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骨折治療|整形外科医になる前に勉強しておくべきこと

 
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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

今日は東京で開催されている膝フォーラムに参加しています。「ACL(前十字靭帯)のすべてがわかる1日」が今回のテーマです。

膝フォーラム

今年もいろいろな学会・勉強会に参加していますが、最近行くところ行くところで毎回会う先生がいます。まだ研修医2年目の先生なんですが。今年10月に初めてしゃべりましたが、今回で会うのは4回目ですね。同世代、しかも下の先生だと負けてられないなと思いますね。

では今日は、整形外科医になる前に勉強しておくべきことシリーズの続きを書いていこうと思います。
以前の記事を読んでいない方は下からどうぞ。

今日はその中でも骨折治療の勉強に関してお話します。

骨折治療の知識は整形外科医として臨床で働くならば必須です。

整形外科医になってから、症例を通して勉強をしていけばいい!と思われるかもしれませんが、確実に先に勉強しておいた方がいいです。

そうしておけば、将来整形外科医になり、実際に症例を担当するときに、上の先生に言われるがままになるのではなく、自分の治療方針をまず提案することができます。

その治療方針が合っているか間違っているかはわかりませんが、「自分で考えて意見を言える」ということは非常に大切であると思います。間違っていたとしても、それはそれで勉強になり今後の糧にハズです。

Contents

教科書

では僕がどうやって骨折治療に関して勉強すればいいのか紹介していきます。

最初は使用している教科書です。

まず言わずと知れたこの教科書。

これは骨折治療を勉強する上で必須の教科書でしょう。

前半に総論、後半に各論が書いてあります。正直、これを読破すれば骨折治療のベースは身に付くと思います。ただし、内容は濃く、ページ数も多いためある程度時間がないと、なかなか読破は難しいかもしれません。

読破できなくても、各症例に出会ったときに辞書として使うのでも十分かもしれません。整形外科医になったらどうせ購入することになるので、とにかくこの本は持っておいて損はないと思います。

ただ小児となると、その特性から成人とは治療方針がかなり異なります。

また、合併症として成長障害や変形治癒などの可能性があり、そういったことまで理解し、実際に患者のご家族に説明する必要があります。ですので、小児の骨折治療に関する本は別に必要です。

僕は下の本で勉強しています。

受傷起点や分類などはもちろんですが、注意点やムンテラの仕方まで詳しく書いてくれています。

教科書はとりあえずはこの2冊があれば成人、小児の骨折治療についてある程度網羅できると思います。

もちろん、これは骨折治療のベースを勉強するための本ですので、手術となれば手術の手技書や解剖の教科書は必要となってきます。ただ今回は整形外科になる前に勉強しておくべき教科書のみの紹介にしておきます。

勉強会・セミナー

本で自分で勉強するのが苦手だという方は、勉強会に参加するのも非常に有用であると思います。

というわけで骨折治療の代表的な勉強会を紹介します。

AO Trauma Course-Basic Principles  
外部リンク:AO Trauma Japanホームページ

これは言わずと知れた骨折治療のセミナーです。上記のAO骨折治療法の本の内容を勉強できます。

個人的には本で勉強しておいてから、このセミナーに参加するのがベストかなと思いますが。ただし、受講条件が厳しく受講したいからといって必ず受講できる訳ではありません。僕も今年、遅くとも来年には受講したいですが受けられるかどうか…。

追記(2017/1/28):受講が厳しい場合はまず下のセミナーを受けることをおすすめします。

AO Trauma Seminar 
外部リンク:AO Trauma seminar Kanazawa

 

日本骨折治療学会 研修会 ベーシックコース    
外部リンク:日本骨折治療学会ホームページ

これも内容としてはAOセミナーとほとんどような感じで、2日間みっちり講義があります。1日目の講義の後には各骨折治療の体験セミナーもあります。僕は今年参加し、体験セミナーでは膝蓋骨骨折のひまわり法を勉強させてもらいました。

勉強会に関してはこのあたりでしょうか。もちろん機械会社主催の地方単位の勉強会にも参加していますが、こういうのは系統的なものではなく、「大腿骨近位部骨折」など各論のものが多いように思います。

オンラインセミナー

あと、僕が骨折治療の勉強として時間があるときにやっているのが

外傷オンラインセミナー  
外部リンク:外傷オンラインセミナーホームページ

です。
本を読むのも、勉強会に参加するのも、なかなか体が動かなくて無理!という方にはぜひオススメしたいです。
国家試験の勉強のときのように動画で勉強できます。

このサイトを使用するにはm3への登録が必要ですが、恐らくみなさんすでにされていますよね。ここでは、過去に配信されたオンラインセミナーをすべて動画で見ることができます。

各論の講義がいろいろ入っていて、かなり勉強になります。1本20−30分程度なので、時間が空いたら見てみてはどうでしょうか。

おわりに

以上、今日は整形外科医になる前に勉強しておきたい「骨折治療」の勉強法に関して自分がやっていることをお話ししました。
他にも有用な勉強会、サイトなどがありましたら教えて頂ければありがたいです。

では、今日はこの辺にしておきます。
また、残りの「救急外傷の診察と治療」「内科的なこと」に関しても後日書こうと思います。

整形外科医になった後の骨折治療の勉強に関してはこちら。

 

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