【厳選】チェックすべきスポーツ医学の最新のおすすめ教科書を紹介|2019年11月
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
さてさて、シーズン終盤に差し掛かってきてフットサル熱も高まってきました。
新しいことを学ぶと楽しさが増えますね。
何事もどこまでいっても学ぶことが尽きません。笑
さて、11月は日本臨床スポーツ医学会に参加してきました。
学会の書籍販売コーナーで見つけた最近出版された整形外科・スポーツ医学の教科書のうち、気になったものを厳選して紹介します。
意外に面白い教科書が多く見つかったので、2回に分けて紹介します。
とりあえず今回は
- スポーツ整形外科
- X線診断
- パフォーマンス科学
- スポーツと視覚
- アスリートと栄養
- アンチ・ドーピング
の教科書を紹介しようと思います。
スポーツ関係者ならば興味を惹かれるものがあるかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
よせやん
Contents
スポーツ整形外科
まず、スポーツ整形外科の新しい教科書です。
本日、2019/11/21発売の新刊ですね。
画像がないのが残念すぎて申し訳ないですが・・・それだけ新しいということで。
この教科書はスポーツ外傷と障害の予防・再発予防を目的としたアプローチについて、最新のエビデンスに基づきスポーツ整形外科の最前線で活躍する整形外科医、理学療法士、トレーナーが解りやすく解説してくれている一冊です。
アスリートに発生する主要な整形外科疾患に絞り、疫学や発症メカニズム・動作分析などの基礎的知識から予防のためのトレーニング、再発予防のためのリハビリテーション・外科的治療までを具体的に解説してくれています。
よせやん
X線診断
次に、X線診断の教科書です。
今回、純粋な整形外科の教科書としては唯一のものになります。
骨軟部における単純X線撮影は、従来より簡便で有効な診断手段であり、画像診断において揺るがない地位を保っています。
さらに近年、コンピュータ断層撮影の知見のフィードバックにより、従来を越える深い病態の理解が可能になってきました。
この教科書では骨関節疾患の単純X線読影をCT・MRIを交えて解説してくれているのが面白い点だと思います。
よせやん
パフォーマンス科学
ここからはよりスポーツに特化した教科書です。
まずはパフォーマンス科学についての教科書です。
2016年に出版された教科書で新刊ではないですが、今回初めて見つけたので紹介します。
この教科書は、競技パフォーマンス向上のためのトレーニング、コーチング、リハビリテーションの世界的なリーダーを著者に迎え、科学的研究に基づいた最先端の知識と技術の集大成となっています。
NBA・NFL・MLB・プレミアリーグなど世界のトップアスリートが実際に用いているトレーニング方法などがわかりやすく述べられているので非常に面白そうでした。
スポーツ医療者だけでなく、指導者、トレーナー、アスリートはもちろん、研究者などトップアスリートを取り巻くすべての人に役立つ情報が網羅されており、トップアスリートを目指す上で知っておくべきことがまとまっています。
よせやん
スポーツと視覚
続いて、スポーツパフォーマンスと視覚についての教科書です。
人は一般的に外界からの情報を取り入れ行動していますが、それらの情報のなかでも特に重要で有益なものが視覚です。
しかし「見る」ということは何か、「視覚」とはどのように認知されてどのように役立っているのか、などについてまだわかっていないことのほうが多いのが実際のところです。
スポーツでは、見ることと動作が密接に関係しており、眼を通して得た情報をほぼ無意識に処理して最適な行動へ表わす妙致が瞬間的・典型的に現われます。
また、日常生活にはない高度の眼の動きや認識能力が要求されるため、優れたアスリートは運動機能だけでなく、視機能も優れています。
しかし、ひと口に視機能といってもそこには認識、視覚情報処理、心理、認知、運動制御など、あらゆる働きが関連して働いています。
この教科書では、視機能と眼や視覚と行動にかかわる最新の知識について、研究者や眼科専門医、視能訓練士、薬剤師、栄養士の方々に、さまざまな側面から解説されており、今まであまり考えたことがなかった視点からスポーツについて学べるかと思います。
よせやん
アスリートと食事
次は、アスリートと食事に関する教科書です。
この教科書は、2019年11月27日出版予定の教科書です。
まだ、販売していないものですが、学会では先行販売で置いてありました。
アスリートがベストパフォーマンスを発揮するためには、トレーニングのほかに栄養の摂取が重要です。
特にアスリートにとって身体づくりは競技成績に直結します。
この教科書では、アスリートにとってリスクの高い健康障害と栄養との関係をわかりやすく解説してくれています。
スポーツ栄養の専門家によるアスリートにおすすめの献立ページもあり、参考になるかと思います。
よせやん
アンチ・ドーピング
最後に、ドーピング関係の教科書を紹介します。
今までドーピングに関する教科書はあまり見たことがありませんでしたが、やっと見つかりました。
ドーピングは「自分は関係ない」「自分は大丈夫」、そう思うアスリートやスポーツ関係者が多いかもしれません。
しかし実際には、意図的ではなく規則違反となってしまうケースが数多くあるのは、今までブログで述べてきた通りです。
この教科書では、ドーピングとは何か? 具体的に、何をやってはいけないのか?について事例を盛り込みながら、アンチ・ドーピング・コードやドーピング検査手続きの流れ、紛争解決の手続きを解説してくれています。
よせやん
おわりに
以上、今回は最近出版されたスポーツ医学の教科書のうち、気になったものを厳選して紹介しました。
次回、残りの教科書として主にリハビリ関係のものを紹介しようかと思います。
僕は学会に行くと必ず書籍コーナーに立ち寄ります。
自分が興味あって参加している学会の内容に関係のある教科書が多いですし、教科書の立ち読みができるのも大きいですよね。
やっぱり手に取らないとわからないところがありますので。
最近では新しい教科書をチェックするのも学会に行く楽しみの一つになっています。
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