ダイエット食品と健康(成分別の有効性と安全性)|インゲン豆抽出物(ファセオリン)
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
昨日は大学病院の当直。今日は関連病院の当直です。つまり、クリスマス・クリスマスイブずっとお仕事です。せめて、みなさんが救急搬送されてこないことを祈ります。
いつもスポーツに関することに関してまとめていますが、今日はスポーツ関連ではなく、健康に関することをやっていきます。
たまにコーヒーブレイクで、自分の興味のある健康に関するトピックの勉強を織り交ぜていこうかと思います。
ということで、今回はダイエット食品と健康に関してまとめてみます。
Contents
はじめに
国民の健康志向が高まる中、「健康食品」が広く普及しています。
しかし、特別用途食品と保健機能食品(特定保健用食品・栄養機能食品・機能性表示食品)には、限られた範囲で機能などの表示が認められています。
現在、市販されている「健康食品」はこれらの保健機能食品と、それ以外のいわゆる健康食品とを指しています。
さらに、同調査において、「美容」「ダイエット」目的の利用者では、20代・30代女性において、健康食品の購入に際して「ランキング・口コミ」を重視する傾向があると述べています。
ダイエット目的、すなわち、ダイエット効果を標榜した健康食品は、各種広告媒体を使った宣伝・広告が活発に行われています。
一方で、そのような広告・宣伝の中には、ダイエット効果が必ずしも実証されていないにもかかわらず、そうした効果を期待させる表示が数多く見受けられます。
健康食品を使用している方は、その成分まで把握して使っていますか?
その有効性や安全性について考えたことがありますか?
よせやん
今回は、ダイエット効果を標榜した健康食品の実際について考察してみます。
主に、下記の論文を参考にさせて頂いています。
東泉裕子.公衆衛生.2015
含まれている成分
近年、テレビやインターネット、雑誌など、さまざまな媒体でダイエット効果を標榜する健康食品を見かけることと思います。
そこで、インターネッット大手通信販売サイト(楽天市場、価格.com、ケンコーコム)において、ダイエットを目的とした健康食品のうち、売り上げ上位10製品を抽出し、それらの製品に含まれる原材料のうち、使用頻度の高い素材を下に示します。
図:ダイエット効果を標榜する健康食品素材
( 東泉裕子.公衆衛生.2015より引用し作成 )
なお、キトサンおよびサイリウムを含む製品も多かったとのことですが、それらは特定保健用食品の関与成分であり、有効性・安全性に関する一定の科学的根拠が示されていることから、除かれているとのことです。
もし現在、ダイエット目的に健康食品を使用している方がいたら、上記の成分が含まれているかどうか確認してみてください。
よせやん
1.インゲン豆抽出物
今日はちょっと時間がないので、インゲン豆抽出物(俗名:ファセオリン)[Kidney bean extract, Navy bean(phaseolin)に関してだけ述べます。
ドイツのコミッションEモノグラフ(薬用植物評価委員会)では、排泄困難の治療補助としてのインゲン豆のさや(豆を除く)の使用を承認していますが、
ちなみに、インゲン豆は適切に摂取した場合の安全性は示されているので安心してください。
よせやん
おわりに
今日はちょっと時間がないので、後日、その他の成分について、有効性と安全性についてまとめていきます。
興味のある方はお楽しみに。
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