【厳選】チェックすべき整形外科関連の最新のおすすめ教科書を紹介|2019年10月
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
さて、今日もやっていきましょうか。
現在、Spolinkで新しいプロジェクトを進めています。
こちらに関しては今週末か来週明けには発表できると思います。
さて、8月から10月はまさに学会シーズンですね。
僕も8月末に日本整形外科スポーツ医学会、9月末に日本足の外科学会に参加してきました。
これらの学会の書籍販売コーナーで見つけた最近出版された整形外科・スポーツ医学の教科書のうち、気になったものを厳選して2回に分けて紹介しようと思います。
今回はまず整形外科関連の新しいおすすめ教科書を紹介します。
Contents
整形外科ガイドライン
まず、日本整形外科学会が発刊している新しいガイドラインを紹介します。
アキレス腱断裂診療ガイドライン
こちらは2019年8月末に発刊されたアキレス腱断裂の最新のガイドラインです。
代表的なスポーツ外傷であるアキレス腱断裂に関し、新しいガイドライン作成指針のアウトカム評価を参照して改訂されました。
新たに集積されたエビデンスを踏まえ、保存的治療や低侵襲手術、再発率を含む予後や予防法を中心に、最近の知見がまとめられています。
日本の医療事情に即して診断・治療の指針を示す一冊となっています。
よせやん
上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン
こちらは2019年8月末に発刊された上腕骨外側上顆炎の最新のガイドラインです。
上腕骨外側上顆炎(いわゆるテニス肘)に関しても、最近のエビデンスを踏まえ新しいガイドライン作成指針に基づいて内容がアップデートされました。
痛み・保存療法では治療に難渋する病態も含め、肘関節周囲の痛み・障害を対象として新しい知識を提供してくれています。
日常の臨床現場における標準的治療の指針となる一冊でしょう。
よせやん
レントゲンの教科書
次に、単純X線(レントゲン)の教科書です。
こちらは2009年に発刊された教科書で新しいものではないのですが、今まで知らなかったので紹介します。
単純X線撮影法でのすべての骨関節の構造を詳しくわかりやすくイラストで示し、それとの対比によって単純X線画像の撮影法、読影のポイントを解説してくれており非常にわかりやすいです。解剖が丁寧に示されているので救急時にもほしい画像の撮影法がすばやく選択でき、行き届いた撮影法のオーダーができます。
レントゲンの勉強をすルための非常に1冊だなと思います。
よせやん
半月板のすべて
続いて、半月板の教科書です。
完全に半月板のみにフォーカスが当てられた教科書です。
解剖、疫学から病態,、治療まで、 半月板のすべてについて網羅されています。治療については、手術、リハビリ、再生治療まで完全にカバーされています。
治療ではすぐに臨床に役立つよう具体的な手技を、スペシャリストの執筆陣がしっかり解説してくれています。
膝関節外科やスポーツ整形外科の医師ならヨダレものの1冊だと思います。
僕も図書カードが余っていたのでこの教科書はその場で買ってしまいました。笑
よせやん
足の外科の教科書
最後に、足の外科の教科書を2冊紹介します。
足のプライマリ診療
この教科書は、プライマリ・ケア医のための足診療テキストです。
「足が痛い」「足が疲れる」「足がむくむ」など足の異常を訴える患者さんは日常診療において非常に多いです。
足の外科医が診療するのは当然ですが、プライマリ診療に関わる医師や他科の医師も足の知識を持っていると有益でしょう。
専門医に回す前に、目の前の患者さんにできる検査・できる診断・できる治療を行うためのノウハウについてもしっかりと書かれています。
もちろん困ったら専門医に紹介すべきですが、ある程度診療できるようになっておいても損はないでしょう。
よせやん
足の外科の英語の教科書
最後に、足の外科の英語の教科書です。
以前も足の外科の教科書の紹介ページで紹介した教科書ですが、2019年8月に改訂版が発売されました。
Orthopaedic Knowledge Update(OKU)シリーズは医学英語を勉強するのには非常にオススメです。
分厚すぎませんし、興味ある分野の最新の情報を学ぶことができます。
足の外科について英語で勉強したいという方や、医学英語を勉強したい、かつ足の外科に興味がある方は是非この教科書で勉強してみてください。
よせやん
おわりに
以上、今回は最近出版された整形外科の教科書のうち、気になったものを厳選して紹介しました。
僕は学会に行くと必ず書籍コーナーに立ち寄ります。
自分が興味あって参加している学会の内容に関係のある教科書が多いですし、教科書の立ち読みができるのも大きいですよね。
やっぱり手に取らないとわからないところがありますので。
最近では新しい教科書をチェックするのも学会に行く楽しみの一つになっています。
次回は、スポーツ整形外科関連の新しいオススメ教科書を紹介しようかと思います。
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