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長母趾伸筋(extensor hallucis longus)の解剖学的知識まとめ|作用から起始・停止・支配神経まで全て解説!

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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

2018年W杯が開幕してから連日寝不足となっております。それでも見てしまうのが辛いところ。でも、4年に1回の祭典ですからね。仕方ないと思って頑張ります。

そんな中で、今日はいよいよ2018年W杯の日本の初戦ですね!!!

日本VSコロンビアは21時キックオフです。みんなでしっかり応援しましょう。

さて、今日は意外に人気の解剖学シリーズです。

今回も前回の続きで下腿前面の伸筋群についてまとめていきます。

この記事では、下腿前面および外側の伸筋群、腓骨筋群の1つである長母趾伸筋ちょうぼししんきんについてまとめます。

解剖学はしっかりと勉強してみると非常におもしろいですし、解剖を理解するとより臨床の理解が深まりますので、ぜひ勉強してみてください。

よせやん

はじめに

運動器診療を行うにあたり、解剖学は切っても切り離すことができません。 

解剖学の知識があって損することは絶対にないでしょう。

医学生時代には、解剖学の講義もあったし、解剖学実習もありました。しかし、非常に残念なことながら、医学部2年生のときにやってその内容についてはほぼ頭に残っていないといっても過言ではありません。

解剖学の必要性を感じるようになったのは医者になってからです。特に整形外科医として患者さんを診察・手術するうえで、解剖学の知識があることは大前提なくてはなりません。解剖がわかってないと診察の幅も狭まってしまうし、手術なんて怖くてできません。

僕自身の復習と勉強を兼ねて、1から解剖を勉強し直すつもりです。それをみなさんにも還元できるように記事にしていきたいと思います。

医師のみならず、人体を相手にする仕事をしている方、スポーツ医学についてしっかりと勉強したい方は記事を参考にして解剖について勉強してみて下さい。

覚えておくべき基本事項

というわけで、今回は下腿前面および外側の伸筋群、腓骨筋群の1つである長母趾伸筋についてのまとめです。

今回も、まずは覚えておかなくてはいけない基本的事項から最初に整理します。

長母趾伸筋の基本的事項
英語:extensor hallucis longus

起始:脛骨内側面の中央1/3、下腿骨間膜

停止:母趾の趾背腱膜および末節骨

作用:

  1. 距腿関節(上跳躍関節):背屈
  2. 距骨下関節+距踵舟関節(下跳躍関節):足の肢位に応じて外反(回内)あるいは内反(回外)の補助
  3. 母趾の中足趾節(MTP)関節、指節間(PIP)関節:伸展

神経支配:深腓骨神経(L5)

ここに書いた筋の英語名、起始と停止、作用、神経支配はどの筋についても覚えておくべきことです。

長母趾伸筋

長母趾伸筋は、英語では「extensor hallucis longus」と書き、「イクスンサ リュスィーズ ンガス」と読みます。

longus「長い」brevis「短い」Extensor「伸筋」flexor「屈筋」は解剖学用語としてよく出てくるので覚えておきましょう

hullucisは、hallux「(人間の)足の親指」が語源です。

長母趾伸筋は脛骨内側面の中央1/3、下腿骨間膜から起こり、腱となって上伸筋支帯の直下で浅層を走って母趾の趾背腱膜および末節骨へ至り、一部は足背筋膜を持たない母趾基節骨にも付きます。

長母趾伸筋は腓骨内側面と骨間膜の起始部では隣り合う2つの筋によって完全に覆われています。長母趾伸筋の腱鞘は内果のレベルでようやく始まりますが、ずっと遠位へと伸び、第1中足骨底あるいは頭まで至ります。

長母趾伸筋は、母趾の伸展、足関節の背屈、足の肢位に応じて外反(回内)あるいは内反(回外)の補助を行います。

では、下の下腿骨の解剖図を見て、まず長母趾伸筋の起始部である脛骨内側面の中央1/3、下腿骨間膜、そして長母趾伸筋の走行を確認しましょう。


図:長母趾伸筋の解剖図 起始部
船戸和弥のホームページ(相互リンク)より引用

そして、次に停止部となる母趾の趾背腱膜および末節骨の位置を確認しましょう。

図:長母趾伸筋の解剖図 停止部
船戸和弥のホームページ(相互リンク)より引用

そして、最後に大切なのが神経支配ですね。

長母趾伸筋の支配神経は深腓骨神経(L5)です。

深腓骨神経が支配している筋は、主に下腿前面と外側の筋(伸筋群と腓骨筋群)と覚えましょう。 

具体的には、前脛骨筋長趾伸筋、長母趾伸筋、長腓骨筋、短腓骨筋、第3腓骨筋です。

腓骨神経麻痺になると、前脛骨筋が作用しない、もしくは筋力が低下するため、足関節の背屈が不能になります。

解剖学のおすすめ教科書

最後に、運動器診療を行う方が解剖学を勉強するためのおすすめ教科書を紹介します。

プロメテウスでは、解剖学のかなりコアなところまで勉強することができます。また、表紙にもありますが、本当に綺麗なイラストが特徴です。

医師として解剖学アトラスを購入するのであれば、プロメテウスが1番おすすめです。 

僕もこれは整形外科医になってから購入しました。看護師、理学療法士、作業療法士などのコメディカルの先生方を含め、この本を購入して後悔している人には出会ったことがありません。

その他の解剖学の教科書についてはこちらの記事を参照してください。

おわりに

以上、今回は下腿前面および外側の伸筋群、腓骨筋群の1つである長母趾伸筋について勉強しました。

解剖学もしっかりと勉強してみると何事もおもしろいですよね。

今後も筋肉や骨、神経について1つずつまとめていく予定です。

自分と一緒に1つずつ勉強していきましょう。

よせやん

しばらくは下腿前面および外側の伸筋群、腓骨筋群についてまとめていく予定です。

 

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