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研修医になる前に勉強・準備しておくべき4つのこと|おすすめ教科書

 
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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

よせやん

追記(2017/2/15):

2017年の医師国家試験も終わりましたね。この時期は卒業旅行に行く方も多いですが、早い人は研修医になるための準備を始めています。卒業旅行に行く方も帰ってきてからしっかりと準備をして万全の状態で初期研修を始めることができるようにしましょう。

医師になってからの知識は国家試験で勉強したこと以外に必要な知識が沢山あります。国家試験では本当に基礎の基礎の簡単なことしか問われません。

研修医になる前にしっかりと準備・勉強してあるとスムーズに初期研修を始めることができるでしょう。研修医のときの差は一生の差になるというのは事実だと思います。ここで周りとの差をつけてしまいましょう。

 

この記事では、研修医になる前に「最低限」勉強・準備しておくべき4つのことを紹介します。

 

挙げ出したらキリがないですが、最低限勉強しておくべきなのは、以下の4つです。

最低限勉強しておくべきこと

  • 抗菌薬
  • 輸液
  • 胸部X線
  • 心電図  

 

基本的にこの4つはどの科でも必要であり、研修医にとっては必須の知識です。

胸部X線、心電図は科によっては必要なさそうに思うかもしれませんが、入院したら必ず実施される検査として、血液検査・心電図・胸部X線があります。

僕のように整形外科に進んだとしても、それらの検査は結果を読める必要があるわけです。

どうせ研修医になったら必要になる知識ならば、あらかじめ勉強しておいた方が得策でしょう

 

というわけで、研修医になる前に「最低限」勉強・準備しておくべき4つのことについて、またそれを勉強するうえで国家試験が終わってから研修医として働き始める前に比較的容易に読むことができる教科書を紹介していきます。

Contents

感染症・抗菌薬

研修医にとって、抗菌薬の知識が必要であることに疑いの余地はないでしょう。

 

内科系であれ、外科系であれ、感染症および抗菌薬に対する知識は必須です。

よせやん

下の記事でお話しした通り、整形外科医になっても感染症および抗菌薬に対する知識は絶対に必要になります。

 

では、感染症および抗菌薬について勉強するための教科書を紹介します。

まず、1冊目はこれですね。

できる研修医はだいたいこの本を持っていると思います。

全世界の臨床家に活用されている感染症治療のバイブルであり、日常診療で遭遇する全ての感染症について、診断・原因菌・治療選択が簡潔かつ体系的に記載されています。

サイズも非常にコンパクトなので、僕はいつも白衣のポケットに入れていました。

 

そして、抗菌薬の勉強をするなら定番の教科書がこちらです。

この教科書のいいところは、教科書というより本に近いところです。

教科書となるとなかなか取っ付きにくいですが、読み物に近いのですらすらと読み進めることが可能です。

しかし、抗菌薬の使い方の大原則や、耐性菌の話、誤用されている抗菌薬の使い方など、幅広く学ぶことができます。

2018年12月にVer.4が出たばかりです!

 

輸液

輸液も必ず必要になる知識です。

その人の体重や基礎疾患、食事量、手術ストレスなど合わせた輸液を行う必要があります。

輸液に関しても、あらかじめ勉強しておくことをおすすめします。

 

輸液に関してはいい本がたくさん出版されています。

僕はコンパクトであること、値段が安いこともあってこの本をおすすめします。

対話形式で話が進んでいき、非常に読みやすくなっています。

 

正直、読むのに1日も要りません。

しかし、輸液の基礎の部分については十分に学べると思います。

研修医になる前の準備として読むには最適だと思います。

 

胸部X線

胸部X線、これもまた必要な知識です。

理由は上で述べた通り、入院時検査で必ず必要になるからです。

 

この本も非常にコンパクトですが、内容はかなりしっかりしています。

胸部X線を学ぶ入門書としては最適ではないでしょうか。

整形外科医としては、入院時検査で明らかな異常を見つけることができたらそれでいいのだと思いますが、この本はコンパクトな割にそれ以上の知識を教えてくれます。

 

心電図

最後に心電図です。

これも入院時検査で必須であり、最低でも重要な疾患の心電図くらいは読めなくてはいけません。

 

心電図って本当にがっつり勉強しようと思うとかなり奥が深いです。

そして、ぶっとい本を買ってもなかなか読み切れません。

この本はコンパクトですが、僕の心電図に対する苦手意識を取り除いてくれた本です。

この本を通読すると、心電図を見るときの視線の動かし方が身に付くと思います。

 

おわりに

以上、今回は研修医になる前に「最低限」勉強・準備しておくべき4つのことについて、またそれを勉強するうえで国家試験が終わってから研修医として働き始める前に比較的容易に読むことができる教科書を紹介しました。

 

こうやって見てみると、僕が使用した本は基本的にコンパクトな本ばかりです。

しかし、何かを勉強するときは

まず1冊通読する。そして、できたら同じ本を2、3回繰り返して読む。

ってことが大切だと思います。

 

ぶっとい本を買って途中で挫折したことはありませんか?

どっしりとした本を通読できる方はもちろんそれでいいと思いますが、軽めの本ならすぐに通読できるし、僕は1回読むよりも何回か読んだ方が絶対に頭に残ります。

もちろん、どっしりとした良書はたくさんありますが、欲張りにあれもこれも勉強したいと思うと、実際にはなかなか全てをやり切ることは難しいです。

 

研修医になる前の準備としては、まずコンパクトな本で全体像を頭に入れておくというのは、いい方法なのではないでしょうか。

研修医になって本当に必要性を感じたら、そのときはもっとどっしりとした本で勉強したらいいのですから。

よせやん

 

これを勉強して余裕のある方研修医になってからの勉強については次の記事を参考にして下さい。

こちらでは、導入編ではなくもっと深くしっかりと勉強するための教科書を紹介します。

 

 

 

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