2017/10/07

肩関節外科を勉強するためのおすすめ教科書|用途別のおすすめ教科書が見つかる!

 
肩関節外科のおすすめ教科書

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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること!仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい!日々の勉強のため、また、同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思いブログを書いています。➡︎詳しいプロフィールはこちら

よせやん

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スポーツドクターを目指す若手整形外科医です。

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

さて、今日は肩関節外科のおすすめ教科書を紹介します。

近年の肩関節外科領域においては、MRI検査や超音波検査が普及し、日常診療上不可欠な分野となっています。他の分野と同様に観血的手術から低侵襲手術としてmini open手術や関節鏡視下手術が広まってきています。

しかし、肩関節の診療は、少し他の部位と違い、身体診察やMRI読影をはじめとして苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか?

自分もそんな1人です。サッカー選手にあまり関与しないため興味が持ちにくいのかもしれませんが。笑

しかし、肩の症状を訴えて病院を受診する患者さんは少なくありません。なので勉強しないわけにはいかないのです。

というわけで、この記事ではそんな肩関節外科を勉強するためのおすすめ教科書を紹介していきたいと思います。

膝関節外科の総論

では、まず肩関節外科の総論的な教科書を最初に紹介します。

肩関節研究の第一人者である著者が、高度で専門的な知識を写真を用いてわかりやすく解説してくれています。

著しく進歩を遂げたバイオメカニクス、肩の疾患・診察、スポーツ障害、リハビリテーションなどの最新の知見を盛り込んだ内容になっています。

僕は、肩関節外科を専門にしている先輩医師がこの教科書を使っていたので、いつも調べ物をするときに見させてもらっていました。

もう1冊こちらの教科書を紹介しておきます。

全ての分野においてこの教科書を紹介していますが、それくらい非常に読みやすくおすすめの教科書です。

肩関節外科の要点と盲点を熟知した先生方が各項目を担当されており、手術はもちろんのこと、診断学、バイオメカニクス、画像などの基本的知識から、手術適応、合併症についてまで「要点と盲点」が記されています。

このシリーズは、全部揃えてもいいと思えるほどいい内容だと思います。

肩関節のMRI画像診断

続いて、肩関節のMRI画像診断の教科書です。

肩関節のMRIは慣れないと読影が非常に難しく、苦手意識を持っている人もいると思います。

この教科書は、各疾患の解説が詳細なのはもちろんのこと、シェーマやマクロの写真が多く鮮明なMRI画像と対応させてくれているので、入門者が解剖の何を理解し、画像のどこに注目すればよいかが非常にわかりやすいです。

構成も機能解剖と画像の対比、外来診察の仕方など基礎的なところにかなりのページ数が割かれているので、ここをしっかり理解すれば、読影だけでなく日々の診療にも応用がきくようになるでしょう。

肩関節外科の手術

続いて、肩関節外科の手術の教科書です。

肩関節手術に関節鏡が導入されたのは1980年代ですが、90年代から2000年代にかけて術式や手術機器の開発、改良に伴って急速に進歩してきたと言われています。

現在では、Bankart修復術や腱板修復術は鏡視下に行われることが一般的になってきており、SLAP 損傷のように関節鏡によってその病態が初めて確認され、治療ももっぱら鏡視下によって行われる病態もあります。この教科書では、関節鏡視下手術のポータル作製から手術手技にいたるまで、かなりのページを割いて詳細に解説してくれています。

しかし一方で、人工骨頭や人工関節のように直視下にしか行えない手術も数多く存在します。

肩関節の手術は直視下であれ鏡視下であれ目指すところは一つであり、病態の修復と機能の改善という点に尽きます。そして、一方の術式では対処できない場合にはもう一方の術式で対処する必要があることから熟練した肩関節外科医は常に両方の術式に精通していなければならないと言われています。

肩関節外科を専門にしようと思っている整形外科医には必読の書と言える鉄板の教科書です。

上の教科書でも肩関節鏡視下手術については解説してくれていますが、肩関節鏡視下手術に特化し教科書も紹介しておきます。

整形外科診療の重要かつ必須領域となった肩関節鏡下手術の基礎から応用までを網羅しており、わりやすいカラー写真と手術全体の流れ・ポイントを示したシェーマを多用して解説してくれているので使いやすいでしょう。

続いて、おなじみOS NEXUSシリーズです。

OS NOWシリーズを買ったからNEXUSは要らないやと思っていましたが、NEXUSはかなり内容がアップデートされているだけでなく、NOWのときよりもより一層ポイントがわかりやすくなっていて、しっかりと勉強したい分野に関してはついつい揃えてしまう教科書シリーズですね。

