サッカーに特化したスポーツ医学を勉強するためのおすすめ教科書・本・教材
小学生から中学・高校・大学まで長く使える。プロも実践、「練習期」「調整期」「試合期」レシピ200。
どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。
よせやん
最近自分の現状について自問自答の日々を送っていました。
だけど、自分の中で解決したので昨日から少し落ち着きました。
あと、ネットを通じてやってみたいことの準備の方も着々と進めています。
こちらに関してはそのうちアナウンスできるのではないかと思います。
さて、今日はスポーツ医学の教科書の紹介です。
特に、サッカーに特化したスポーツ医学関連の教科書を紹介しようかと思います。
- サッカー医学全般
- コンディショニング
- 体力測定と評価
- アンチ・ドーピング
- 栄養
- 傷害予防
- トレーニング
に関する教科書・本・教材を紹介していきます。
かなーり狭いゾーンの紹介ですが、サッカー専門で診ている方もいるかと思いますので参考になれば幸いです。
よせやん
Contents
サッカー医学全般
とりあえず、1冊だけ買うならこれ!というサッカー医学全般の教科書を最初に紹介します。
これは、日本サッカー協会スポーツ医学委員会が編集している教科書で、現場で日々選手と向き合う監督・コーチの方々に対して有用なスポーツ医学の教本となるべく出版されています。
2019年2月に第2版が出版され、内容も熱中症への対応や現場での救命処置など、時代の変化、現場のニーズを反映した改訂が行われています。
最近のサッカー医学の進歩には目覚ましいものがありますが、その最先端の知識がこの教科書にはまとめられています。
外傷・障害については危篤なものや頻度の多い疾患を中心にまとめてあり、さらに内科的疾患やコンディショニング、心理面のサポートに関してもまとめてあります。
この本のいいところは、疾患に関することだけでなく、サッカーに関わる多岐にわたる内容が書かれていることだと思います。
具体的には、以下のような内容が勉強できます。
- サッカーのバイオメカニクス
- サッカーの運動生理学
- コンディショニング
- メディカルチェック
- 現場での処置、怪我からの復帰
- テーピング、インソールの知識
- 女子サッカー選手の健康
- 特殊環境対策(暑熱・高地・時差・衛生環境)
- 歯科
- 栄養
- 心理
- ドーピング
- FIFA 11+
というわけで、こちらがサッカー関係者にオススメしたい教科書No.1です。
スポーツ医療者だけでなく、サッカーに関わる全ての方にぜひとも読んで頂きたい教科書ですね。
よせやん
コンディショニング
次に、サッカーにおけるコンディショニングの教科書です。
少し古い本にはなりますが、W杯やJリーグの戦力強化で蓄積したコンディションづくりの情報を提供し、現場の経験と実践に裏打ちされた理論とノウハウがまとまっています。
コンディションと言われてどういうことが書かれているのか連想できないかもしれないので、目次だけ紹介しておきます。
- コンディションの考え方
- 大会とコンディショニング
- 長期リーグに向けたコンディショニング
- ウォーミングアップの理論と実際
- クーリングダウンの理論と実際
- トレーニング計画立案の基礎
- サッカー選手の身体組成とウエイトコントロール
- 疲労の考え方とその対策
- サッカーの環境対策
- 栄養摂取のノウハウ
大事な試合に向けて選手の心技体をどうピークに持っていくかはコンディションづくりにかかっています。
選手はもちろんのこと、指導者、チームトレーナー、チームドクターもこういった内容まで知っておくと幅が広がると思います。
よせやん
体力測定と評価
続いて、サッカー選手の体力測定と評価についての教科書です。
少しずつスポーツ医学から離れてきましたかね(笑)。
まあ、ここら辺まではぎりぎりスポーツ医学に含めてもよしとしましょう。
こちらの教科書では、サッカーに関わる6つの体力要素の測定法を紹介し、その測定結果をどのように評価し、どのように活用していくかを解説してくれています。
