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      2017/09/07

アスリートにみられる摂食障害|神経性無食欲症(拒食症)と神経性大食症(過食症)とは

 

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この記事を書いている人 - WRITER -

サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること!仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい!日々の勉強のため、また、同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思いブログを書いています。➡︎詳しいプロフィールはこちら

よせやん

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スポーツドクターを目指す若手整形外科医です。

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

前回の更新から記事の更新ができていませんでしたが、本日やりたかったことをやり終えましたので、しばらくは以前のように毎日ブログを更新することを目標に頑張っていこうと思います。

あと、ブログのテーマを変えたり、SSL化をしていたら今までのSNSでのシェア数が消えてしまったのですが、本日それも復旧することができました(喜)。

さて、本日はアスリートにみられる摂食障害についてです。

アスリート、特に女性アスリートには、摂食障害が認められることが実は少なくありません。

摂食障害は死に至ることもある非常に危険な状態ですが、この事実は意外と知られていないことが多いのが実際のところです。

スポーツ関係者の方は摂食障害の危険性についてしっかりと認知しておく必要があります。

摂食障害とは

摂食障害とは、食行動の危篤な障害を呈する精神疾患の一つです。

近年では嚥下障害などの機能的な摂食障害との区別をつけるため、中枢性摂食異常症とも呼ばれ、厚生労働省の難治性疾患(難病)に指定されてい ます。

摂食障害は、神経性無食欲症(拒食症)と神経性大食症(過食症)に分けられ、極端な食事制限や、過度な量の食事の摂取などを伴い、それによって健康に様々な問題が引き起こされます。

冒頭でも述べたように、摂食障害は死に至ることもある非常に危険な状態です。

拒食と過食は相反するもののように思われるかもしれませんが、神経性無食欲症から神経性大食症に移行するケースが約60〜70%みられたり、「極端なやせ願望」あるいは「肥満恐怖」などが共通し、病気のステージが異なるだけの同一疾患と考えられてるのです。

では、神経性無食欲症と神経性大食症について順番に見ていきましょう。

神経性無食欲症

神経性無食欲症では、基本的には食事を取らず痩せるための極度な努力をします。

しかし、症例によっては過食の後、自己誘発性嘔吐、下剤や利尿薬の使用などにより摂取したものを無理に排出するなどの行為がみられます。

過食はほとんどの場合、その後に強い抑うつ感を伴います。

神経性無食欲症では、体重減少のために死に至ることもあることは知っておかなければならないでしょう。

神経性無食欲症のケースでは、家庭的に母親に厳しくしつけられ、母親からの自立が十分になされておらず、母親依存とも言えるケースが多く見受けられます。

こうしたケースでは、非常に真面目で言われたことをよく守るという性格上の側面があります。拒食という行為がそうした自分自身の問題への拒否と捉えらえれる場合もあります。

治療は、非常に時間のかかる困難なものでありますが、精神療法、行動療法、薬物療法などが行われます。家族面接などによって、家族関係の問題を解決することにも意味がある場合があります。

神経性大食症

神経性大食症は、神経性無食欲症より多くみられ、名前の通り、過食が主な症状です。

神経性無食欲症では、極度のるい痩(痩せ)が認められますが、神経性大食症では体重は正常範囲内にとどまるケースも多くみられます。

また、神経性大食症では、神経性無食欲症と同様に周りからの要求に応える高い目標を持ち、真面目な側面がみられることが多くあります。

最近、僕が記事を書いたり勉強しながらお菓子を食べまくってしまうのは、もしかしたらこれが原因かもしれません…笑。

母親への依存も神経性無食欲症と同様に認められます。しかし、一方で自分自身の欲求に抑えの効かない傾向があり、性的逸脱や反社会的な行動がときにみられることもあります。(僕にはこのような症状は認めません。)

治療的な予後あるいは経過は、神経性無食欲症よりも比較的いいと考えられていますが、治療が困難なケースもあります。こちらも精神療法、行動療法、薬物療法などが行われます。

アスリートと摂食障害

最後に、アスリートと摂食障害についてお話ししておきましょう。

自己誘発性嘔吐のような行動は、通常は異常行動と考えられますが、競技によっては減量の目的で行われるケースもあります。しかし、オフシーズンなどを含めて、自己制御可能な範囲であれば、健全とは言えませんが治療対象にはならないこともあります。

一方で、自己制御が不可能な状態になっているケースでは治療が必要になります。

冒頭でも述べたように、

女性アスリートには、摂食障害が認められることは少なくありません。

アスリートの摂食障害は、体重に関連する持久性種目体型が関連する種目体重による階級制種目などに多いと言われていますが、実は正確な統計はないようで、これら以外の種目にみられることもあります。

優れたアスリートには、「指導者の言うことを非常によく守り、自分に不完全な面を認めず、とことん努力をし、それでもできないと非常に落胆する」など、一般の摂食障害と共通する特徴を認めます。

そうした症例では、自分自身の症状を許すことができず、長期にわたって1人で悩む場合が多くありますので、注意が必要です。

摂食障害と無月経、骨粗鬆症を合わせてアスリートの三主徴と呼ぶのでしたね。

簡単に言うと、摂食障害により体脂肪率が低下し、さらに高強度トレーニングによる運動ストレスも加わって無月経が起き、低栄養から骨粗鬆症を併発するという病態です。

このような病態にあるアスリートが疲労骨折を起こしてもひたすら走る様子がときおり見受けられますが、これは非常に危険な状態であり、すぐに治療的なアプローチが必要です。

治療に関しては、競技との関連を考えながらカウンセリングを行っていきます。ケースによりますが、アスリートでも家族との関連について注意を払っておく必要があります。

アスリートの摂食障害は、一般の摂食障害に比べて体重と競技成績という直接的関連や、このような直接的関連でなくても競技成績や競技上での葛藤などと関連がある場合が多く、一旦競技を離れると比較的速やかに症状が軽快するケースがあります。

おわりに

以上、今回はアスリートにみられる摂食障害についてお話ししました。

どんな選手にも精神疾患起こりうるものであり、病識がないと疾患に気付かないことが少なくありません。病識があり、疾患に気がついてきちんと治療すれば治るものが多いですので、しっかりと勉強しておきましょう。

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スポーツドクターを目指す若手整形外科医です。

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