2017/10/07

創傷管理を学ぶためのおすすめ教科書|創傷をキレイに治癒させるためのドレッシング法・治療法を知っておこう

 
創傷管理を勉強するためのおすすめ教科書

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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること!仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい!日々の勉強のため、また、同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思いブログを書いています。➡︎詳しいプロフィールはこちら

よせやん

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スポーツドクターを目指す若手整形外科医です。

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

昨日、毎日記事を書くつもりくらいでもう1回頑張りますと言ったのに、いきなり記事が更新できなそうな1日でした。笑

何とか落ち着いたので、頑張って記事を書こうと思います。

さて、今日は外傷を診る医療者に必須の知識である「創傷管理」を学ぶためのおすすめ教科書を紹介します。

創傷管理は、僕も正直、普段の臨床で疑問に思うことがあっても、何となく上の先輩に言われるがまま、教えてもらうがままに処置をしていることが多く、あまり深く勉強をしてこなかった分野でした。

しかし、その創傷管理は本当に正しい治療法なのでしょうか?

今年、手術をした際に皮膚が火傷してしまい、創部がなかなか良くならない患者さんがいて、このときも今までに上の先生に何となく教えてもらった自己流の治療(創傷被覆材を貼ったり、軟膏を出してみたり)をしていました。

しかし、なかなか良くなってくれず、終いには創部感染を起こしてしまい、本当に困って尊敬できる先輩医師に相談しました。このときに教えてもらった創傷管理が本当に目から鱗の内容ばかりで、今まで自分がいかに創傷管理がずさんだったのかが丸裸になってしまいました。

僕は整形外科医なのでいつも手術をして患者さんの創傷管理をしているにも関わらず、創傷管理の勉強を今まできちんとしてこなかった事実に自分で愕然としてしまいました。

というわけで、創傷管理について先日しっかりと勉強したわけですが、僕以外の外科系医師、外科系病棟の看護師はもちろんのこと、救急外傷を診る研修医や創傷の治療をすることがあるトレーナーも創傷管理については絶対に知っておくべきだと思います。

ですので、この記事で僕が創傷管理を勉強するために使用した教科書をはじめとした、おすすめの教科書を紹介しようかと思います。

ぜひ、参考にして頂けたら幸いです。

創傷治癒・治療

では、さっそく紹介していきます。

まずは創傷管理についてしっかりと学べる総論的な教科書を紹介します。

消毒も、ガーゼももういらない。おどろきの創傷治療! 伝承的・因習的治療を否定し、創傷治癒の理論のもとに、正しい皮膚外傷の治療とはどうあるべきかを提案する。今までの常識を根底から覆す、新しい創傷治療のバイブル。

というのがこの教科書のキャッチコピーですが、この教科書を読んだ感想は本当にこの通りです。

まさに今までの常識を根底から覆す、新しい創傷治療のバイブルです。 

この教科書を参考にしながら治療してきた患者さんの創傷が本当にキレイに治癒していって、患者さんからも「あの傷がこんなにキレイに治るなんて思っていませんでした。ありがとうございます。」と感謝されることが多いです。

例えば、指を切断してしまった患者さんで、前医で「これはもう断端形成(指を丸める)しかないから手術ができる病院を紹介します」と言われて、うちの病院を受診された患者さんでも、時間をかけて閉鎖療法を行い、「もう切断するしかないと諦めてたのに、先生に出会って指がなくならずに済んで本当に感謝してます」と言ってもらったときは嬉しかったですね。

この教科書は2003年に発刊されたものですので、今でも創傷管理が分かっていない方はもう15年以上も前の治療をしているわけです。

まずは、この教科書で現在の創傷管理の常識を知っておきましょう。 

もう1冊、創傷管理の教科書を紹介しておきます。

この教科書では、創傷治癒のメカニズムを始め創傷管理についてかなり広く詳しくまとめられています。

こちらは、The教科書という感じの本で、創傷管理について調べたいときに調べられるよう机の上に置いておきたい教科書といった感じですね。

しっかりと勉強したい人におすすめの教科書です。 

創傷管理のTips

続いて、創傷管理のTipsを学べる教科書を紹介します。

この教科書のテーマは、外傷処置ををはやく、要領よく、きれいに仕上げるです。

大きく分けると、皮膚縫合の方法、手術の際の工夫、外相に対する処置について書かれていて、1つ1つは小さいことかもしれませんが、積み重なれば大きなさになるTipsを勉強することができるでしょう。

また、非常に読みやすいのもこの教科書のいいところだと思います。

Tipsを学ぶための教科書をもう一冊。

これは、日本創傷治癒学会のガイドライン委員会が出版している教科書です。それだけ聞いても何となく良さそうな気がしますよね。笑

手術創をキレイに治すための「99のテーマ」についてアンケートを実施し、その詳細な結果とともに、ステートメントにどの程度エビデンスがあるか、どの程度推奨できるかを解説してくれています。

僕が尊敬する上司の先生に教えてもらった教科書ですが、非常に興味深い、面白い内容が多く、99のテーマに別れているので、通読するのではなく、自分が興味ありそうなところだけをピックアップして読めるので使いやすいです。

ドレッシング材

最後にドレッシング材についての教科書を紹介しておきましょう。

近年、創傷被覆材をはじめとしたドレッシング材はかなりたくさんの種類がありますが、それらにどのような違いがあり、どのように使い分けるのか知らないという方は意外と多いのではないでしょうか?

実際、少し前までの僕も何となくでしか理解していませんでした。汗

この教科書は、一流皮膚科医によるドレッシング材の指南書で、実際の症例をもとにした豊富なビジュアル解説でわかりやすくまとめらています。

各ドレッシング材を「病態別」「製材別」「他治療との比較」の3部構成で整理し、根拠がわかりやすい解説構成となっていおり、最新の製品・特徴一覧も収録されています。

まさに日常診療の創傷治療にすぐに役立つ一冊です。 

おわりに

以上、今回は外傷を診る医療者に必須の知識である「創傷管理」を学ぶためのおすすめ教科書を紹介しました。

創傷管理は、普段の臨床で疑問に思うことがあっても、何となく上の先輩に言われるがまま、教えてもらうがままに自己流の処置をし、あまり深く勉強をしていないことが多い分野かと思います。

しかし、創傷がきれいに治るかどうかというのは患者さんにとっては非常に大切なことであるのは異論ないでしょう。

患者さんのためにも、外傷を診る医療者はしっかりと勉強しておきましょう。

 

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