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足の外科cadaver training体験記2日目

 
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サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること! 仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい! 自分の日々の勉強のため、また同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思い、スポーツ医学、整形外科、資産形成などについてブログを書いています。
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どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

帰国してからブログをおサボりムードが残ってしまっていましたが、今日からまたブログを書いていきます。

というわけで、足の外科の手術手技を学ぶcadaver training2日目の体験記です。

Contents

2日目(cadaver training1日目)

2日目の朝は早く7時台に集合でした。

とはいえ、飛行機でいっぱい寝た&前日早く寝てしまったのもあって起きたのは4時くらい。久しぶりにスポーツ医学の教科書を読んで勉強をしつつ、ブログを書いてから、シャワーを浴びて時間通りに出発しました。

海外の街を歩いているだけでも異世界に来た感じがして新鮮な気持ちになります。

目的の大学に到着し、受付を済ませます。今回は参加者は非常に多くてビックリしました。

というわけで、cadaver trainingが開始しました。

cadaver training1日目

cadaver training1日目の内容は予定では以下のようなスケジュールでした。

だけど、今回のcadaverは業者さんが仲介していなかったこともあるのでしょうが、大幅なスケジュール変更や器械の不足などいろんなイレギュラーがありました。笑

結局、上のスケジュールはほぼ関係なくて、実際に1日目にやったことは以下になります。

cadaver training(1日目)
  1. 前足部内視鏡&外側靭帯再建のポータルの作り方
  2. 後足部内視鏡&距骨下関節固定
  3. 症例検討
  4. 踵骨骨切り&Evans法
  5. 外反母趾のchevron法

前足部内視鏡&外側靭帯再建のポータルの作り方

①では、本当は外側靭帯再建のBrostrom法をやる予定でしたが、まさかのアンカーという器械が届いていないということで再建はせずにポータル作成だけすることになりました。

だけど、足関節鏡は初めてという先生ももちろん参加されていたし、結果的にはこれで十分だったのかなと思います。

外側靭帯再建を行うときは、内側ポータルを前脛骨筋のすぐ内側に作るのではなくて、前脛骨筋のすぐ外側に作った方がかなり外果周囲が見やすくなるということは非常に勉強になりました。

後足部内視鏡

後足部内視鏡は足関節鏡について、もっとも勉強になった内容だったかもしれません。今までは骨折の患者さんや抜釘の患者さんに関節鏡を併施することが多かったですが、今度から治療として足関節鏡を行うなら三角骨障害に対する後足部内視鏡かなと思いました。

後足部内視鏡はアキレス腱の内外側から挿入するわけですが、外側は外果先端から水平に引いたラインが創の遠位端になるように、そして、内側は内果先端から水平に引いたラインが創の中央に来るようにポータルを作成します。

外側から内視鏡を挿入しますが、まずは鈍棒で三角骨や距腿関節、距踵関節をしっかり触って方向を確認します。そして、内側からシェーバーを入れるわけですが、まずは内視鏡に当ててから先端の方に滑らせて視野にシェーバーを確認します。

次に、長母指屈筋(FHL)を確認しにいきますが、シェーバーを使うときは必ずFHL側に背を向けて手前に刃が来るようにして、FHLを損傷しないように気をつけることがポイントです。

症例検討

症例検討は、指導医の先生方からのいくつかのケースプレゼンテーションがありましたが、1日目のものは参考になるものが多かったです。

ピロン骨折の治療法やアプローチの方法、距骨骨折の治療方法など非常に勉強になるものが多かったです。

踵骨骨切り&Evans法

踵骨骨切りとEvans法はまだ実臨床で見たこともないし、自分で執刀することもまだまだなさそうですが、実際にやってみると矯正のイメージはすごい掴むことができました。

外反母趾のchevron法

外反母趾の手術は今までにたくさん見て来ましたが、1から執刀したことはありません。

自分が今まで見てきたのは水平骨切りやミッチェル法が多く、chevron法は見たことがありませんでした。手術するのは大体severeな変形の患者さんが多いということもあるかと思いますが。

でも、骨切りの仕方が違っても、展開は遠位骨切りであればどの方法でもほぼ同じだと思うので、展開の仕方は実際にやってみることで非常に勉強になりました。

そんなにsevereな症例でなければ外反母趾の手術は自分でやってみてもいいなと思いました。

懇親会

cadaver trainingを終えたあとは、郷土料理を食べながらの懇親会でした。ここでも新たな繋がりも作ることができました。

こうやって今後も足の外科の治療や勉強会・学会への参加を続けていき、この先生は足の外科をやっている先生だと他の先生からも思ってもらえるようになりたいですね。

おわりに

以上、今回は足の外科のcadaver training2日目の体験記でした。

このようにcadaver training1日目は朝早くから夕方までかなりタイトなスケジュールでしたが勉強になることも多かったです。

cadaver training2日目の体験記はまた明日アップします。

 

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