スポーツ傷害の画像診断|スポーツドクターになるためのおすすめの教科書
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
今日は朝から病院で回診をして、その後、フットサルメンバーでBBQでした。
BBQなんていつ以来だろうか。
とりあえず暑かったです。
炎天下の中、BBQしながらサッカーしてたらそらそうか…。
さて、今日はスポーツ整形外科の教科書の紹介記事です。
今回は、スポーツ傷害の画像診断の教科書を紹介します。
Contents
はじめに
現在、スポーツ整形外科に興味のある先生はたくさんいると思います。
でも、興味があるだけになっていませんか?!
興味があるなら勉強する、スポーツに関わる仕事をやってみるなど実際に行動に移して行きましょう。じゃないと何も始まりません。
スポーツ関連の仕事をするにはコネクションなどが必要になってくるため、すぐに始めることはできませんが、教科書での勉強であれば自分にやる気さえあればいつでも始めることができます。
そんなスポーツ整形外科に興味のある先生のために、スポーツ医学に関するおすすめ教科書をこれから紹介していきます。
というのも、ネットでスポーツ整形外科の教科書って調べてもあまり出てきません。今回、スポーツ整形外科の学会に参加して、いろんな情報を仕入れてきたので、教科書に関してもみなさんと共有できるようにアウトプットしておきます。
今までに何冊かスポーツ整形外科に関する教科書を紹介してきましたが、今回の情報でかなりアップデートしています。ただ、今まで紹介した教科書にもいいものはあるので、そちらに関しては重複になってしまいますが、再度紹介させてください。
今回は、スポーツ傷害の画像診断の教科書について紹介します。
スポーツ整形外科医・スポーツドクターの役割は、アスリートが不幸にも怪我をしてしまったときの早期の発見・診断および治療であることは異論ないでしょう。
スポーツ整形外科の画像診断
では、さっそく教科書を紹介してきます。
前まではあまり紹介できる教科書がなかったのですが、最近非常にいい教科書が出版されているので紹介してきます。
1冊目
まず、紹介するのがこちらの教科書です。
この教科書の最大の特長は、スポーツに関する骨関節や筋肉の外傷・炎症だけではなく、整形外科領域以外の分野にも言及している点です。
病院でスポーツ整形外科医として働いているだけなら、整形外科疾患についての知識だけで十分だと思いますが、帯同ドクターやマッチドクターなどスポーツドクターとして仕事をするうえでは、それ以外の領域の知識も必要になってきます。
この教科書では、医科の領域ではなかなか踏み込みがたい歯科領域や頭頸部外傷、頻度の高い内科疾患、女性アスリートの月経困難症や無月経など婦人科疾患についてもわかりやすく解説してくれています。
スポーツドクターとして仕事をしていくならば、そういった疾患についても、画像を含め、最低限の知識はつけておくべきでしょう。
整形外科領域だけでなく、スポーツドクターとしての必要な疾患をすべて網羅した画像診断の教科書として、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
2冊目
続いて紹介するのがこちらの教科書です。
こちらは、上記の教科書とは違い、スポーツ傷害の画像診断の教科書です。
すなわち、スポーツ整形外科医として外来診療を行ううえで重要なことを重点的に学ぶことが可能です。
スポーツ傷害の診断は、ひとつ間違えれば選手生命にもかかわることもあります。
この教科書では、外来診療で誤りやすいケースを中心に解説してくれており、画像を読むスキルは当然ですが、考える力も磨くことができます。
3冊目
次は、以前から紹介しているこの教科書です。
こちらもスポーツ傷害の画像診断の教科書ですね。
多様なスポーツによる疾患について記載されており、画像の読影のコツとポイントがわかりやすく解説されています。
治療方針の考え方や、復帰を見据えた患者さんへの説明の要点について解説してくれているのも、この教科書のいいところでしょう。僕が研修医のときから使っている教科書ですが、画像と病歴から患者さんの疾患が何かを考える問題も多数記載されていて、問題を解きながら勉強するのが好きな自分にとってはすごく好きな教科書です。
マイナスポイントとしては、記載されている疾患がちょっと少ないことでしょうか。
4冊目
最後に、紹介するのがこちらの教科書です。
最後に、紹介するのがこちらの教科書です。
スポーツ外傷・障害のMRI画像に特化して勉強することができます。
今までにも何度も述べていますが、MRIの出現により、スポーツによる外傷・障害の診断は飛躍的に進歩しました。
この教科書では、MRIの原理や基礎的な事柄に関する説明に始まり、スポーツ外傷・障害の統計と代表的な症例について、豊富な画像や図で解説してくれています。
MRIについてしっかりと勉強したい方は使ってみてはいかがでしょうか。
おわりに
以上、今回はスポーツ整形外科の画像診断のおすすめ教科書をまとめました。
スポーツ医学、ひいてはスポーツ整形外科に関する興味・関心が広がっているからだと思いますが、近年、スポーツ整形外科に関するいい教科書がどんどん出版されてきています。
それは、画像診断についても同様です。自分にあったものを選び、それを読み終えたら次の教科書にステップアップもしくは更なる知識を得にいきましょう。
さて、またスポーツ医学関連の教科書をいくつか紹介しますね。
こども(ジュニア選手)についてのスポーツ整形外科・スポーツ医学の教科書、そして、スポーツ別のおすすめ教科書についてもまた記事を書こうと思います。
本気でスポーツ医学と運動器診療を学びたい人のために!
- どこにいても(都会でも地方でも)
- 誰でも(医師・理学療法士・鍼灸師・柔道整復師・トレーナー・学生などスポーツに関わる全ての人)
- いつでも(24時間)
利用可能なスポーツセミナー動画配信サービス!!
1週間1円トライアル実施中!!