座位時間と健康|健康づくりのために簡単にできる1つのこと!
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
今日は勉強したことをまとめる回にしたいと思います。 この記事のベースは健康スポーツ医学講習会で勉強した内容です。本来は自分のためにもこの項目をどんどん増やしていくべきですね。
というわけで、座っている時間が健康におよぼす影響、そして健康づくりのために簡単にできるたった1つのことを紹介します!
あなたは1日どのくらい座っている時間がありますか?
もしかすると、あなたは自分自身で寿命を縮めてしまっているかもしれません。この記事で座っている時間が健康におよぼす影響について知って下さい。
また、健康のためには運動はした方がいいということはみなさん当たり前のように知っていることと思います。 しかし、わかっていても実際に運動するのってなかなか難しいですよね。なんとなくやる気がおきなかったり、仕事が忙しかったり。
そういった人のために、今日は座位時間が健康に与える影響を踏まえて、健康づくりのために簡単にできるたった1つのことを紹介します!ぜひ実践してみて下さい。
Contents
座位時間と健康の関係
では、さっそく始めていきましょう。
座っている時間は健康に何か関係するのでしょうか。最近の研究で以下のようなことが報告されています。
つまり
たとえ十分に運動していたとしても、座っている時間が長くなれば長くなるほど死亡リスクは高くなる!!
ということです。
自分なんて1日のうちほとんどの時間座っていますから、大変ショッキングだったのは言うまでもありません。
ちなみに
という報告もあります。
こちらに関しては座位もしくは臥位の姿勢をとっているとういう影響だけでなく、テレビを見ながら何かしら食べたりしてしまうことが関与しているのかもしれません。 自分はテレビはサッカーの日本代表戦のときくらいしか見ないのであまり関係ありませんが。
しかし、これはあくまで『十分な運動をしている』という条件下での話です。
当然、運動をしていない人はさらに死亡リスクが高まるわけです。
さらには
ことも報告されています。
私っていつも座っている時間が長いけど、どうしたらいいの…と思いますよね。
解決策は…あります!
対策
下記は36-80歳の男女782名に対して活動量計により座位、立位、歩行などの時間を計測し、血糖、脂質、BMI、腹囲などを比較検討したstudyを紹介します。
- 1日の中で2時間を座位から立位に変えると、空腹時血糖が2%、中性脂肪が11%優位に低下した。
- 1日の中で2時間を座位から歩行などの動作に変えると、BMIが11%低下し、腹囲が7.5cm減少、食後2時間血糖が11%、中性脂肪が14%低下した。
(Eur Heart J 2015. Jul 30)
つまり
1日の中で座っている時間をたった2時間だけ立位から歩行に変えると健康に好影響を与える!!
ということができます。
もちろん、正確に2時間である必要はなく、
出来る限りの範囲で座っている時間を短くし、立位をとる、さらには、できるならば歩行をする。
とういうことを意識すればよいわけです。 運動よりも影響が大きい可能性もあるのかもしれません。
これらのことは、自分の意識次第で実践できますよね。
- エレベーターではなく階段を使う
- 違う階のトイレを使用する
- スタンディングデスクを使用する
- 歯磨きは立ってする
など
自分もいつもエレベーターはよっぽど疲れているとき以外使用しないようにしています。
おわりに
以上、今回は座っている時間が健康に及ぼす影響、そして、健康づくりのために簡単に改善できることを紹介しました。
何事も継続することが大切です。
どんな小さなことでも構いませんのでぜひ続けてみましょう。きっと変化が出てくるはずです。
今後も気になった健康に関する内容があれば記事にしていきます。
本気でスポーツ医学と運動器診療を学びたい人のために!
- どこにいても(都会でも地方でも)
- 誰でも(医師・理学療法士・鍼灸師・柔道整復師・トレーナー・学生などスポーツに関わる全ての人)
- いつでも(24時間)
利用可能なスポーツセミナー動画配信サービス!!
1週間1円トライアル実施中!!