整形外科・スポーツ医学の最近気になったオススメ教科書を紹介!

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
昨日、一昨日と2日連続でフットサルをしていて体は疲れていますが、夜に勉強会がありますので、簡単に記事をアップしておきます。
この記事では、先日参加したJOSKASの書籍コーナでチェックした最近出版された整形外科、スポーツ医学の教科書のうち、気になったものを厳選して紹介しようと思います。
Contents [show]
大腿骨近位部骨折
まず、この教科書です。
整形外科の若手の先生が担当することが多い大腿骨頚部・転子部骨折についての教科書です。
診療のスタンダードを、生命予後やQOLの観点で重要となる早期の手術治療・リハビリテーションに焦点を当てて解説されており、近年使われるようになった大腿骨転子部骨折における中野先生の3D-CTによる分類や宇都宮分類、生田分類などについても書かれています。
特に、整形外科医になりたての若手の先生や、整形外科志望の研修医の先生にオススメです。
橈骨遠位端骨折
続いて、こちらの教科書です。
橈骨遠位端骨折も整形外科医になりたての先生が担当することが多い骨折ですね。
2017年に橈骨遠位端骨折の新しい診療ガイドラインが発刊されました。これは、日本整形外科学会監修の診療ガイドラインであり、初版以降のエビデンスを加え、橈骨遠位端骨折の合併損傷を含めた診断法、各種治療法の有用性や合併症についてエビデンスに基づいて推奨度を示して解説してくれています。
先ほどの教科書とこの教科書を持っておけば、整形外科の若手が担当する3大王道手術を網羅できるでしょう。重度四肢外傷
次にこちらの教科書です。
重度四肢外傷に関する教科書です。
言わずと知れた外傷のスペシャリストである土田先生の書かれた教科書です。
この教科書では面白いことに、重度四肢外傷の初期治療に直面する可能性のある一般整形外科医・救急医ら”非専門家”を対象とした「非専門家編」と,エキスパートの判断を掘り下げた「専門家編」の構成に分け、非専門家・専門家双方にとって必読の“日本における重度四肢外傷の標準的治療戦略”を解説してくれています。
僕も今は3次救急の病院に勤務しているので、飛びついて買ってしまいました。
外来診療
あとはこの教科書もよかったです。
整形外科の外来診療の教科書です。
ベテラン医による症候診断の解説、疾患別の保存療法の実際と外来治療の奥の手、患者説明や病診連携を円滑化する最新の治療知識が一冊にまとまった教科書です。病院勤務医・開業医・大学勤務医という異なる立場の編集による130名を超えるスペシャリストの臨床における創意・工夫・経験がトレイスできる専門医による専門医のための外来診療ガイドとして発刊されたものです。
スポーツ傷害のリハビリテーション
最後に紹介するのがこちらです。
スポーツ傷害に対するリハビリテーションの教科書です。
この教科書はスポーツ診療に携わる医師だけでなく、アスレティックトレーナーや理学療法士・作業療法士養成校の学生や理学療法士・作業療法士にとって必要な情報が網羅された充実の内容かと思われます。
部位毎の「リハビリテーションの実際」では、回復段階に応じたリハビリテーションについて解説してくれています。
おわりに
以上、今回は整形外科・スポーツ医学の最近気になった教科書を紹介しました。
僕は学会に行くと必ず書籍コーナーに立ち寄ります。自分が興味あって参加している学会の内容に関係のある教科書が多いですし、教科書の立ち読みができるのも大きいですよね。やっぱり手に取らないとわからないところがありますので。
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