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      2017/09/01

肉離れの特徴と疫学|年齢や部位、スポーツ種目毎のに特徴を知ろう!

 

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この記事を書いている人 - WRITER -

サッカーを愛する若手整形外科医です。 夢はサッカー日本代表チームドクターになること!仕事でも趣味でもスポーツに関わって生きていきたい!日々の勉強のため、また、同じ夢を志す方やスポーツを愛する方の参考になればと思いブログを書いています。➡︎詳しいプロフィールはこちら

よせやん

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スポーツドクターを目指す若手整形外科医です。

どうも、こんにちは。
若手整形外科医のよせやんです。

中部日本整形外科災害外科学会・学術集会のため浜松に行っていましたが、金曜日の夜に先輩にお誘い頂き、ちょっと飲みに行きました。まさかあんなに飲むことになるとは思っておらず、気付いたら死んでました。翌日も1日中ずっと気持ち悪くて何もできませんでした。お酒は飲んでも飲まれるな!ですね。

今度スポーツの勉強会で講演することになったので、今日は朝から病院でスライドを作り、昼からは社会人フットサルチームの練習試合に行ってきました。40分・40分・30分の3セット試合をしたため、もう脚はすでパンパンになってます。でも、勉強もフットサルもこの調子で頑張っていきたいと思います。

さて、今日から以前まとめた肉離れについて少しずつ情報を追加していきます。

今回は肉離れの特徴についてもう少し詳しくみていきましょう。

肉離れの発生しやすい年齢や部位、スポーツ種目別の発生頻度や好発部位などについて知っておきましょう。

はじめに

以前、肉離れについては簡単にまとめました。

肉離れはスポーツ現場で遭遇することの多い疾患であるからだと思いますが、GoogleやYahoo!の検索から当サイトを訪問して下さる方はかなり多いです。

以前まとめた記事は、ブログを始めて最初の頃にまとめた記事であり、また、細かいことまではお話ししていなかったので、これから肉離れについてもっと突っ込んだ話をしていきたいと思います。

肉離れの特徴

肉離れには以下の3つの特徴があるのでしたね。

肉離れの特徴

①損傷筋には形態的特徴がある(多くは羽状筋の形態を持つ)。

②受傷機転は遠心性収縮で起こる。

③損傷部位は筋腱移行部(または筋と腱膜の移行部)である。

羽状筋や遠心性収縮に関しては以前の記事で説明していますので、忘れてしまった方はそちらで確認しておいてください。

肉離れの疫学

では、肉離れの疫学についてまとめた面白い論文を見つけたので、その内容を紹介します。
対象は1239例(男性894例、女性345例)で、男性は平均年齢23.7±9.9歳、女性は平均年齢21.2±9.3歳です。

では早速、スポーツ種目別症例数、損傷部位、年齢と損傷部位、スポーツ種目別の損傷部位についてみていきましょう。

スポーツ種目別症例数

種目ごとの肉離れの全体の症例数を多い順に並べてみます。

肉離れの多いスポーツ種目

陸上競技:207例(16.7%)
サッカー:163例(13.1%)
野球:104 例(8.4%)
アメリカンフットボール:91例(7.3%)

ちなみに、性別で分けてみてみると、

男性

①サッカー:157例
②陸上競技:140例
③アメリカンフットボール:90例
④ラグビー:81例

女性

①陸上競技:67例
②バスケットボール:37例
③ダンス:20例
④テニス:16例

となります。

もちろん、競技人口の影響はありますが、ある程度の傾向はわかるでしょう。

損傷部位

続いて、損傷部位はどこが多いのか確認しましょう。

下肢筋の損傷は1189例で全症例の96%を占めます。

肉離れの多い下肢筋

  • ハムストリング 512例
  • 大腿四頭筋 267例
  • 下腿三頭筋 283例
  • 内転筋 105例
  • その他の筋(殿筋・前脛骨筋・腓骨筋)22例

となっており、ハムストリング大腿四頭筋下腿三頭筋内転筋の4部位で下肢筋全体の98.7%を占めることになります。

年齢と損傷部位の関係

続いて年齢別にみてみます。

10代644例、20代393例と若年層の症例が極めて多く、10代と20代で全体の84%を占めています。

若年層の損傷部位としては、ハムストリングが最多であり、大腿四頭筋,下腿三頭筋がこれに続きます。

これに対して、30代、40代と年齢層が高くなるにつれてハムストリング、大腿四頭筋の割合が減り、下腿三頭筋の割合が増える傾向があります。

( 武田寧,内山英司.MB Orthop. 2010 )

スポーツ種目別の好発部位

最後にスポーツ種目別の好発部位をみてみましょう。
肉離れにはスポーツ種目特性があり、当然ながら使用することの多い筋肉ほど損傷する可能性が高くなります。

スポーツ種目別の肉離れ好発部位

体操・バレー:腹直筋
サッカー:大腿直筋
短距離・跳躍競技:ハムストリング
ホッケー:内転筋
テニス・バトミントン:腓腹筋
柔道・レスリング:ハムストリング(介達外力による)

( 奥脇透.肉離れに関する最新の方針. 2008 )

スポーツごとの特性が出ていて面白いですね。

また、先ほども述べたように肉離れの損傷部位は年齢にも影響を受けることが関係していると思われますが、ゴルフやジョギングなど中高年の趣味として人気のある種目では下腿三頭筋の損傷が多いことが報告されています。

おわりに

今日は肉離れの特徴と疫学について詳しくまとめてみました。
詳しく勉強するととても興味深くておもしろいですよね。

今後はMRIの画像診断、重症度分類(以前まとめていないもの)、スポーツ復帰などに関して、もう少し肉離れについて掘り下げていこうと思います。

 

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スポーツドクターを目指す若手整形外科医です。

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