OS NEXUSシリーズは、『Fast Check』で手術の要点をおさえ、『NEXUS View』で手術のコツや注意点がひと目でわかる構成になっており、電子書籍版も同時刊行しているのが特徴です。

この教科書では、肩・肘に対する骨折と外傷について書かれています。

I章で「肩・上腕」について書かれており、上腕骨近位端や骨幹部骨折、鎖骨骨折、肩甲骨関節窩骨折などの肩関節周囲の骨折について、骨折のタイプ別に治療法を解説してくれています。また、肩鎖関節脱臼や陳旧性肩関節脱臼の手術や、肩関節不安定症に対するBankart修復術やLatarjet法について述べられています。

こちらもOS NEXUSシリーズです。

この教科書はスポーツ復帰のための「肩・肘」の手術について書かれています。

スポーツ診療では必須の超音波による診断や、肩関節不安定症の鑑別診断のポイントやについても書かれています。また、腱板断裂やloose shoulder、さらに診断や治療の難しい胸郭出口症候群の手術法についても、手術のコツやピットフォールを交えながら解説してくれています。

最後にもう1冊だけ肩関節外科の手術の教科書を紹介しておきます。

この教科書は、海外も含め第一線で活躍する各手術のエキスパートが多くの写真・図版を用いて、各手術について解説してくれています。

専用webサイトで手術動画の閲覧もできるのが特徴で、若手整形外科医だけでなく、中級者にとっても価値のある実践書だと思います。

人工肩関節置換術

次に、人工肩関節全置換術(TSA)の教科書です。

この教科書は、人工肩関節置換術の教科書ですが、2014年に日本に導入されたリバース型人工肩関節(RSA)についてもガイドラインに則って充実した解説がされています。

簡潔な文章、豊富な写真・イラストでわかりやすく確認でき、肩関節外科医には必須の人工肩関節置換術についてしっかりと学ぶことができます。

この教科書は、人工関節手術〜術後リハビリまでの全容を学ぶことができる教科書です。

人工関節の術前・周術期・術後および退院後を効率的に進めるために知るべき、手術関連の情報、疼痛管理、看護ケア、リハビリテーション技術等を容易に理解できるよう系統的・網羅的にまとめられています。

本来、人工股関節全置換術は患者のQOL、ADLを高める効果を目的に行われるものですが、人工関節置換術周囲感染はひとたび感染すると、逆にその目的を損なう整形外科医にとってもっとも忌むべき致命的な合併症にもなります。

この教科書は、世界80カ国の整形外科医のみならず、感染症専門医、リウマチ専門医、放射線科専門医、病理学、薬理学の一流の研究者が一堂に会し、長時間にわたり多くの論文を吟味して作成されたコンセンサスです。感染の発症機序に止まらず、予防、診断、治療についての解説はそのまま実践に役立つ内容になっています。

臨床医および患者にとって有益で最高の研究を統合した人工関節置換術周囲感染の教科書です。

肩関節のリハビリテーション

続いて、肩関節のリハビリテーションの教科書です。

この教科書は、スポーツ界での活動を志す理学療法士が集まって書かれたSPTSシリーズです。

リハビリテーションを行う際に不可欠の知識である肩のバイオメカニクスについて整理されており、よくみられる脱臼・腱板損傷について、疫学・各種治療法・後療法を最新の文献を中心にまとめてくれています。

肩関節痛と肩関節拘縮には日常診療で遭遇することが非常に多いです。

しかしながら、リハビリテーションを行うことによって拘縮が改善すれば、それに付随して疼痛を軽減させることが可能になります。リハビリテーションは非常に重要なのです。

この教科書は、そんな肩関節拘縮を円滑に除去するために必須の一冊です。

肩関節外科の英語の教科書

最後に、肩関節外科の英語の教科書を紹介しておきます。

医師にとって英語は論文を読んだり、書いたりする上で必ず必要です。意味の知らない単語や言葉の言い回しを調べる時間を減らすためにも、少しでも慣れておいて損はありません。

これも、肩関節外科を専門にしている先輩医師が使っていた教科書です。

肩関節外科の疾患の診断から手術、リハビリテーション、治療成績まで英語でしっかりと勉強することができます。英語でしっかりと肩関節外科について勉強したい方は読んでみてはいかかでしょうか。

さいごに

以上、今回は肩関節外科を勉強するためのおすすめ教科書を紹介しました。

何はともあれ、日々勉強することのどれだけ多いことか。勉強してもしても新しく勉強することが湧き出てきます。若手だから当たり前なんでしょうが、前線でやっていくためには、結局医者はいつになっても日々勉強なのかなと思います。

この記事が肩関節外科の教科書を探している方の参考になれば幸いです。

 

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