違う生活を楽しんでいたところに、新型コロナウイルス感染症がやってきました。
最初の頃は流行しているのは都会だけだったので、正直自分にはあまり関係ないけど都会は大変そうだなくらいで考えていました。
しかし、次第に僕の都道府県でも患者が出るようになってきて、その人数が増えれば必然的に重症患者も出てきます。
気付けば、いつの間にか外傷よりも新型コロナウイルス感染症の患者さんを診療する機会の方が多くなっていました。
自分たちが感染しないように気をつけながら、精神をすり減らして診療したように思います。
しかし、きちんと感染症対策をしていれば簡単に移ることはないというのが事実のようで、完全防護で診療に当たっているスタッフからはその家族を含め感染者は一人も出ませんでした。
重症患者さんは基本的に挿管されていて、患者さんによってはそれプラスECMOが入っているので、自力で体位変換をすることもできません。
なので、4時間おきくらいに診療に当たるスタッフが呼吸器のためや褥瘡を作らないように患者さんの体位を変えなくてはなりません。
その度に、N95マスク、通常マスク、フェイスガード、キャップ、手袋、全身の防護服を着て病室に入り、処置をして部屋から出るたびに全て脱いでシャワーを浴びる。
実際にやって頂いたらわかりますが、まあ疲れますよ。
というか疲れました。笑
でも、自分の家族を含め、診療に当たっている病院スタッフから誰も感染者が出ず、健康に1年に終えられたことに感謝しています。
よせやん
アカデミック面
最後にちょっとアカデミック面に関して。
僕は医局にいいように使われず、自分のやりたいことをずっとやっていくためには正直業績が必要だと思っています。
医局にとっても自分がメリットを提供すれば、当然自分の言い分も聞いてもらいやすくなります。
自分が何もメリットを提供していないので、やりたいことだけを訴えるのはただのわがままと言われても仕方ありません。
というわけで、大学院でやっていた研究で助成金も獲得できていたので、大学院を終えてからもその研究を続けています。
正直、大学院生の時よりもしっかり研究できるかなと思っていましたが、現実はそう甘くはありませんでした。
僕は上述のように、スポーツ整形外科医と救急医の二足草鞋で働いていたので自由時間があまりありませんでした。
救急医として夜勤をして、朝からスポーツ整形外科医として働くということが当たり前だったので、その後で研究するというのはなかなかにハードルが高かったのです。
研究できるいる量は正直計画していたよりもはるかに少なかったですが、最低限のことはやりましたし、大学院から基礎研究に従事して3年目になるので研究についてはだいぶ理解できるようになりました。
自分の頭の中で研究テーマや実験内容はだいぶ描けるようになってきたので、あとはそれを一つずつ実行していけるように引き続き頑張ります。
よせやん
スポーツドクターとして
長くなってきたので、あとは簡潔にいきましょう。
次はスポーツドクターとして。
今年のスポーツドクターの仕事は、全て都道府県県内の仕事でした。
大学の縛りもあり、なかなかこの新型コロナウイルスが流行している現状で他都道府県に出張にいくのは難しかったです。
しかし、自分がメインでサポートしているチームのサポートは格段によくなりました。
優秀なトレーナーの方が就任されたことが一番の理由だと思いますが、そのおかげでチームや選手にもかなり理解してもらえるようになってきました。
今までJチーム出身の選手は怪我をして手術が必要な場合に前チームで診てもらっていた先生のところに手術をしに行くということが珍しくなかったですが、今は僕たちに治療を任せてもらえる症例が増えてきました。
正直、治療内容はどこの都道府県と比べても全く劣っていないと思っているので、今後も任せてもらった選手をしっかり診療して少しずつ信用を得ていけたらと思っています。
よせやん
また、都道府県内のサッカー協会の仕事にも集中することができました。
メディカルチェックやそのフィードバックを含め、少しずつですが確実に前に進めていると思います。
フットサル・サッカー
続いて、フットサルとサッカーについて。
ここは今年が社会人になってから一番しっかりと取り組んだと思います。
それは、30代になり自分の選手生命があとどれくらいだろう?引退する前にもう一回しっかりと全力でやりたいと思ったからです。
練習後に研究などはちゃんとしていましたが、平均したら週2−3回練習に行っていたと思います。
また、Youtubeの「目指せFの頂!」を見たり、本を読んで戦術的なことも改めて勉強してみました。
しっかり努力するとちゃんと結果は返ってくるもので、社会人になってからサッカーでもフットサルでも今が一番動けます。笑
社会人リーグでもしっかりと結果を残すことができました。
よせやん
資産形成
最後に資産形成について。
資産形成においても、新型コロナウイルス感染症の影響は大きかったです。
いわゆるコロナショックという初めての暴落を経験することができました。
この経験値は僕の投資人生において非常に大きかったと思います。
底近くで損切りして数百万損もしましたが、上手く底近くで買って損益が+100%を超えている投資先もあります。
今まではドルコスト平均法でコツコツと投資をしてきましたが、今回の暴落を経験してからは超長期戦略で暴落時に一気に仕込む投資に変更しました。
お金のことを気にせず、自分のやりたいことに専念するためにも出来るだけ早い段階で経済的自由を手に入れたい。
そのためにも、今後もしっかり投資を続けて、とりあえず不労所得で年500万くらい確保できるようにまずなりたいと思います。
おわりに
以上、大晦日ということで、僕の2020年をふり返ってみました。
本当はあとSpolink JAPANのことEncounter Seminar Onlineのことも書きたかったのですが、長くなりすぎてきたので別の機会に書くことにします。
僕は医者としての人生においても、Spolink JAPANの活動やESOにおいても他の人に大いに助けられて生きている自負があります。
本当に仲良くして頂いている皆様には感謝しています。
僕も動くべきところはしっかりと動き、関係してくださっている方に恩返しができるように今後も頑張っていこうと思います。
また、ブログの更新頻度はかなり減ってしまいましたが、こうやって記事を読んでくださる方やTwitterなどで絡んでくださっている方にも感謝しています。
本当にいつもありがとうございます。
何はともあれ、家族を含め、今健康でいられることが一番ですね。
2021年はさらに濃い1年にできるよう頑張っていきますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
よせやん
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