2017/09/01

ダイエット食品と健康(成分別の有効性と安全性)①

 
調味料

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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること!仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい!日々の勉強のため、また、同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思いブログを書いています。➡︎詳しいプロフィールはこちら

よせやん

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スポーツドクターを目指す若手整形外科医です。

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

昨日は大学病院の当直。今日は関連病院の当直です。つまり、クリスマス・クリスマスイブずっとお仕事です。せめて、みなさんが救急搬送されてこないことを祈ります。

いつもスポーツに関することに関してまとめていますが、今日はスポーツ関連ではなく、健康に関することをやっていきます。たまにコーヒーブレイクで、自分の興味のある健康に関するトピックの勉強を織り交ぜていこうかと思います。

ということで、今回はダイエット食品と健康に関してまとめてみます。

はじめに

国民の健康志向が高まる中、「健康食品」が広く普及しています。

消費者委員会が行ったアンケート調査では、約6割の人が「健康食品」を利用していると回答しています。( 内閣府消費者委員会.消費者の健康食品の利用に関する実態調査.2012 )

これだけ広く普及している「健康食品」ですが、法令上の定義はなく、また、医薬品のような効能効果を標榜する表示は法律で認められていません。しかし、特別用途食品と保健機能食品(特定保健用食品・栄養機能食品・機能性表示食品)には、限られた範囲で機能などの表示が認められています。

現在、市販されている「健康食品」はこれらの保健機能食品と、それ以外のいわゆる健康食品とを指しています。

消費者庁のアンケート調査では、医療機関への受診などをすることなく、健康食品で体調不良を改善しようとした経験のある者は約4割、そのうちおよそ3割はダイエットを目的とした健康食品を利用していることが報告されています。( 内閣府消費者委員会.消費者の健康食品の利用に関する実態調査.2012 )

さらに、同調査において、「美容」「ダイエット」目的の利用者では、20代・30代女性において、健康食品の購入に際して「ランキング・口コミ」を重視する傾向があると述べています。

ダイエット目的、すなわち、ダイエット効果を標榜した健康食品は、各種広告媒体を使った宣伝・広告が活発に行われています。一方で、そのような広告・宣伝の中には、ダイエット効果が必ずしも実証されていないにもかかわらず、そうした効果を期待させる表示が数多く見受けられます。

健康食品を使用している方は、その成分まで把握して使っていますか?
その有効性や安全性について考えたことがありますか?

今回は、ダイエット効果を標榜した健康食品について考察してみます。
主に、下記の論文を参考にさせて頂いています。
東泉裕子.公衆衛生.2015 

野菜

含まれている成分

近年、テレビやインターネット、雑誌など、さまざまな媒体でダイエット効果を標榜する健康食品を見かけることと思います。

消費者庁の調査では、健康食品利用者のおよそ半数がインターネット通信販売を利用して製品を購入しているそうです。( 内閣府消費者委員会.消費者の健康食品の利用に関する実態調査.2012 )

そこで、インターネッット大手通信販売サイト(楽天市場、価格.com、ケンコーコム)において、ダイエットを目的とした健康食品のうち、売り上げ上位10製品を抽出し、それらの製品に含まれる原材料のうち、使用頻度の高い素材を下に示します。

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図:ダイエット効果を標榜する健康食品素材
( 東泉裕子.公衆衛生.2015より引用し作成 )

ダイエット効果を標榜した健康食品には、これらの素材が単体または数種類含まれています。

なお、キトサンおよびサイリウムを含む製品も多かったとのことですが、それらは特定保健用食品の関与成分であり、有効性・安全性に関する一定の科学的根拠が示されていることから、除かれているとのことです。

もし現在、ダイエット目的に健康食品を使用している方がいたら、上記の成分が含まれているかどうか確認してみてください。

1.インゲン豆抽出物

今日はちょっと時間がないので、インゲン豆抽出物(俗名:ファセオリン)[Kidney bean extract, Navy bean(phaseolin)に関してだけ述べます。

インゲン豆には「炭水化物の吸収を遅らせる」効果があると言われていおり、フォセオラミンは白インゲン豆由来のα−アミラーゼを抑制する成分の登録商標です。(志村二三夫,篠塚和正.薬事日報社.2006 )

ドイツのコミッションEモノグラフ(薬用植物評価委員会)では、排泄困難の治療補助としてのインゲン豆のさや(豆を除く)の使用を承認していますが、

人間においてその他の有効性を示した信頼できるデータはありません。

安全性に関してですが、2006年にテレビ番組で紹介された方法で調理した、白インゲン豆の摂取者に健康被害が生じたことが、厚生労働省より報告されています。( 厚生労働省引く品安全部監視安全課:白インゲン豆の摂取による健康被害事例について.2006)

インゲン豆は適切に摂取した場合の安全性は示唆されています。

おわりに

今日はちょっと時間がないので、後日、その他の成分について、有効性と安全性についてまとめていきます。
興味のある方はお楽しみに。

 

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