紹介されている体力テストはすべて、これまで世界中の科学者によって行われた豊富な実践的研究によってその有用性が示されたものばかりです。
こちらも目次を紹介しておきます。
- 体力テストの前提条件
- テストの概要
- 間欠持久力の測定
- 間欠的高強度運動能力の測定
- 最大心拍数を知る
- 最大下テストによる持久力の測定
- スピードのテスト
- アジリティーのテスト
- 爆発的筋力とパワーのテスト
- バランスのテスト
- フットサル
- 体力テストの計画
こちらはメディカルチェックよりもフィジカルチェックのためのものであり、指導者やフィジカルコーチ向けかもしれませんが、興味のある方はぜひ。
よせやん
サッカーのアンチ・ドーピング
ここからは教科書ではありませんが、サッカー医学を学ぶ上で外せないものを学ぶための教材も含めて紹介して行きます。
最初にサッカーにおけるアンチ・ドーピングについて。
とりあえず、大雑把に勉強するための教材として、JFAが発行しているサッカー選手のためのアンチ・ドーピングハンドブックというものがあります。
自由にダウンロードできますので、下からダウンロードしてみてください。
実際に、ドーピングを心配せずに使える薬を知りたい場合は下の記事を参考にしてください。
また、アンチ・ドーピングの一般的な教科書としてはこちらがおすすめです。
2018年11月に発刊された比較的新しい本です。
ドーピングとは何か?
具体的に、何をやってはいけないのか?
いまやアンチ・ドーピングへの正しい理解はアスリートには必須になっています。
それをサポートする医療者も当然知っておかなくてはいけません。
よせやん
サッカー栄養学
次に、サッカー栄養学についての教材です。
こちらもJFAのページからダウンロードできる教材がありますので紹介します。
また、本で勉強したい方にはこちらがおすすめです。
小学生から中学・高校・大学まで長く使えるサッカー選手と栄養についての内容がまとまっています。
プロも実践している「練習期」「調整期」「試合期」のレシピが200も紹介されています。
色んな料理のレシピが載っていて、見ているだけでも楽しいでしょう。
よせやん
もう一冊紹介します。
グランパスの栄養アドバイザーをしている栄養士の先生の本です。
その関係でだと思いますが、グランパス出身の日本代表DF吉田麻也選手推薦の書となっています。
身体づくりはもちろんのこと、子どもの体質改善やココロを育むための食事レシピが満載で、FW・MF・DF・GKのポジション別レシピも掲載されています。
よせやん
サッカーのスポーツ傷害予防
最後に、サッカーのスポーツ傷害予防に関してです。
こちらは言わずもがなですが、まずFIFA11+を知っておかなくてはいけません。
また、サッカー選手のトレーニングについての教科書もここで合わせて紹介します。
完全にスポーツ医学から離れてきましたね(笑)。
ただ、傷害予防として体を作るためのトレーニングは非常に重要です。
「ボディバランス」×「ぶれないカラダの強い軸」の強化でケガをしないカラダ、ハイパフォーマンスを発揮できるカラダに変わる。
というのをコンセプトに書かれた世界で戦うサッカー選手が実際に行っているサッカーのトレーニング本の決定版です。
本を書いているのは、世の中に「体幹トレーニング」を広め、長友選手や久保選手、安部選手などにもトレーニング指導を行っている木場克己さんです。
木場さんのKOBA式トレーニングのほか、食事、ケガ予防の知識、スパイクの選び方までサッカー選手に必要な情報が凝集されており、サッカー好きには非常に興味深い内容になっています。
よせやん
おわりに
以上、今回はサッカーに特化したスポーツ医学の教科書を紹介しました。
気づいたら、サッカー医学ではなく、トレーニングや戦術の本を見ていたので、途中で慌てて軌道修正しました(笑)。
このブログを見ている方はサッカーに関わっている方も多いと思いますので、参考にして頂けたら幸いです。
よせやん
野球に特化したスポーツ医学の教科書も紹介していますので、よかったら覗いてみてくださいね。
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